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トンテキとは?「四日市とんてき」やポークソテーとの違いも紹介!

トンテキとは?「四日市とんてき」やポークソテーとの違いも紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年10月19日

厚切りの豚肉を贅沢に使い、焼いてからたっぷりのソースをかけて食べるトンテキ。ボリュームのあるおかずで、ごはんのおともにもピッタリの料理だ。今回は、そんなみんなが大好きなトンテキについて、詳しく解説する。まずは、「トンテキとは?」から確認しよう!

  

1. トンテキとは?

トンテキは豚肉を意味する「トン」にステーキの「テキ」を組み合わせた言葉。つまり、トンテキとは豚肉のステーキを指すのだ。厚くカットした豚ロースや豚肩ロースなどをこんがりと焼き上げ、濃いめの味付けのソースをかけて食べるのが基本。
そんなトンテキは、「豚テキ」や「とんてき」など表記の仕方がさまざまだ。豚テキとは、豚肉のステーキの略称。とんてきとは、トンテキの発祥ともいわれる、三重県四日市市の「來來憲」の登録商標を取得した呼び名のこと。表記の仕方は違うが、豚肉のステーキということに変わりはない。

2. トンテキの特徴や魅力を紹介

トンテキとは、豚肉のステーキのことだが、単なるステーキではなく、いろいろなアレンジ方法がある。これから、トンテキの特徴や魅力を見てみよう。

特徴1.トンテキは比較的簡単に作れる

トンテキを自宅で美味しく作ることができるのか?と不安に感じる人もいるだろう。実は、トンテキは比較的簡単に作れる料理なのだ。トンテキは、基本的に豚肉のロース、または、肩ロースの厚切りを使用する。調味料も、塩こしょうをはじめ、ウスターソースやしょうゆなど、家庭にあるものばかりだ。また、高度なテクニックも必要なく、簡単な下処理をした豚肉を焼き、調味料を混ぜ合わせて加熱したタレをかけるだけ!料理が苦手な人でも、挑戦しやすいだろう。
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特徴2.いろいろなソースで楽しめる

トンテキは、ソースを変えれば、さまざまなバリエーションの味を楽しむことができる。たとえば、にんにくやしょうゆ、砂糖などを煮詰めたソースなら、ガッツリ系のソース。すりおろし玉ねぎをベースにしたソースであれば、あっさりと食べられる。また、玉ねぎは、酵素の力で肉を柔らかく仕上げることができるため、子どもでも食べやすいだろう。このような洋風ソースはもちろん、和風ソースとの相性もよい。使う調味料や具材を変えるだけで、アレンジは無限大だ。
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特徴3.たんぱく質やビタミンB1なども摂れる

トンテキを食べることで摂取できる栄養素は、ほとんどが豚肉に含まれているものだ。具体的な栄養素は、たんぱく質、ビタミンB1、リン、ナイアシン、カリウムなどがある。身体のエネルギーを効率よく作ったり、体内の働きをサポートしたりと、健康を維持するために必要なものばかりだ。
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3. ビフテキやポークソテーとの違い

トンテキに似ている料理として、ビフテキやポークソテーがあるが、これらの料理とトンテキには肉の種類や調理方法などの違いがある。詳しく確認してみよう。

ビフテキとの違いとは?

ビフテキとトンテキの大きな違いは肉の種類。ビフテキは牛肉、トンテキは豚肉を使って作る料理なのだ。また、トンテキにはたっぷりのソースをかけて食べるのが基本だが、ビフテキは塩こしょうなどシンプルな味付けで食べることも多い。明治時代のビフテキはしょうゆやみりんなどで味を付けて焼いていたが、現在のビーフステーキは好みでソースをかけるものが多いだろう。

ポークソテーとの違いとは?

豚肉のステーキといえばポークソテーも思い浮かぶが、トンテキのほうが厚い豚肉を使っている印象が強い。ポークソテーとは、塩こしょうで下味を付け、小麦粉をまぶして焼くのが基本だ。デミグラスソースをはじめ、さまざまなソースを添えることもある。一方、トンテキは、下味は同じながら、小麦粉なしでそのまま焼くことがほとんどだ。このように、調理方法に多少の違いがあるものの、どちらにしても豚(ポーク)と、焼くことを意味する「ソテー(フランス語)」、または「ステーキ(英語)」を合わせた言葉なので、大きな違いはないといえるだろう。

4. 三重県の「四日市とんてき」とは?

トンテキの発祥地ともいわれている三重県の「四日市市とんてき」。耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。発祥の地となった経緯を学んでみよう。

とんてきの発祥地「來來憲(らいらいけん)」とは?

三重県四日市市にある來來憲は、創業1978年の老舗料理店だ。当時、美味しいスタミナ料理として人気のあったトンテキを名物として、長年とんてきを提供し続けている。そんなとんてきの発祥は、上質な豚厚切り肉をグローブ状に切り、大粒のにんにくと秘伝のタレで焼いたことが始まりだ。ひらがな表記のとんてきは、現在登録商標を取得している。こちらの店では、いまでも創業以来変わらぬ元祖の味を味わうことができる。

四日市市の「四日市とんてき協会」とは?

四日市市とんてき協会とは、四日市とんてきの店、そして、四日市のよさを多くの人に広めるべく活動するボランティア団体のことだ。そんな四日市とんてきは、4つの定義を満たしていることが条件。
  • 厚切りの豚肉を使っていること
  • 黒っぽい色みの濃いソースを絡めていること
  • にんにくが添えられていること
  • 付け合わせの主に千切りキャベツが使われていること
こだわりの四日市とんてきを、一度は食べてみたいものだ。

5. トンテキを柔らかく仕上げるコツとは?

トンテキを柔らかく仕上げるためには、4パターンのコツがある。どれも簡単なコツなので、ぜひ覚えておこう。
  • 豚肉の筋切りをする
  • 酒に漬け込む
  • 塩こうじに漬け込む
  • ヨーグルトに漬け込む
豚肉は焼くことで収縮するが、筋を切っておくことで収縮を防ぎ柔らかく仕上げることができる。包丁があればできるため、気軽に試すことができるだろう。
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結論

トンテキとは厚切りにした豚肉を焼き、ソースをかけた料理だと分かった。似ている料理にビフテキやポークソテーなどがあるが、トンテキは違う料理だ。また、トンテキの中にも、トンテキの発祥「四日市とんてき」などもあり、一口にトンテキといっても味にもさまざまなバリエーションがあって面白い。いろいろと奥深いトンテキを楽しんでみてはいかがだろうか。
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  • 公開日:

    2021年2月 4日

  • 更新日:

    2021年10月19日

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