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タラバガニの正体、実はカニじゃないって本当?

タラバガニの正体、実はカニじゃないって本当?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月18日

冬の贅沢食材といえば、なんといってもカニ!中でもタラバガニは英語で「Red King Crab」、カニの王様だ。蒸したて、焼きたての極太脚にかぶりつけば、ジューシーでほんのり甘いカニの味が口いっぱいに広がって食べ応え満点。しかしこのタラバガニ、カニの名は付いていても厳密にはカニではないのだ。

  

1. ズワイガニはカニ、タラバガニは○○、答えは?

実のところ、タラバガニというのはヤドカリの仲間。タラバガニと人気を二分するズワイガニが「エビ目【カニ下目】ケセンガニ科」、毛ガニも「エビ目【カニ下目】クリガニ科」なのに対し、タラバガニは「エビ目【ヤドカリ下目】タラバガニ科」。生物学的には正真正銘、ヤドカリの一種なのだ。

2. 特徴は脚の数。移動できる方向にも違いがある

決定的な違いは脚の数で、カニの脚は左右に4本ずつとハサミ2本で計10本。対してヤドカリ目であるタラバガニの脚は左右に3本ずつ、ハサミ2本と合わせて計8本しかないように見える。実は一番下に小さな4対目の脚があって甲羅に隠れているのだが、それこそがヤドカリの特徴。また、通常横方向に移動するカニに対し、タラバガニはヤドカリと同じく縦方向にも移動できるのだという。

結論

生物学的にヤドカリだろうが何だろうが、タラバガニの美味しさに変わりはない。ちなみに近年カニ好きの間で注目を集めている「花咲ガニ」を始め、「イバラガニ」や「アブラガニ」等もヤドカリの仲間。どれも通販等で手に入る美味しいカニなので、今度の鍋パーティは、題して「生物学的にはヤドカリ鍋」を楽しんでみては?
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  • 更新日:

    2020年2月18日

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