目次
1. チャバタとは?

チャバタ(Ciabatta)とは、四角くて平たい形が特徴的なイタリア発祥のパンの一種。水分量が少ないためしっとり・モチモチした食感であり、バターや牛乳といった乳製品を使っていないため脂質が少ないことも特徴となっている。イタリアではサンドイッチ(パニーニ)として食べられることが多い。また、イタリアだけでなくヨーロッパや日本などでも注目を集めている。
2. チャバタの3つの魅力

現在はイタリアの代表的なパンの一つとなったチャバタ。そんなチャバタは近年、日本でも認知度が高まっているが、まだその魅力を知らない人もいるだろう。そこでチャバタの魅力を3つ紹介する。
魅力1.しっとりとした食感が美味しい
チャバタの特徴の一つは、水分量が多いこと。また、クラム(パンの中身のこと)には大きな気泡があり、たっぷりと水分を含んでいるため、しっとり&モチモチの独特な食感を楽しめる。パリッと香ばしい表面と、ジュワ~ッとパンのうま味が広がる中身が、チャバタの魅力の1つ目となっている。
魅力2.乳製品が不要で材料が少ない
チャバタの詳しい作り方は後述するが、チャバタは小麦粉(強力粉)、塩、オリーブオイル、イーストなど少ない材料で作れるのも魅力である。特に、乳製品を使わずに作れるため、脂質を少なくできるのもポイントだ。また、作り方自体も簡単で、手でこねて生地を作ることができる。
魅力3.アレンジサンドも楽しめる
チャバタの一般的な食べ方はオリーブオイルに付けて食べる方法だが、本場イタリアではサンドイッチ(パニーニ)にも使われている。サンドする具材はサーモン、チキン、ハム、チーズ、野菜類などが多く、さまざまな味わいを楽しめる。アレンジサンドが楽しめるのもチャバタの魅力といえる。
3. チャバタの基本的な作り方

チャバタは、家で作ることも可能だ。必要な材料は強力粉、塩、オリーブオイル、イーストなどとなっている。これらの食材を用意したら、さっそく以下の手順でチャバタを作ってみよう。
チャバタの作り方・手順
1.ボウルにぬるま湯とイーストを入れる
2.ボウルに強力粉・塩・油を入れて混ぜる
3.粉がなくなるまで混ぜたらラップをして置く
4.休ませた生地を取り出ししっかりとこねる
5.丸めた生地をボウルに入れラップをしておく(一次発酵)
6.生地を取り出して、広げながら空気を抜く
7.生地を切り分けて強力粉を振り休ませる(二次発酵)
8.再度強力粉を振りオーブンで加熱したら完成
2.ボウルに強力粉・塩・油を入れて混ぜる
3.粉がなくなるまで混ぜたらラップをして置く
4.休ませた生地を取り出ししっかりとこねる
5.丸めた生地をボウルに入れラップをしておく(一次発酵)
6.生地を取り出して、広げながら空気を抜く
7.生地を切り分けて強力粉を振り休ませる(二次発酵)
8.再度強力粉を振りオーブンで加熱したら完成
【チャバタを作るときのポイント】
・こねるときは体重を乗せてこすり付けるとよい
・発酵では2倍程度に膨らむのを目安にするとよい
・ナッツやドライフルーツなどを練りこむのもおすすめ
・発酵では2倍程度に膨らむのを目安にするとよい
・ナッツやドライフルーツなどを練りこむのもおすすめ
4. チャバタで作るサンドイッチ集

チャバタはそのまま食べても美味しいが、半分にしてから中に具材を入れてサンドイッチを作るのもおすすめだ。ここではチャバタを使った美味しいサンドイッチのアイデアを紹介する。
その1.イタリアンパニーニ
パニーニとは、イタリア版のサンドイッチのことだ。パンにはフォカッチャやロゼッタのほか、チャバタを使うことも多い。作り方は簡単で、チャバタを横側から半分にカットし、ハムやチーズ、パプリカといったお好みの具材をサンドするだけだ。イタリアでは軽食としても食べられている。
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その2.チキンサチャバタサンド
ボリューム満点のチャバタサンドを楽しみたいなら、照り焼きチキンなどをトッピングするのもおすすめだ。横にカットしたチャバタにレタスなどを置いてから、その上にカットした照り焼きチキンをトッピングする。さらに、マヨネーズやオーロラソースなどをかけてサンドすれば完成だ。
その3.プルコギチャバタサンド
チャバタの具材に韓国の定番料理「プルコギ」をサンドしても美味しい。横にカットしたチャバタにレタスなどを置いてから、プルコギ風に味付けした牛肉をトッピングすればよい。プルコギにしっかりと味が付いているため、そのままでも濃厚でボリュームたっぷりのチャバタサンドを楽しめる。
5. チャバタに関するよくある質問

ここまでチャバタについて詳しく解説してきた。しかしまだ「チャバタの名前の由来が知りたい」や「チャバタがいつ誕生したのか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、チャバタに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.チャバタの名前の由来とは?
チャバタ(Ciabatta)の語源はイタリア語で、直訳すると「スリッパ」や「(靴の)中敷き」などの意味があるという。名前の由来は、四角くて平たい見た目をしており「スリッパに似ているから」と考えられている。なお、通常よりもサイズが小さいものは「チャバッティーナ」と呼ばれている。
Q2.チャバタはいつ頃誕生した?
チャバタはイタリアを代表するパンの一種であるが、実は誕生したのは1980年代初頭と比較的最近である。諸説あるようだが、イタリア・ヴェネト州にあるアドリアのとあるパン職人が、仕込みの水の量を誤ったことがチャバタ誕生のきっかけになったという。その後、水の量を調整したり改良したりして誕生したのが現在のチャバタである。現在はドイツや北欧などでもポピュラーになっている。
結論
チャバタは小麦粉・塩・オリーブオイル・イーストといった少ない食材で作るのが特徴で、小麦の味わいや香りを楽しめるシンプルなパンとなっている。オリーブオイルなどをつけてそのまま食べても美味しいが、スライスして好みの具材をサンドするのもおすすめだ。材料とオーブンがあれば家でも作れるので、もし興味があったらチャバタ作りに挑戦してみよう。
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