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人参の皮むきは不要?皮に含まれる栄養素とまるごと使える理由を解説

人参の皮むきは不要?皮に含まれる栄養素とまるごと使える理由を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月21日

人参はどの家庭でも毎日使うであろう、色々な料理に登場する食材だ。もちろん、スーパーで買って帰り、洗って皮を剥いて、切って…という工程で調理をするが多いだろうと思う。本記事では、ほぼ毎日使われているにも関わらず意外と知られていない人参の皮に関する知識と、調理法についてお伝えしたい。

  

1. 人参の皮は皮じゃない!?

人参の皮だと思われている部分は、実は皮ではなく実の表面であることはご存じだっただろうか?人参の皮は、収穫したての土つきのものを見ても、皮が本当についているのかよくわからないほど薄い膜のようなもの。そのため出荷前に機械で洗浄する際、皮も剥がれ落ちてしまう。つまり、店頭に並んでいるものは既に皮がない状態のものということになる。今まで皮だと思って剥いていたという方は、まるごと調理にも挑戦してみてほしい。

2. 皮にも栄養が含まれている

他の記事でもご紹介したが、野菜の皮や種にはさまざまな栄養が含まれている。たとえば、人参に豊富に含まれているカロテンは体内でビタミンAとして働く物質で、皮膚や粘膜を正常に保つ力があり、視力維持などにも効果があるといわれる。このカロテンは人参の場合、皮と皮の周囲の実、つまり表面の方により多く含まれている。栄養をより効果的に摂取するために、皮を剥かずに使うことはメリットがあるのだ。ただし、食感が悪いことや、調味液がしみ込みづらくなる等、皮を残すことで味が落ちてしまうというデメリットもあるので、上手に調理をしていく必要がある。

3. カロテンの吸収率向上にも!炒め物には皮ごと使おう

人参の皮の周囲を残して調理することでカロテンがより効果的に摂取できることに加えて、油で調理するとカロテンの吸収率が高くなると言われている。きんぴらなどの炒め物に人参を使う場合は、是非剥かずにそのまま使いたい。しかし、皮ではないとはいえ出荷時の人参の表面は乾燥していて固く凹凸もあるため、じっくりと煮る料理では味のしみ込みが悪くなってしまうことがある。煮物などの場合は薄く剥いた方が良いだろう。

結論

皮を剥かずに調理することには栄養の効果的な摂取などのメリットがあるが、食感を良くするほか、味のしみ込みを良くするために皮を剥くことも大切だ。また、農薬など、食の安全が気になって皮を剥くという意見もあるだろう。野菜の特性を知って効果的な調理方法を頭に入れておくことで、美味しさや嬉しい効果を上手に引き出すようにしていきたい。
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  • 更新日:

    2020年2月21日

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