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モンブランの歴史と意味を知ろう!国によって見ためが違う?

モンブランの歴史と意味を知ろう!国によって見ためが違う?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2020年7月26日

細い線状のマロンクリームが美しく飾られているモンブランは、日本でも大人気のケーキ。生クリームやチョコクリームが苦手な人でも、和の風味を楽しめるモンブランは食べやすいだろう。そんなモンブランだが、よく見かける黄色いクリームはなんと日本独自のものだとか。まだまだ知らないモンブランの世界をのぞいてみよう。

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1. モンブランは国によって違う?

モンブランとは山の名称であり、フランスとイタリアの国境にそびえるアルプス山脈のなかで最も高い山である。モンブランをフランス語で表記すると「MontBlanc」となっている。「Mont」は山の意味を、「Blanc」は白という意味を指す。イタリア語でも、白い山を指す「モンテビアンコ」という言葉がある。どちらの国にも、山としてのモンブランを模倣した栗を使ったお菓子が存在しており、雪で覆われた美しい山が表現されているのだ。フランスとイタリアのモンブランの特徴はそれぞれ次のとおりである。

・フランス

メレンゲを土台にして生クリームを置き、栗のペーストを線状に絞り出して粉糖をかけて仕上げる。栗の色は茶色が標準。これはペーストに使用する栗を渋皮ごと煮ているためだ。そして、モンブランにふりかける粉糖は、山頂に積もる雪に見立てている。

・イタリア

モンブラン発祥のルーツとされているイタリアのモンブランは、栗のペーストを盛り付けて、生クリームをのせたもの。日本で当たり前に見るモンブランはマロンペーストをグルグルと絞り出しているが、その姿からは全く想像できないものだ。1900年代に発刊された書物には、イタリアのモンブランが紹介されている。イタリアのモンブランがフランスに渡り、形を変えて独自のモンブランとして発展していったと考えられる。

・日本

日本のモンブランといえば黄色いマロンペーストが特徴である。形としてはフランスのモンブランに近いが、フランスのモンブランは茶色、日本のモンブランは黄色である。日本のモンブランがなぜ黄色なのかというと、栗の甘露煮を使用していたりクチナシで着色していたりするからだという。黄色のモンブランは日本独自で広まっていったが、1960年代にはフランスで修行したパティシエ達が本場のモンブランを日本に伝えた。現在では、店によって黄色のモンブランと茶色のモンブランに分かれている。

2. 黄色いモンブラン誕生の秘密

それでは、日本の黄色いモンブランがどのように誕生したのか、モンブランの歴史について詳しく見てみよう。

モンブランを初めて販売したのは、東京にある「モンブラン」という店。戦後すぐの1945年にオープンさせた。モンブランを作ったきっかけは、店主が欧州を訪れたときに出会った現地のモンブランだったそうだ。本場のモンブランを日本人の口に合うように土台をメレンゲからカステラに、マロンペーストは栗の甘露煮を使用して改良し、日本独自のモンブランを誕生させた。カステラが使われている理由に、当時バターケーキが流行していた背景が挙げられる。

モンブランといえば雪山だが、日本のモンブランもトップにメレンゲをのせており、大事なポイントは忘れていない。受け継ぐところは受け継ぎながらも、日本人の口に合うように改良を重ねたことがモンブランのヒットに繋がったのだろう。

3. これは外せない!モンブランといえばアンジェリーナ

フランスのパリにある老舗洋菓子店の「アンジェリーナ」は、世界中に知られている名店である。日本でもアンジェリーナのモンブランを食べられるショップがいくつかあり、本場の味わいを楽しめるようだ。アンジェリーナのパリ本店は1903年に創業され、著名人やパリジェンヌに親しまれてきた店である。内装にもこだわり、セレブの社交場として優雅なひと時を過ごしていたそうだ。

アンジェリーナにはモンブラン以外のケーキも揃っているが、一番有名なのはやはりモンブラン。アンジェリーナのモンブランはシンプルで、メレンゲとマロンクリーム、生クリームのみでできている。甘みが強いため、ノンシュガーの紅茶やコーヒーと一緒に食べるのがおすすめ。

また、モンブランのサイズは直径8cmと日本人から見るとサイズが大きいため、小さめのデミサイズも販売されている。デミサイズが展開されているのは、なんと日本のみのようだ。また、季節に合わせて旬の食材を使ったモンブランも登場する。アンジェリーナはイベントなどでも販売されることがあるので、こまめにチェックをして是非一度は食べてみてほしい。

結論

モンブランはアルプス山脈のモンブランから発祥したケーキで古い歴史をもつ。日本では黄色のモンブランが主流であるが、フランスでは茶色いモンブラン、イタリアでは山の形をした三角のモンブランなど国によって特徴が異なるのが面白い。歴史や違いを知ると、より一層モンブランの奥深さを感じられたはずだ。
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