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冷やし中華にマヨネーズはかける?地域によって違う食べ方とは。

冷やし中華にマヨネーズはかける?地域によって違う食べ方とは。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2020年11月 9日

暑くなると食べたくなる冷やし中華。ところであなたは普段マヨネーズをかけるだろうか?「冷やし中華にマヨネーズは欠かせない」という人もいれば、「えっ!マヨネーズなんてかけないけど…」という人もいるだろう。実は地域によって違う、冷やし中華+マヨの傾向について紹介する。

  

1. 全国的にみた冷やし中華のマヨあり派、なし派の割合

マヨネーズあり派となし派は、どのくらいの割合になるのだろうか。まずは全国的な集計結果を見てみよう。

<冷やし中華(冷麺)にマヨネーズをかけますか?>
  • いつもかける 40%
  • 時々かける 26%
  • ありえない 34%
  • 【参考サイト】
    http://j-town.net/tokyo/research/results/188830.html?p=all
という結果に。最も多いのは「いつもかける」の40%だが、「ありえない」も34%と少なくない。

2. 地域別の傾向

かけるか、かけないか、は自分の育った環境によるところが大きいだろう。昔から母親がマヨネーズを添えて出していたら当たり前のようにかけるし、添えたものを見たことがなければかけることもないだろう。

つまり地域の傾向によるところが大きそうだ。地域別の傾向を見てみよう。

東海・東北地方はあり派が多数

「いつもかける」が多かったのは、長野県で78%。「ありえない」に投票した人はいなかったそうだ。大分県も「ありえない」が0票。
その他、「いつもかける」が50%以上だったのが、山形県、福島県、茨城県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県という結果だった。

岡山や福岡などでは、なし派が圧倒的

「ありえない」が多かったのは、茨城以外の北関東、兵庫、和歌山、岡山、北九州など。とくに岡山と福岡は、70%が「ありえない」派だった。ただし、千葉、東京、神奈川、熊本などは「時々かける」と答えた人も多く、「いつもかける」と「時々かける」を「あり」派とした場合、「なし」派が少数勢力となる。
  • 【参考サイト】
    http://j-town.net/tokyo/research/results/188830.html?p=all
さまざまな文化や飲食店が集まりやすい関東圏では、マヨあり、マヨなし、どちらも経験した後、気分でかけたりかけなかったりしている人が多いのかもしれない。

3. 冷やし中華にマヨネーズの発祥は?

おそらく冷やし中華ができた時は、マヨネーズは添えられていなかったのではないかと考えられている。では最初に誰がマヨネーズを冷やし中華に添えたのだろうか。

発祥は、名古屋のラーメンチェーン「スガキヤ」だといわれている。名古屋がある愛知県を含む東海地方に「あり」派が多かったのは、この影響が大きそうだ。

スガキヤでの冷やし中華の始まりは、1957年頃から冷やしたラーメンスープに酢とマヨネーズを溶かして提供していた「冷やしラーメン」と言われている。1965年頃には、冷やしラーメン専用のスープを使うようになり、マヨネーズは具材の上にのせて提供するように。やがて1986年頃からマヨネーズの小袋を添えるようになったという。

名古屋といえば「名古屋めし」と呼ばれる独特の食文化が有名。パスタにトロッとしたあんをかけたあんかけスパゲッティ、味噌を組み合わせた味噌煮込みうどんや味噌かつ、実は台湾には存在しない台湾ラーメンなど。ちょっと変わった食文化を多く生んできた名古屋だからこそ、冷やし中華+マヨネーズも自然と広まったのかもしれない。

結論

自分の地域の食べ方が当たり前だと思っていたら、他の地域では違っていて驚いた、ということはよくある。あなたのまわりは、冷やし中華にマヨネーズあり派だろうか、なし派だろうか。聞いてみると面白いかもしれない。

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  • 公開日:

    2020年3月18日

  • 更新日:

    2020年11月 9日

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