1. カツサンドとは?

カツサンドとは、日本で誕生した豚カツを食パンで挟んだサンドイッチである。基本的には食パンで豚カツをサンドしたものを、四角形または三角形にカットしていることが多い。また、コッペパンや丸型バンズなどでサンドするもの、牛カツやチキンカツをサンドするものなどバリエーションが豊富である。東京都にあるカツサンドの名店には、井泉・まい泉・肉の万世などがある。
カツサンドの誕生の歴史
カツサンドは、1935年に東京上野にある井泉(いせん)で誕生した。井泉の公式サイト(※1)によると、初代女将の祖父が揚げた豚カツを祖母が見て「豚カツをパンに挟んでみては?」と考え付いたそうだ。また、当時の井泉には芸者衆が多く「口紅が取れないように」との配慮から小さいパンを提供していたという。このような経緯からカットされたカツサンドが誕生したそうだ。
2. カツサンドのカロリーと糖質量

カツサンドのカロリーや糖質量は、大きさや肉の種類などによって異なる。豚カツ1枚と食パン1枚で作ったカツサンドのカロリーは約420kcal、糖質量は約35gとなっている。詳しいカツサンドのカロリーや糖質量などについては、以下の記事にまとめているので必要に応じて確認しておこう。
3. カツサンドの基本的な作り方

カツサンドの作り方はさまざまあるが、ここでは基本である食パンと豚カツを使った作り方を紹介する。食材は、豚カツ用に豚ロース・塩・コショウ・小麦粉・卵・パン粉、カツサンド用に食パン・キャベツ・ソース・からしを用意していこう。それでは豚カツとカツサンドの作り方を確認しよう。
【豚カツの作り方】
- 豚ロースの筋を切り、麺棒で叩いて伸ばす
- 豚ロースに塩・胡椒を適量ふっておく
- 豚ロースを小麦粉・溶き卵・パン粉の順にまぶす
- 170℃に熱した油で豚ロースを5分程度揚げる
- きつね色になるまでこんがりと揚がったら完成
【カツサンドの作り方】
- キャベツを千切りにしておく
- 食パン2枚にそれぞれソースとからしを塗る
- 食パンの上にキャベツと豚カツに乗せる
- もう1枚の食パンで豚カツを挟む
- ラップで包み重石を乗せて10分程度置いておく
- パンの両耳を落としてから、真ん中で切れば完成
4. カツサンドのアレンジ方法3選

カツサンドの基本の作り方は前述の通りであるが、上記の他にもカツサンドにはさまざまなバリエーションがある。以下では具材・パン・ソースの3つに分けてカツサンドのアレンジ方法を紹介する。
その1.具材をアレンジする
カツサンドに使う肉の種類を変えたり、野菜類を変えたりするのもおすすめだ。カツサンドでは豚肉を使うことが多いが、例えば牛肉に変えて牛カツサンドにしたり、鶏肉に変えてチキンカツサンドにしたりするのもよい。また、キャベツを挟むことが多いが、レタスなどに変えても別の食感が楽しめる。そのほか、目玉焼きを挟んでボリューム満点のカツサンドを楽しむのもよいだろう。
その2.パンをアレンジする
通常、カツサンドでは食パンを使うことが多いが、コッペパンやイングリッシュマフィンなどに挟んでみるのもおすすめだ。また、パンの種類を変えなくても、食パンをトーストするだけでいつもと違った味わいや食感を楽しめるようになる。なお、トーストする場合は先にトースターで加熱しておくのがポイント。それから前述した方法でカツサンドを作るようにしよう。
その3.ソースをアレンジする
カツサンドはソースをアレンジするだけでも異なる味わいになる。定番は濃厚ソースやとんかつソースなどであるが、マヨネーズとからしを合わせて「からしマヨ」を作ったり、タルタルソースを使ったりするのもおすすめだ。また、味噌ソースを作って「味噌カツサンド」にするという手もある。ソースであれば比較的簡単にアレンジができるので、ぜひいつもと違う味付けに挑戦してみよう。
結論
ボリューム満点でお腹いっぱいにもなれるカツサンド。そんなカツサンドは食材を用意すれば家でも作ることが可能だ。また、家で作る場合には、さまざまなバリエーションに挑戦できるのもポイントである。休みの日や時間があるときには、カツサンドを作ってみてはいかがだろうか。
【参考文献】
- ※1:井泉「かつサンド」
https://www.isen-honten.jp/sandwich
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