1. ズッパとは?人気の種類は?

ズッパとは、イタリア語ではスープという意味だ。日本ではまだなじみはないが、イタリアではズッパを好きで好む人が多い。日本でスープは飲むというイメージがあるが、ズッパの場合は「食べる」という意味合いが強い。ズッパはパンプキンスープやコーンスープのように素材をこしてサラっとしたものではなく、中身がゴロゴロと入っていて存在感のあるものが多いのだ。ここでは、代表的なズッパを紹介しよう。
ズッパ・ディ・ペッシェ
ズッパ・ディ・ペッシェは、魚介のズッパだ。正確にいうと、イタリア語で「魚スープ」なのだが、簡単にいうと「ごった煮」のような料理であり、魚だけではなくいろいろな食材を入れることが多い。スープというよりも、日本でいう鍋料理のようである。ブイヤベース風に、食材そのものの味を楽しんでいる人もいるのだ。ナポリでとれた新鮮な魚介をスープで煮込んでいるのが発祥だとも。ズッパ・ディ・ペッシェは具材を入れて煮込むシンプルな料理だが、店や家庭でそれぞれ作り方があり、食材や味のアレンジが豊富である。
2. ズッパ・ディ・ペッシェの簡単な作り方

ごった煮のようなスープ料理であるズッパの作り方は、各家庭でそれぞれだ。イタリアにおける食べ方は、白ワインとトマトで魚介類を煮込むだけというシンプルなものなのだ。しかし、せっかくならオシャレなイタリアン料理として仕上げたい。こちらでは誰でも簡単に作れる方法を紹介しよう。
作り方
まずは自分がスープに使いたい魚介類を用意。日本で手に入りにくい海鮮類などを無理に用意する必要はない。しかしムール貝やタラなどの白身魚を入れると、味がしみ込みやすく雰囲気もでる。海老や貝類の下処理は、あらかじめ終わらせておこう。底が深めの鍋にオリーブオイルをひいたら、ニンニク、玉ねぎのみじん切りを炒めて香りを出す。イカを使う場合は先に入れ、白ワインで煮よう。その後トマト水煮缶を入れたら、塩を少々。適量の水と残りの海鮮類を入れて煮立てる。だいたい30~40分ほど煮込むと、味がしみて美味しい。器に盛りつけたらパセリなど、ズッパを彩るものをふりかけたい。
3. ズッパともう一品!合わせたい食べ物は?

ズッパは食べるスープではあるが、それだけだと食卓が寂しい。そこでもう一品、ズッパに相応しい食べ物を用意したいところ。どんな食べ物が合うだろうか。
フランスパン
固めの歯ごたえが美味しいフランスパンは、スープとの相性がバツグンだ。とくにトマト味のズッパなら、つけて食べても美味しい。好みによってガーリックトーストにしたり、オリーブオイルを漬けながら食べるのも通。シンプルなフランスパンとズッパから試したい。
ピザ
イタリアといえばピザ。ズッパでたくさんの魚介類を食べられるので、ピザはシンプルなチーズ味やトマト味を選ぶのがおすすめ。シェア料理としても人気のピザは、テーブルにいる人全員で食べられるのが嬉しいところ。
スパゲッティ
こちらも取り分け料理として作るのがよいだろう。トマト味だとしつこくなってしまうので、おすすめはペペロンチーノなどの味付けだ。シンプルなのにピリッとスパイスがきいているパスタは、ズッパと一緒に食べても美味しい。
結論
こちらではズッパとはどんな料理なのか、また代表的なズッパ・ディ・ペッシェの特徴や作り方などをまとめてきた。ズッパは食べるスープなので具材がたくさん入っているのが魅力だが、合わせてパンやピザなどを一緒に出したいところ。素材の味を楽しめるズッパで、魚介類を堪能したい。
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