1. 基本のあさりのお吸い物とコツ

「あさりのお吸い物は、ハードルが高くて作りたくない」と思っている人もいるかもしれない。実はそんなに難しくない。こちらでは、定番レシピをまずは覚えてもらい、レパートリー増やしてほしい。
■基本のあさりのお吸い物
あさりのお吸い物は、最初にあさりの砂抜きをしておく。下処理したあさり、酒、水を鍋にいれたら、口が開くまで強火にかける。アクが出てくるので、丁寧にとるのがポイント。用意した出汁と塩を入れて味を調えよう。器によそったら、上に三つ葉をのせれば完成だ。
■砂抜きをしっかり
あさりの砂抜きは美味しいお吸い物を作る肝。せっかく作ってもジャリジャリしていると、食べにくいから注意だ。塩水にあさりを入れて、だいたい2~3時間ほど待つ。時間がかかるので、食べる時間から逆算をして作業を始めよう。水気をきったら新しい水に入れ、殻同士をこすりつけて表面の汚れを落としていく。どんなに洗っても砂抜きできていない場合がある。そのために、アクをとったら布でこして砂を完全に取りきると安心だ。
■上にのせるものは好み
三つ葉は定番だが、あさりのお吸い物の上には木の芽をのせるのもよい。季節感を出せるような旬のものを用意するのもセンスが光る。
2. あさりのお吸い物を作るときの出汁は?

あさりのお吸い物を作るときに、気になるのが出汁。出汁は人によってどれをチョイスするか変わるので、好みでよい。あさりのお吸い物におすすめの出汁を紹介し、特徴などもまとめていく。
■定番の昆布出汁
何を選んでよいかわからない場合は、昆布出汁を使おう。鍋に水と昆布をいれ、1時間ほどかけて戻す。そのまま火をつけ、沸騰するかどうかのところで昆布を取り出し、鰹節をいれる。キッチンペーパーなどで綺麗にこして使おう。何にでも合うのでおすすめだ。
■使いやすい鰹節
昆布を使わない鰹節のみの出汁。鍋で水を沸騰させて火を止め、鰹節を入れてしばらくそのまま。キッチンペーパーなどでこして使う。一番出汁と二番出汁があるが、好みで。
■白出汁
市販の出汁を使うのは時短できておすすめ。白出汁は、昆布などの出汁に砂糖などをいれたものだ。そのままで甘みのある出汁の味がするので、出汁を取る時間がないときに使いたい。
■麺つゆ
そばなどで使う麺つゆも出汁として使える。濃縮しているものが多いので、適量で薄めてみりんなどで少し味付けをして使いたい。急な来客などで時間がないときにおすすめだ。
3. あさりのお吸い物のアレンジ

あさりのお吸い物はそのまま食べるほかに、アレンジしても使いやすくておすすめだ。お吸い物が作りすぎてあまってしまったときにもよい。こちらでは上手に使える方法をまとめていこう。
■お雑煮
あさりのお吸い物に餅を入れて、雑煮にするのがよい。餅を焼いて余ったお吸い物に入れるだけ。ごはんの代わりになるし、お腹も満たされる。あっさりしているので、癖になりやすい。
■おじや
お吸い物にごはんを入れて、雑炊にするのもおすすめ。食欲がないときにも食べやすく、消化もよいので、体調が悪いときにも食べやすい。
■にゅうめん
あさりのお吸い物の中に茹でた素麺をいれると、にゅうめんになる。にゅうめんは柔らかく、子どもでも食べられる。お吸い物が余ったらぜひ試してほしい。
結論
こちらではあさりのお吸い物の基本や、出汁の種類、残り物のアレンジなどをまとめてきた。あさりのお吸い物は和食の王道メニューとして覚えておくと、来客のときにも、少し上品な食事に見え、出しやすいのが魅力。ぜひ、簡単な作り方や時短の出汁をストックして、食べてみてはいかがだろうか。
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