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炊飯器で【低温調理】ができる!メリット・デメリットや作り方のコツを紹介

炊飯器で【低温調理】ができる!メリット・デメリットや作り方のコツを紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2020年3月23日

手軽な調理法や、専用調理器具などの登場によって、低温調理という言葉が熱を帯びている。第4の調理法としても知られる低温調理だが、自宅にある炊飯器でも代用できるのはご存知だろうか。そこで今回は、炊飯器を使って低温調理を行うコツについて深掘りしてみたいと思う。ワンランク上の料理を作るためにも、炊飯器を使った低温調理をマスターしておきたいものだ。

  

1. 炊飯器を使って低温調理を行うメリットとは

温度管理などがむずかしい印象のある、低温調理。しかし実は、どの家庭でもたいてい活用されている"炊飯器"を使えば、簡単に低温調理を行うことができるのだ。炊飯器で低温調理を行うメリットとは、どのようなものがあるのだろうか。

・低温調理用の特別な道具を用意する必要がない

低温調理が注目されて以来、低温調理が簡単にできるような自宅向けの調理器具も発売されてきた。しかし、低温調理専用器具は最低でも1万円以上するものが多く、自宅での低温調理を敬遠する人がいたのも事実だ。自宅でも低温調理を試してみたいが、1万円以上もかけて専用調理器具を買うほどではないという人にとって、自宅にある炊飯器で代用できるのは一番のメリットである。

・調理途中に温度管理をする手間が省ける

低温調理を成功させるには、調理中の温度管理が成功のカギとなる。そのため、調理中は基本的に付きっきりで食材の状況を見守る必要があり、ほかの作業と同時進行させるのは、現実的ではない。
一方、炊飯器を使って低温調理をする場合は、炊飯器自身が温度管理を行ってくれる。炊飯器の保温機能では常に75℃前後を保つよう設定されているため、調理中に温度を上げたり下げたりする必要がない。調理中にずっと付きっきりではいられないという人は、炊飯器で低温調理を行うメリットを、大いに活用してほしい。

2. 炊飯器を使って低温調理を行うデメリットとは

メリットばかりに感じられる、炊飯器での低温調理だが、少なからずデメリットがあるのも事実だ。デメリットを踏まえたうえで、低温調理にうまく炊飯器を活用してほしい。

・ごはんを炊きながらおかずを作ることはできない

コンロを使って調理する場合には、炊飯器でごはんを炊きながら、おかず作りを同時進行することができる。しかし、炊飯器で低温調理を行ってしまうと、同時進行させることができないので、ごはんとおかずを同時に食卓へ並べることはできない。
ごはんを炊くのに30分~1時間。低温調理でおかずを作るには、それ以上の時間を要する場合もある。物理的に仕方のないデメリットではあるが、慌ただしい時間帯に炊飯器で低温調理を行うのは、避けた方がよいと言える。

・加熱時間の調整は自分で行わなければいけない

低温調理専用の器具であれば、1分ごとや5分ごとなど、細かく時間を設定することができる。しかし炊飯器を低温調理の器具として活用する場合は、細かい時間設定を行うことができず、自分で時間管理を行う必要が出てくる。中には低温調理モードを兼ね備えている炊飯器もあるが、一般的な炊飯器を使う際はキッチンタイマーなどを使って、食材ごとの調理時間を管理するようにしてほしい。

3. 炊飯器で低温調理を行う際の下ごしらえ

炊飯器で低温調理を行う際は、食材の下ごしらえにも工夫が必要だ。食材の旨みを食材内部へギュッと閉じ込めるためにも、下ごしらえの際はあまり手を加えず、炊飯器に入るくらいの大きさをキープした状態で、炊飯器へ投入してほしい。
下ごしらえの際には、食材の温度についてもチェックしておかなければいけない。肉のかたまりを使用する際は、必ず調理前に冷蔵庫から取り出し、常温へと戻しておくよう心がけてほしい。冷たいまま調理してしまうと、食材の中まで火が通らず、生焼け状態となり衛生的にも好ましくない。調理の2時間~3時間ほど前には冷蔵庫から取り出し、準備をしておこう。

4. 炊飯器で上手に低温調理を仕上げる作り方のコツとは

一気にたくさん仕上げようと、炊飯器に食材を詰め込むのは、炊飯器での低温調理を失敗に終わらせる要因となってしまう。作り方のコツとしては、炊飯釜いっぱいに食材を入れないこと。食材を入れすぎてしまうと、炊飯器内の温度が上がりきらず、雑菌の活動だけを活発にしてしまう可能性がある。低温調理では雑菌の繁殖がもっとも怖いと言われているため、作り方のコツに関してはきちんとおさえておかないといけない。
具体的な作り方のコツとしては、食材同士が中で重ならないよう並べることだ。すべての食材へ均等に火を入れるには、必ずこのポイントを守ってほしい。

結論

炊飯器を使って低温調理を行うことで、自宅の食卓にも、レストランで提供されるような料理を並べることができる。ちなみに、炊飯器での低温調理をマスターすれば、ローストビーフや煮豚なども、簡単に作ることができるのだ。炊飯器で低温調理をして、家族をアッと驚かせてみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年3月23日

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