1. マンゴーの種類

紀元前から利用されるウルシ科の植物マンゴーは、熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されている南国フルーツ。その種類を大別すると、黄色いフィリピン産「カラバオ」種ペリカンマンゴーと、リンゴのように赤いメキシコ産の「アーウィン」種アップルマンゴーとに分けられる。フィリピン産は通年、メキシコ産は主に春から秋にかけ出回る。高級志向の国産完熟品は春から夏にかけ出荷され、贈答品にも用いられ好評だ。
アーウィンアップルマンゴー
メキシコ、ブラジル、台湾などからも輸入される品種。やや丸みを帯びた形状で、外皮が緑から赤へ、リンゴのように熟していく。オレンジ色の果肉は多汁で濃厚な甘味をもつ。宮崎県や沖縄県など国内でも多く生産し、完熟状態で収穫され出回る。
カラバオペリカンマンゴー
主にフィリピン産で比較的リーズナブルで通年入手しやすい。果皮は黄色で、果皮同様に果肉が黄色く、形状は平たい。強い甘味の中にほどよい酸味があり、舌ざわりは非常になめらか。
ケサール、アルフォンソ
インド産。外皮も果肉も黄色で、味わいは深みのある甘さにほのかな酸味があり、繊維が少ないのが特徴。
ナンドクマイ
タイ産。カラバオを一回り大きくして少し伸ばしたような外見。香りは爽やかで、味はまろやか。
カリフォルニアマンゴー・グリーンマンゴー
米国フロリダ産。外皮がグリーンで果肉は鮮やかなイエロー。ナッツ系の香ばしい匂いをもつ。
パロットマンゴー
フィジー産。果実の頂部がオウムのくちばしに似た形がユニーク。
2. マンゴーの産地と選び方

マンゴーは世界の熱帯や亜熱帯で栽培され、青果やドライフルーツやスイーツ加工品として輸入されている。沖縄、宮崎、鹿児島などで栽培される国産品のほとんどの品種がアップルマンゴー。木になった果実の自然落下をネットでふんわり受け止める完熟タイプとして出荷され、高価だがそのリッチでコクのある贅沢な味わいで人気。一度食せば年に一度はふんぱつしても味わいたい逸品だ。
美味しいマンゴーを選ぶなら、五感を総動員してチェックを。まずは手に取ったときに、柔らかい弾力が感じられれば完熟している証。続いて匂いを嗅ぎ、甘い香りがしたら食べ頃のサインだ。果肉全体の色が鮮やかで、厚みがあるものをセレクトしたい。
美味しいマンゴーを選ぶなら、五感を総動員してチェックを。まずは手に取ったときに、柔らかい弾力が感じられれば完熟している証。続いて匂いを嗅ぎ、甘い香りがしたら食べ頃のサインだ。果肉全体の色が鮮やかで、厚みがあるものをセレクトしたい。
3. マンゴーの食べ方

最も美味しく食すために、自宅で食べ頃までマンゴーを追熟してみよう。風通しのいい日陰に常温で置いておき、一日に一度は状態を確認しよう。柔らかくなりすぎたり、黒い斑点が出ていたら追熟しすぎ。速やかにポリ袋へ入れ、冷蔵庫で冷やして早めにいただこう。
中心に大きな種があるマンゴーを切る際は、魚を三枚におろす要領で。枝つきの方から横にナイフを入れ、種に沿ってカットしていこう。種を外した後は、双方の果肉に格子状に切り目を入れる。さらに、両端をもって皮の中央を指で押してから皿の上へ。
ヨーグルトや生クリームなどの乳製品との相性も抜群なマンゴーを使って、子供のためのカンタンお手軽スイーツに挑戦しても喜ばれる。定番のプリンやムース、スムージー、ヨーグルトに牛乳とはちみつやレモン果汁を加えたマンゴーラッシー、マンゴーサンドイッチなど、バリエーションも様々。鮮やかな果肉の色に心が躍り、とろける甘さが至福のおやつタイムを演出してくれるだろう。
中心に大きな種があるマンゴーを切る際は、魚を三枚におろす要領で。枝つきの方から横にナイフを入れ、種に沿ってカットしていこう。種を外した後は、双方の果肉に格子状に切り目を入れる。さらに、両端をもって皮の中央を指で押してから皿の上へ。
ヨーグルトや生クリームなどの乳製品との相性も抜群なマンゴーを使って、子供のためのカンタンお手軽スイーツに挑戦しても喜ばれる。定番のプリンやムース、スムージー、ヨーグルトに牛乳とはちみつやレモン果汁を加えたマンゴーラッシー、マンゴーサンドイッチなど、バリエーションも様々。鮮やかな果肉の色に心が躍り、とろける甘さが至福のおやつタイムを演出してくれるだろう。
結論
初めてのアジア旅で、マンゴープリンの美味しさに目覚めた人も多いと聞くマンゴー。バナナやパイナップルから代替わりした感のあるトロピカルフルーツの女王が、家族みんなを笑顔にしてくれる。ただし、マンゴーはウルシ科の植物。時にアレルギー反応も起きる場合もあるので、ウルシアレルギーがある場合は注意しよう。
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