1. ポークステーキとは?

ポークステーキ(トンテキ)とは、厚切りの豚ロース肉を使ったステーキ料理のこと。豚ロース肉の特徴は肉質がきめ細かくて、うま味が感じられる脂肪が多いこと。そんな豚ロース肉をじっくりと加熱調理して作るため、柔らかくてジューシーな食感を楽しむことができる。また、牛肉に比べると豚肉のほうが安価であるため、ボリューム感がありながら日常的に作りやすい料理といえるだろう。
2. ポークステーキの作り方・焼き方

ポークステーキを家庭で作るときは、豚ロース肉、塩コショウ、食用油を用意しよう。これらを用意したら、以下の手順を参考にポークステーキを作ってみよう。
ポークステーキの焼き方・手順
1.常温に戻した豚肉を筋切りする
2.焼く前に塩コショウで下味をつける
3.油を引いたフライパンに火をかける
4.フライパンが温まったら豚肉を乗せる
5.フタをして2分半~3分程度じっくりと焼く
6.豚肉を裏返してフタありで2~3分程度焼く
7.火を止めて余熱で中まで火を通したら完成
2.焼く前に塩コショウで下味をつける
3.油を引いたフライパンに火をかける
4.フライパンが温まったら豚肉を乗せる
5.フタをして2分半~3分程度じっくりと焼く
6.豚肉を裏返してフタありで2~3分程度焼く
7.火を止めて余熱で中まで火を通したら完成
3. ポークステーキの5つのチェックポイント

ポークステーキの基本的な作り方・焼き方は前述のとおりだ。ここではポークステーキをジューシーに美味しく仕上げるために、ポークステーキの作り方・焼き方のポイントをより詳しく解説する。
1.豚肉は必ず常温に戻しておこう
ポークステーキに使う豚ロース肉は、常温に戻しておくようにしよう。常温に戻すことで均一に火が通りやすくなり、外はカリッと中はジューシーに仕上がる。常温下に置いておく時間の目安は季節・室温などによって異なるが、夏場は10分程度、冬場は20~30分程度を目安にすると良いだろう。
2.豚肉の筋切りをしておこう
美味しいポークステーキを作りたいなら、豚ロース肉は筋切りしておくのがおすすめだ。筋切りをすることで、焼いたときに豚肉が縮むのを防げるようになり、均一に火が通るようになる。豚肉の筋は脂身と赤身の間にあるので、等間隔に1cmほどの切り込みを入れるようにしよう。
3.焼く直前に豚肉に下味をつけよう
豚肉を調理する際は、焼く直前に下味をつけるのがポイントだ。下味をつけるタイミングが早すぎると、水分やうま味が出てしまい「パサパサ」とした食感になってしまう。そのため、焼く直前に下味をつけるほうが良い。なお、ソースを絡めるなら、小麦粉をまぶしておくほうが美味しくなる。
4.フタをしてじっくりと両面を焼こう
ポークステーキを焼くときは、フライパンのフタをして蒸すように焼くのがポイントになる。また、火加減は「中弱火」にしておくことが重要だ。これによりじっくりと中までじっくりと火を通すことができる。焼き時間は片面2分半~3分程度(両面5~6分程度)を目安にしておくと良いだろう。
5.最後は余熱で中まで火を通そう
ポークステーキを焼き終えたら、火を止めてそのまま余熱で火を通すと良い。これで肉汁が安定しやすくなり、ジューシーで美味しいポークステーキに仕上がる。また、少し手間ではあるが、アルミホイルに移して余熱を通すことでよりジューシーなポークステーキになるだろう。
4. ポークステーキの生焼けの注意点

ポークステーキなど豚肉料理を作るときの注意点の一つが、生焼けだ。豚肉は生焼けの状態で食べると、E型肝炎ウイルスに感染してしまうリスクがある。また、サルモネラ属菌などによる食中毒のリスクもある。(※1)そのため、中央部の温度が75℃に達してから1分以上は加熱する必要がある。(※2)安全に豚肉を食べるためにも、中心部までしっかりと火を通すようにしよう。
結論
ポークステーキ(トンテキ)をジューシーに美味しく作りたいなら、「常温にもどす」「筋切りをする」「直前に下味をつける」「フライパンのフタを使う」「余熱で火を通す」などここで紹介した作り方・焼き方を参考にしてみよう。これらの工夫を取り入れることで、いつもよりも美味しいポークステーキに仕上がるはずだ。
(参考文献)
- ※1:厚生労働省「豚のお肉や内臓を生食するのは、やめましょう」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syouhisya/121004/ - ※2:厚生労働省「豚の食肉の基準に関するQ&Aについて」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/150602hp.pdf
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