1. ズワイガニはカニ、タラバガニは○○、答えは?
実のところ、タラバガニというのはヤドカリの仲間。タラバガニと人気を二分するズワイガニが「エビ目【カニ下目】ケセンガニ科」、毛ガニも「エビ目【カニ下目】クリガニ科」なのに対し、タラバガニは「エビ目【ヤドカリ下目】タラバガニ科」。生物学的には正真正銘、ヤドカリの一種なのだ。
2. 特徴は脚の数。移動できる方向にも違いがある
決定的な違いは脚の数で、カニの脚は左右に4本ずつとハサミ2本で計10本。対してヤドカリ目であるタラバガニの脚は左右に3本ずつ、ハサミ2本と合わせて計8本しかないように見える。実は一番下に小さな4対目の脚があって甲羅に隠れているのだが、それこそがヤドカリの特徴。また、通常横方向に移動するカニに対し、タラバガニはヤドカリと同じく縦方向にも移動できるのだという。
結論
生物学的にヤドカリだろうが何だろうが、タラバガニの美味しさに変わりはない。ちなみに近年カニ好きの間で注目を集めている「花咲ガニ」を始め、「イバラガニ」や「アブラガニ」等もヤドカリの仲間。どれも通販等で手に入る美味しいカニなので、今度の鍋パーティは、題して「生物学的にはヤドカリ鍋」を楽しんでみては?
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