1. ビアグラスの効果

ビアグラスはビールを飲むことに特化しているため、飲み頃の状態がキープ出来るように工夫が凝らされている。
形に特徴がある
ビアグラスには驚くほど様々な形があり、丸くて背が低いもの、取っ手付き、厚口、薄口、ワイングラスのような足付き、背が高く細長い物等々バリエーション豊かである。それはビールが原産国によって特徴が大きく異なること、フルーツビールや黒ビール等味と香りが大変幅広いことが要因だ。泡を美しく見せることや持ちやすさ、香りが立つ効果を狙い、ベストな組み合わせが追究された結果なのである。
素材
有名なのはガラス製だが、冷たさをキープするのに特殊な加工をしたり、飲み口の厚みを変えることで口当たりを良くしたりしている物まである。ビールそのものの色を楽しむには透明なガラスが一番だが、近年ではガラス以外も人気なのだ。
2. 様々な種類

ビールを飲む時、ビールそのものの種類にこだわっても、ビアグラスをビールに合わせて選ぶ人は少ない。改めて代表的なビアグラスとそれによく合うビールのご紹介をしよう。
ビアジョッキ
言わずと知れた有名なグラスだ。容量が大きく、取っ手が付いていることで、ゴクゴクと一気にのど越しを楽しめる。厚手であるのもポイントで、どんなビールとも相性が良い。
パイントグラス
お店によくあるタイプだ。イギリスでは日本のビアジョッキのようにとにかくこのグラスが定番である。1パイント(568ml)単位で、泡立ちを重視しないイギリスのエールをよく考えて作られている。タンブラー型、ジョッキ型、ラッパ型等がある。
ピルスナーグラス
細長く背が高い。飲み口が薄く、ピルスナーの繊細な苦味や明るい金色が映えるため、ピルスナーを飲むならこれ!と決めているファンも多い。
ヴァイツェングラス
ドイツの白ビールでバナナのような甘い香りがする。優美な曲線が特徴で、グラスの中ほどがくびれた形状になっている。香りをグラスの中に閉じ込める役割を果たしているのだそうだ。
他にもたくさん
シャンパンを飲む為のフルートグラスで泡を楽しむとか、ブランデーを飲むことが多いスニフターグラスで香りを立てるといったことも出来る。マニアックなグラスではシュタンゲ、チューリップグラス、ウィリーベッヒャー等がある。
3. 定番のガラス以外の素材

初めてビアグラスを購入するならガラス製がおすすめだが、それ以外でも様々な特徴のある個性的なビアグラスがある。ガラスにはない面白い効果が期待できるのだ。
定番のガラスの効果
ビールは見た目も大切な魅力のひとつである。ガラスなら自分の好みの量で泡を作ることが出来るだろう。ビールによって異なる色を眺めながら味を想像するのも楽しい。迷ったらまずはガラス製から購入しよう。
冷たさなら金属
保冷性が高く、時間が経っても冷たいビールを楽しめる。金属表面の凹凸は泡を立てるための工夫だ。ステンレス、銅、錫等たくさんの素材があるが、特にイオン効果で味がまろやかになる錫製がおすすめだ。
陶器も人気
手に持った時の当たりの柔らかさ、高級感が魅力の陶製ビアグラス。年配の人へのプレゼントにも良い。陶器の表面の肌地がビールの泡をクリーミーにしてくれる。口当たりが柔らかく、甘口のビールにもむいている。
結論
普段何気なく飲んでいるビールでも、特別な日には高価なビアグラスで楽しんでみたい。特に白ビール、黒ビール等とビールの銘柄にこだわった日は、その銘柄に最適なグラスを調べてみて欲しい。
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