1. さくらごはんとは?

さくらごはん(さくらめし)とは、主に静岡県の遠州地方(浜松市など)でよく食べられている料理で、醤油風味の炊き込みご飯のことである。味付けはシンプルに醤油や料理酒などで行い、ほんのりと桜色に染まっているのが特徴。また、遠州地方では縁起物として食べられているほか、学校給食の献立にも採用されているという。一般的には、静岡県のソウルフードの一つとして紹介されている。
2. さくらごはんの基本的な作り方

さくらごはんは前述のとおり「醤油風味の炊き込みご飯」であり、調味料以外に必要な食材はないため簡単に作ることが可能だ。白米・醤油・酒などを用意したら以下の手順で作ってみよう。
さくらごはんの作り方・手順
- 米を丁寧に研ぎ、ザルにあげておく
- 炊飯器に米を入れて、醤油・酒を入れる
- 米を炊くのに必要な量の水を入れる
※木べらで軽く混ぜておくとよい - 通常通り炊いたらさくらごはんの完成
3. さくらごはんを美味しく作るポイント

さくらごはんの基本的な作り方は前述のとおりだが、以下に紹介しているポイントを踏まえることでより美味しく作ることが可能だ。「減塩醤油を使う」「炊き上がり後に醤油を振りかける」など簡単なポイントなので、さくらごはんを作るときには意識してみるとよいだろう。
ポイント1.さくらごはんには減塩醤油を使おう
さくらごはんを濃い目の桜色にしたい場合は、醤油の量をやや多めに使うとよい。しかし、普通の醤油を多く使うと、塩分過多になってしまう可能性がある。そのため、減塩醤油を使うようにして塩分量を抑えるのがおすすめだ。なお、減塩醤油を使う場合でも、使いすぎには注意したほうがよい。
ポイント2.炊き上がり後に醤油を振りかけよう
さくらごはんで醤油の香りを楽しみたいなら、炊き上がり後に醤油を少々振りかけるとよい。これにより醤油の風味が増して、美味しいさくらごはんを作れるようになる。また、トッピングに鰹節や白ゴマ、大葉などの薬味を使うと、より香りが立って美味しさがアップする。
4. さくらごはんの美味しいリメイク方法

さくらごはんはそのまま食べても美味しいが、おにぎりや丼物などにリメイクするのもおすすめだ。ここでは、そんなさくらごはんのリメイク料理についていくつか紹介しておこう。
リメイク1.おにぎり
さくらごはんを使って、おにぎりを作るのもおすすめだ。おにぎりをより美味しく作るポイントは、手に少しだけ醤油を塗ってから握ること。これで醤油の香りを楽しめるようになる。また、魚焼きグリルで加熱して焼きおにぎりを作ったり、鰹節や白ゴマなどをトッピングしたりするのもおすすめである。そのまま握っても美味しいが、さらにこれらのアレンジを加えてみるのもよいだろう。
リメイク2.丼物
さくらごはんを丼物の白いご飯の代わりに使うのもおすすめだ。たとえば、鶏そぼろを乗せたり、しらすをトッピングしたりと、さまざまな丼物に使うことができる。さくらごはんに味が付いているため、乗せる具材の味付けはやや控えめでもよい。さまざまな具材をトッピングしてみるとよいだろう。
結論
静岡県のソウルフードともいわれている「さくらごはん」は、本物のサクラを使っているわけではなくて醤油で味付けした炊き込みご飯のことである。そんなさくらごはんは、醤油の香りが漂い、食欲がそそられるのが特徴。作りやすくて香りも色見もよいので、ぜひ機会があれば作ってみよう。
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