1. 玉ねぎの芽は食べられる?
玉ねぎの芽は毒性がないため、他のネギと同じように食べることが可能だ。ネギ特有の風味や食感を楽しめるので、薬味などとして料理に使うのがおすすめ。ただし、芽が成長してしまうと食感が悪くなったり、辛味が強くなったりして美味しさが失われてしまう。20cm程度を目安に食べるようにしよう。なお、芽が伸びすぎると玉ねぎそのものの味や食感も悪くなってしまうので注意しよう。
2. 玉ねぎの芽の取り方と切り方
玉ねぎの芽が伸びてきたら、芽を取り除くほうがよい。玉ねぎの芽の取り除き方は簡単なので、以下の手順で芽と本体を切り離すようにしよう。また、玉ねぎの芽の調理方法も確認しておこう。
玉ねぎの芽の取り方・手順
- 玉ねぎの先端を切り落とし皮を剥く
- 玉ねぎを半分に切り、中央(芯)を取り除く
※芯が茶色く傷んでいる場合には破棄する
玉ねぎの芽の切り方・調理方法
- 切り落とした玉ねぎの芽を丁寧に洗う
- 水分を拭き取ってから小口切りにする
3. 玉ねぎの芽を防ぐ方法
玉ねぎは長期保存が可能な野菜であり、正しく保存すれば1~2か月程度は芽を出さずに美味しさをキープすることが可能だ。玉ねぎの保存の基本は、直射日光を避けて風通しのいい涼しい場所で保管するというもの。市販の玉ねぎネットなどを使い、吊るして保存するなどもおすすめだ。玉ねぎの保存方法については、以下の記事で詳しく解説しているので合わせて確認してみよう。
4. 芽が出た玉ねぎは育てることも可能
玉ねぎの芽が出てしまったら、それを水耕栽培(水栽培)で育てるというのもおすすめだ。水耕栽培を行う場合は、玉ねぎの根っこ部分だけが水につかるようにする。その後は少なくとも1週間に1度は水の交換を行い、芽を20cm程度まで成長させる。そして成長した玉ねぎの芽を、上部15cm程度を切って食べるようにしよう。1~2回程度は繰り返し、玉ねぎの芽を収穫することが可能である。
5. 玉ねぎの芽が出たときの注意点
玉ねぎの芽が出てある程度伸びていると、玉ねぎの本体が茶色く変色し傷んでいる可能性が高い。また、傷んでいなくても風味が悪くなったり、栄養が少なくなったりするといわれている。そのため、玉ねぎの本体を食べたい場合は、玉ねぎの芽が出てきたら早めに調理するとよい。早めに食べれば芽が伸びている状態でも、美味しく食べることが可能である。
結論
玉ねぎの芽には毒性がないため、長ネギや小ネギと同じように食べることが可能である。しかし、玉ねぎの芽が伸びている状態だと、玉ねぎ本体の美味しさは失われている可能性が高い。玉ねぎの芽を食べたいなら水耕栽培(水栽培)などで育ててもいいが、そうでない場合はできる限り玉ねぎが新鮮なうちに美味しく食べるようにしよう。
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