1. 全国的にみた冷やし中華のマヨあり派、なし派の割合

マヨネーズあり派となし派は、どのくらいの割合になるのだろうか。まずは全国的な集計結果を見てみよう。
<冷やし中華(冷麺)にマヨネーズをかけますか?>
<冷やし中華(冷麺)にマヨネーズをかけますか?>
- いつもかける 40%
- 時々かける 26%
- ありえない 34%
- 【参考サイト】
http://j-town.net/tokyo/research/results/188830.html?p=all
という結果に。最も多いのは「いつもかける」の40%だが、「ありえない」も34%と少なくない。
2. 地域別の傾向

かけるか、かけないか、は自分の育った環境によるところが大きいだろう。昔から母親がマヨネーズを添えて出していたら当たり前のようにかけるし、添えたものを見たことがなければかけることもないだろう。
つまり地域の傾向によるところが大きそうだ。地域別の傾向を見てみよう。
つまり地域の傾向によるところが大きそうだ。地域別の傾向を見てみよう。
東海・東北地方はあり派が多数
「いつもかける」が多かったのは、長野県で78%。「ありえない」に投票した人はいなかったそうだ。大分県も「ありえない」が0票。
その他、「いつもかける」が50%以上だったのが、山形県、福島県、茨城県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県という結果だった。
その他、「いつもかける」が50%以上だったのが、山形県、福島県、茨城県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県という結果だった。
岡山や福岡などでは、なし派が圧倒的
「ありえない」が多かったのは、茨城以外の北関東、兵庫、和歌山、岡山、北九州など。とくに岡山と福岡は、70%が「ありえない」派だった。ただし、千葉、東京、神奈川、熊本などは「時々かける」と答えた人も多く、「いつもかける」と「時々かける」を「あり」派とした場合、「なし」派が少数勢力となる。
- 【参考サイト】
http://j-town.net/tokyo/research/results/188830.html?p=all
さまざまな文化や飲食店が集まりやすい関東圏では、マヨあり、マヨなし、どちらも経験した後、気分でかけたりかけなかったりしている人が多いのかもしれない。
3. 冷やし中華にマヨネーズの発祥は?

おそらく冷やし中華ができた時は、マヨネーズは添えられていなかったのではないかと考えられている。では最初に誰がマヨネーズを冷やし中華に添えたのだろうか。
発祥は、名古屋のラーメンチェーン「スガキヤ」だといわれている。名古屋がある愛知県を含む東海地方に「あり」派が多かったのは、この影響が大きそうだ。
スガキヤでの冷やし中華の始まりは、1957年頃から冷やしたラーメンスープに酢とマヨネーズを溶かして提供していた「冷やしラーメン」と言われている。1965年頃には、冷やしラーメン専用のスープを使うようになり、マヨネーズは具材の上にのせて提供するように。やがて1986年頃からマヨネーズの小袋を添えるようになったという。
名古屋といえば「名古屋めし」と呼ばれる独特の食文化が有名。パスタにトロッとしたあんをかけたあんかけスパゲッティ、味噌を組み合わせた味噌煮込みうどんや味噌かつ、実は台湾には存在しない台湾ラーメンなど。ちょっと変わった食文化を多く生んできた名古屋だからこそ、冷やし中華+マヨネーズも自然と広まったのかもしれない。
発祥は、名古屋のラーメンチェーン「スガキヤ」だといわれている。名古屋がある愛知県を含む東海地方に「あり」派が多かったのは、この影響が大きそうだ。
スガキヤでの冷やし中華の始まりは、1957年頃から冷やしたラーメンスープに酢とマヨネーズを溶かして提供していた「冷やしラーメン」と言われている。1965年頃には、冷やしラーメン専用のスープを使うようになり、マヨネーズは具材の上にのせて提供するように。やがて1986年頃からマヨネーズの小袋を添えるようになったという。
名古屋といえば「名古屋めし」と呼ばれる独特の食文化が有名。パスタにトロッとしたあんをかけたあんかけスパゲッティ、味噌を組み合わせた味噌煮込みうどんや味噌かつ、実は台湾には存在しない台湾ラーメンなど。ちょっと変わった食文化を多く生んできた名古屋だからこそ、冷やし中華+マヨネーズも自然と広まったのかもしれない。
結論
自分の地域の食べ方が当たり前だと思っていたら、他の地域では違っていて驚いた、ということはよくある。あなたのまわりは、冷やし中華にマヨネーズあり派だろうか、なし派だろうか。聞いてみると面白いかもしれない。