1. ジャンバラヤとは?

ジャンバラヤ(jambalaya)とは、クレオール料理(ケイジャン料理)を代表する料理の一種で、スパイスとトマトの味わいが特徴的な炊き込みご飯のこと。クレオール料理らしくベーコン・玉ねぎ・ピーマン・米・トマトを使うのが一般的で、現地ではパエリア鍋のような大きな蒸し鍋を使って作ることが多い。また、味付けにはピリッと辛い「ケイジャンスパイス」を使うこともある。
ジャンバラヤには2つの種類がある
ジャンバラヤはアメリカ・ルイジアナ州の郷土料理ではあるが、そのジャンバラヤには「クレオール料理」と「ケイジャン料理」の2つの系統がある。クレオール料理としてのジャンバラヤはパエリアがベースで、トマトを使うのが基本。一方、ケイジャン料理はフランス系カナダ人が作った料理であり、トマトを使わない。そのため、ジャンバラヤの見た目には、赤色のものと茶色いものがある。
2. ジャンバラヤのカロリーの目安

ジャンバラヤのカロリーは、食べる量や使う食材などによって異なる。しかし、鶏もも肉・チョリソー・玉ねぎ・米・トマトなどを使うクレオール料理系のジャンバラヤの場合、1食分あたり450kcal程度となっている。また、カロリーの内訳は以下のとおりだ(※1)。
ジャンバラヤのカロリーの内訳
・米(75g):257kcal
・鶏もも肉(皮なし/30g):38kcal
・玉ねぎ(30g):10kcal
・トマト(30g):6kcal
・チョリソー(15g):48kcal
(※ウインナーソーセージを参照)
・ニンニク(5g):6kcal
・オリーブオイル(6g):54kcal
・各種調味料:30kcal程度
・鶏もも肉(皮なし/30g):38kcal
・玉ねぎ(30g):10kcal
・トマト(30g):6kcal
・チョリソー(15g):48kcal
(※ウインナーソーセージを参照)
・ニンニク(5g):6kcal
・オリーブオイル(6g):54kcal
・各種調味料:30kcal程度
3. ジャンバラヤの基本的な作り方

ジャンバラヤのレシピはさまざまあり、使う具材・スパイスなどもいろいろある。基本的には前述した具材に加えて、カレー粉、コンソメ顆粒、チリパウダー、パプリカパウダー、塩コショウなどの調味料を用意すればOKだ。これらの食材を用意したら、以下のような手順で作ってみよう。
ジャンバラヤの下ごしらえ
・米:水洗いしてザルに上げる
・鶏肉・玉ねぎ・トマト:1cm角に切る
・チョリソー:1cmの輪切りにする
・ニンニク:みじん切りにしておく
・鶏肉・玉ねぎ・トマト:1cm角に切る
・チョリソー:1cmの輪切りにする
・ニンニク:みじん切りにしておく
ジャンバラヤの作り方・手順
1.オリーブオイルを引いたフライパンでニンニクを炒める
2.ニンニクの香りが立ったら玉ねぎと肉類を入れて炒める
3.玉ねぎに火が通ったらほかのトマトと米を入れて炒める
4.カレー粉を加えてから、全体をよく混ぜ合わせておく
5.水・コンソメ顆粒・チリパウダーを加えて15分程度煮る
6.弱火で煮てから火を止めて10~12分程度蒸らしたら完成
2.ニンニクの香りが立ったら玉ねぎと肉類を入れて炒める
3.玉ねぎに火が通ったらほかのトマトと米を入れて炒める
4.カレー粉を加えてから、全体をよく混ぜ合わせておく
5.水・コンソメ顆粒・チリパウダーを加えて15分程度煮る
6.弱火で煮てから火を止めて10~12分程度蒸らしたら完成
【ジャンバラヤを作るときのポイント】
・ケイジャンスパイスを使うのもおすすめ
・小ネギなどをトッピングするのもよい
・ケイジャン風にするならトマトは入れない
・小ネギなどをトッピングするのもよい
・ケイジャン風にするならトマトは入れない
4. ジャンバラヤに関するよくある質問

ここまで、ジャンバラヤについて詳しく解説してきた。しかし、中には「ジャンバラヤはいつ頃誕生したのか」や「スペイン料理のパエリアとの違いは何か」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、ジャンバラヤに関するよくある質問や疑問などに回答する。
Q1.ジャンバラヤはいつ誕生したのか?
ジャンバラヤの明確な起源は不明だが、18世紀初頭にヨーロッパからアメリカ・ルイジアナ州に伝わったとされている(またはルイジアナ州で誕生したという)。その後、ルイジアナ州で現地の食材やスパイスなどが使われるようになり、ルイジアナ州の郷土料理になっていった。ただし、ルイジアナの起源にはクレオール(スペイン人)とする説と、ケイジャン(フランス人)とする説がある。
Q2.ジャンバラヤとパエリアの違いは?
クレオール料理としてのジャンバラヤは、スペインの代表的な炊き込みご飯である「パエリア」をルーツにするといわれている。そのため、トマトなどの野菜類を使うことや大きな鍋で作ることなどは似ている。しかし、ジャンバラヤはルイジアナ州で現地化していったため、魚介類やサフランではなく肉類や野菜類、スパイスなどを使うようになった。これらがパエリアとの違いとなっている。
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結論
ジャンバラヤとは、アメリカ南部にあるルイジアナ州の郷土料理であり、米・肉類・野菜類・スパイスなどを使った炊き込みご飯のことである。そのルーツはスペイン料理の「パエリア」などといわれているが、パエリアとは違っている点も少なくない。具材やスパイスなどを用意すれば家でも作れるので、もし興味があったらジャンバラヤを作ってみるのもよさそうだ。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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