1. 米粉の基本的な作り方

まずは米粉の基本的な作り方を確認しておこう。自家製米粉は、基本的にお米と水さえあれば作ることが可能だ。また、お米から米粉を作る方法は以下のように比較的簡単となっている。
- お米1合を研いで2時間程度水に浸しておく
- キッチンペーパーを広げたトレイでお米を乾かす
- お米が十分に乾いたらミキサーに入れて攪拌する
- 撹拌したお米をふるい器にかければ米粉の完成だ
なお、米粉の保存期間は冷蔵保存の場合、2~3日程度といわれている。また、米粉を冷凍保存すれば1か月程度の長期保存が可能だが、湿気で傷んでしまう可能性もあるので注意が必要だ。一度に米粉を作りすぎると使い切れない場合もあるので、できればその都度作るようにしたほうがよいだろう。
2. キレイな米粉を作る4つのポイント

米粉の作り方は簡単だが、ベチャベチャしたり、粉が粗かったりするなど意外に失敗してしまうことも多いようだ。そこでキレイな米粉を作るためのポイントを確認しておこう。
ポイント1.丁寧に洗い十分水に浸す
自家製米粉を作る際には、お米を丁寧に洗ってから十分水に浸しておくのが重要だ。市販のお米は若干ではあるが「えぐみ」があるため、丁寧に洗ってえぐみを抜き取る必要がある。また、洗ってから2時間程度水に浸しておくことで、米が水分を含んで色味がキレイな白色へと変化する。手を抜いてしまいがちな工程ではあるが、キレイな米粉を作るためには重要なので丁寧に行うようにしよう。
ポイント2.浸したお米は十分乾燥させる
自家製米粉がベチャベチャしてしまう主な原因は、お米の乾燥不足によるものだ。そのため、洗ったお米はキッチンペーパーに広げてしっかりと乾かす必要がある。また、完全に乾かしたい場合には自然乾燥をしてから、電子レンジやオーブンを使うのもおすすめだ。電子レンジの場合は500Wで1~2分ほど、オーブンの場合は200℃で10~15分ほど加熱すればカラカラに乾燥させることが可能だ。
ポイント3.数回に分けながら攪拌する
乾かしたお米をミキサーやミルで砕くときには、数回に分けて行うのがコツだ。一度にたくさんのお米を入れると、ミキサーやミルの刃が回りにくくなり、粒が粗くなってしまうことが多い。また、ミキサーやミルを持っていない場合は、すり鉢とすりこぎを使うという方法もある。すり鉢を使うときにも少量のお米をするようにして、キメの細かい米粉を作るようにしよう。
ポイント4.ふるい器にかけて均一にする
お米をミキサーやミルなどで砕いても、粒の大きさが不均一になってしまうことが多い。そのため、一度すったらふるい器にかけて、粒が大きいものは再度すりなおすようにしよう。このふるい器にかける作業とミキサーで攪拌する作業を繰り返すことで、粒がそろっているキレイな米粉を作ることが可能だ。ふるい器にお米が残らなくなるまで、何回もこの作業を繰り返すようにしよう。
3. 自家製米粉の使い道とパンの作り方!

自家製米粉は小麦粉の代用品として、パン・ケーキ・麺・お好み焼き・天ぷら・お団子・お菓子などさまざまな料理に使うことが可能だ。小麦粉と異なりグルテンが入っていないため、小麦粉アレルギーがある場合でも食べられる。ここではそんな米粉の使い道の一つであるパンの作り方を紹介する。
卵不使用のお手軽米粉パンの作り方
米粉パンに使う材料は、米粉・塩・砂糖・ベーキングパウダー・牛乳・ヨーグルトとなっている。これらの食材を用意したら、以下のような手順で「卵不使用のお手軽米粉パン」を作ってみよう。
- ボウルにすべての食材を入れる
- 一つにまとまるように生地を捏ねる
- よく捏ねたら手のひらサイズに分けておく
- 中火で加熱したフライパンに油を引いておく
- 丸めた生地をフライパンに乗せてフタをする
- 両面を5分ずつ焼いたら、米粉パンの完成だ
結論
最近はスーパーなどでも米粉を見かける機会が増えているが、ほんの少しだけ試してみたいという人もいるだろう。そういった場合にも、自家製米粉はおすすめとなっている。作り方は比較的簡単で、小麦粉代わりにさまざまな料理に使えるため、興味があるなら自家製米粉に挑戦してみよう。
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