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きゅうりがカッパでマグロが鉄火の謎を追え!寿司の疑問を解明!

きゅうりがカッパでマグロが鉄火の謎を追え!寿司の疑問を解明!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年7月25日

寿司のなかでも巻物は、庶民派の立ち位置。食べやすいこともあり、広く親しまれる存在だ。そんな巻物のなかでもカッパ巻きと鉄火巻きは王道中の王道。しかし、よく考えてみるときゅうりがカッパ、マグロが鉄火と素材とは異なる言葉が当てられている。今回はそのなぜ?を徹底解明。

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1. きゅうりがカッパ巻きのなぜ?

カッパとは

カッパは、日本で広く知られる妖怪の一種。川(河)に出没する童(わらべ)という意味で漢字では河童。じつは非常に古くからいい伝えられてきた妖怪で、時代によってその風貌には違いがあるらしい。多くの人が抱くカッパの姿は、全身が緑色、頭に皿のようなものをのせているものであろう。これはどうやら、江戸時代以降に作られたイメージらしい。

カッパと地方性

浮世絵師として広く知られる葛飾北斎もカッパを描いていることからもわかるように、日本人にとっては非常に縁が深い妖怪であるカッパ。日本全国津々浦々、さまざまなところでいい伝えられている。とりつかれるというものもあれば、お供え物をすると病気を治してくれるなど、地方によってさまざまないい伝えがある。

カッパときゅうり

本題のきゅうりの巻物をカッパ巻きと呼ぶゆえん。じつはこれは単純で、きゅうりがカッパの好物であるため。カッパがきゅうりを好きだとされるゆえんはさまざまだが、カッパが川に現れること、水の神様の化身だといわれる説があること、という線が濃厚。実際に、日本では古くから、水の神様へのお供え物にはきゅうりがツキモノだったらしい。日本においてきゅうりは、お盆の飾りとしても知られ、神へのお供え物としてポピュラーな存在だったのかもしれない。カッパが好きな食べ物であるきゅうりを巻物にしているから、カッパ巻きと呼ばれるようになったのだ。

2. マグロが鉄火巻きのなぜ?

鉄火とは

そもそも鉄火とは、真っ赤に焼かれた鋼や刀剣や鉄砲のことを指す言葉である。そのほかにも威勢がよいことを指す場合があり、そのようなときは鉄火な〇〇のように形容動詞として使われる。このように鉄火という語彙は総じて、荒々しいイメージの意味が並ぶ。実際に江戸時代には、鉄火場というと賭博場を指していた。この賭博場こそ、鉄火巻きのルーツにつながる存在だ。

寿司の進化

寿司が庶民の食べ物として開花したのは江戸時代。巻き寿司は、現在の鯖寿司などに通ずる棒鮨の進化系であったといわれている。江戸時代に食べられるようになった巻き寿司だが、じつは現代にも通ずる地域性が存在していた。関西地方では具だくさんの太巻きが、関東地方ではシンプルな細巻きがトレンドだったというのだ。いまや全国区となった恵方巻きが関西発のものであることからも、この地域性が感じられる。

鉄火巻きと博打

鉄火巻きが生まれたのは明治時代だとされている。当時はいまよりも広く博打が行われており、その賭博場で食べられていたのが細巻きであった。当時はバリエーションが少なく、かんぴょう巻きがスタンダードだったが、だんだんと飽きてきたギャンブラーたちの声を受けて作られたのが、マグロを巻いた細巻きであった。賭博場が鉄火場と呼ばれたことから、この細巻きは鉄火巻きと名付けられたのだ。

3. カッパ巻きと鉄火巻き以外の細巻き

通の細巻き

定番の細巻きといえば、納豆や梅きゅうり、たくさんなどであろう。しかし、鮨店を訪れると通好みの細巻きがいくつも存在する。わさびと細切りのきゅうりやコハダとガリは、職人の腕が光る細巻きともいわれている。これはコハダが非常に繊細な下ごしらえを要すること。そして鮨の名脇役ガリとわさびの味わいをも確認することができるから。実際に食べてみるとお分かりいただけると思うが、非常に大人好みの味わいだ。機会があればぜひ、オーダーしてみてほしい。

結論

今回は、きゅうりの細巻きがカッパ巻き、マグロの細巻きが鉄火巻きと呼ばれている謎について紹介した。普段何気なく、カッパ巻きや鉄火巻きなどと呼んでいるが、なぜそう呼ばれているのか、呼び名の由来について調べてみるとなかなか面白い。寿司を食べる機会があれば、仲間や家族にその知識を披露してみてはどうだろうか?
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