1. 回鍋肉の献立におすすめの副菜

豚肉とキャベツ、ピーマンなどを炒め甘辛いみそ味に仕上げた回鍋肉は、こってりとした味が特徴。そのため、副菜にはさっぱりとしたものを選ぶとよいだろう。また、回鍋肉には使われていない食材を使用することで献立に栄養や彩りを補うのもポイントだ。
サラダ
回鍋肉には肉も野菜も入っているが、食材の種類は少ない。そこで、トマトやレタス、水菜などの生野菜を使ったサラダが副菜にぴったりである。ドレッシングを工夫することで普通のサラダでも中華料理にふさわしいものになる。ボリュームを出したい場合は、豆腐や蒸し鶏などをトッピングするとよい。
野菜たっぷりの点心
回鍋肉自体が簡単な料理のため、時間に余裕がある場合は春巻きやしゅうまいなどの点心を副菜として用意すれば豪華な献立になる。ただし、肉がたっぷりの点心では副菜としては重いため、野菜中心の具材にしよう。春雨の代わりに豆苗を使った春巻きや、小松菜をたっぷり入れた翡翠しゅうまいなどがおすすめだ。
中華風マリネ
簡単に用意できる副菜としては、マリネがおすすめだ。赤や黄色のパプリカを使うと献立に彩りが加わる。きのこやたまねぎ、魚介類を一緒に和えるとより美味しい。
塩味の炒めもの
回鍋肉も炒めものだが、味付けや具材を変えれば炒めものの副菜を献立に入れてもよいだろう。さっぱりとした塩味のエビと青菜の炒めもの、青梗菜ときのこの炒めものなどが合う。
2. 回鍋肉の献立に合わせたいスープ

スープも副菜と同様で、こってり味の回鍋肉を食べやすくする薄味のものを用意したい。バランスのよい献立にするには、スープと副菜の味を変えるのがコツである。たとえば副菜にマリネを選んだ場合は酸辣湯など酸味のあるスープではなく塩味やしょうゆ味のものを選ぶとよい。
鶏ガラベースの卵スープ
鶏ガラスープの素で作る優しい味のスープは回鍋肉の献立にぴったりだ。卵のほか、たまねぎやにんじん、しいたけ、青菜、わかめなどを加えれば彩りもよくなり栄養も摂れる。
しょうが風味のきのこスープ
しっかりとした味付けの回鍋肉には、しょうがのきいたさっぱりとしたスープもおすすめ。えのきだけやしめじなど好みのきのこをたっぷり入れて、片栗粉でとろみをつけよう。
豆腐と野菜の酸辣湯
副菜に酸味のないものを選ぶ場合は、スープで献立に酸味を加えよう。さわやかな風味で、回鍋肉の濃厚さを和らげてくれる。具材は豆腐と卵のほか、にんじんやたまねぎ、きのこなどがおすすめだ。
3. 和風回鍋肉のアレンジ献立

中華の回鍋肉は甜面醤という甘辛みそで作られるが、日本のみそをベースに作った和風の回鍋肉も美味しい。その場合は、献立も和風にまとめよう。和風回鍋肉のアレンジ献立を紹介する。
副菜
きゅうりとカニカマの酢の物など酸味のあるものや、海苔とレタスの和風サラダなど生野菜を使った副菜がおすすめだ。ミニトマトやパプリカで彩りを添えよう。また、切り干し大根の煮物や青菜のお浸しなど、あっさりとした優しい味わいの副菜も合う。
スープ
回鍋肉がみそベースの味付けのため、スープは塩やしょうゆで味付けしたものを選ぶとよい。かきたま汁、きのこ汁などのほか、あさりのすまし汁、いわしのつみれ汁などで献立にボリュームを出すのもおすすめだ。
結論
回鍋肉のようなガッツリ系メニューには、さっぱりとした副菜やスープを合わせるのが献立の考え方の基本である。味や彩り、栄養のバランスを考えながら食材や味付けがなるべく重ならないようにするのもポイントだ。薄めの味付けや油を控えた副菜・スープを加えれば、食べやすく満足感のある献立になるだろう。
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