1. バーニャカウダソースの基本はオイルタイプとクリーミータイプ
イタリア料理店などでバーニャカウダをオーダーすると、店によって作り方が異なるので、味にはバリエーションがあるが、大別すれば透明なオリーブオイルが主体のソースと、見た目に白濁したクリーム系のソースの2タイプがあるようだ。基本的にニンニク、アンチョビ、オリーブオイルは必須。クリーミータイプなら、そこに生クリームが加わる。普通に家で食べるマヨネーズ主体のディップとは違い、アンチョビとニンニクで大人っぽい味になっているので、まろやかな味がお好みな人や子供には、クリーミータイプの方が食べやすいかもしれない。
2. バーニャカウダソースに塩麹を加えてヘルシー度アップ!
日本の素材を加えてアレンジするバーニャカウダ。オススメのひとつは、発酵パワーが身体にいいと注目を集めている「塩麹」。電子レンジで加熱したニンニクを潰し、刻んだアンチョビと共にオイルに入れて混ぜ、さらに生クリームと塩麹を加えて混ぜればOK。オイル100CCに対し、塩麹大さじ4、生クリーム30ml(クリーム味が苦手なら省いてもOK)が分量の目安だ。オリーブオイルを胡麻油に変えれば、より和風の風味になる。このソースも本場と同様、食卓で温めながら野菜につけていただこう。
3. 冷たいバーニャカウダソースには豆腐と味噌を加えて
本場のバーニャカウダは、ソースを温めて食べる料理だが、冷たいままのソースで食べたいなら、豆腐と味噌を使ったレシピもオススメ。水気を切った豆腐(水分の少ない木綿の方が水っぽくならない)を崩し、味噌と刻んだアンチョビ、電子レンジで熱してから潰したニンニクを入れ、滑らかになるまで混ぜれば完成だ。バーニャカウダの「カウダ=熱い」からは逸脱しているが、そこは大らかに見ていただきたい。
結論
オイルの入ったソースは、温めているうちにトロミがついて、味も濃くなっていく。バーニャカウダは、そうした口当たりや味の変化も楽しめる料理だが、好みによって冷たいままのソースで楽しんでもOK。大事なのは、みんなでひとつのソースを囲み、季節の野菜をモリモリ食べることと理解していただきたい。