1. チキンラーメンとは
チキンラーメンを開発したのは、いわずと知れた日清食品の創業者である安藤百福。NHKの朝ドラで取り上げられたことでも話題になった。百福は、戦後、焼け野原になった大阪でラーメン屋台に大行列ができているのを目にして、インスタントラーメンの開発に乗りきる。彼が掲げた原則は、美味しいこと、簡単に調理できること、長期保存ができること、手ごろな価格であること、衛生的で安全であること。このすべてを網羅したインスタントラーメンが完成、誕生したのは、1958年のことであった。
特許製法
百福が最も苦労したのが、麺を美味しく、そして長く保存できるようにすること。試行錯誤の末に、麺を油で揚げて乾燥させる製法を編み出し、特許を取得するに至った。以後、マイナーチェンジを繰り返し、発売から62年経ったいまでも多くの人に愛されている、超がつくロングセラーがチキンラーメンである。
チキン味の秘密
百福は、初めからスープはチキン味に決めていたそう。それは中国やフランスなどの料理先進国といわれる国は、どこもチキンスープを基本にしていたからである。チキンラーメンのスープは、国産チキンを香辛料でじっくりと煮込んだ濃縮スープが基本になっているそう。こう考えるとアレンジの幅が広いことも頷ける。
2. チキンラーメンの鉄板ちょい足しアレンジ
ちょい足しアレンジ その1
チキンラーメンといえば、卵といえるほど、その関係性は深い。その印に、近年、卵ポケットなるくぼみが麺につけられるようになった。第一のちょい足しアレンジは、卵に認定!公式サイトには、溶いた生卵をつけながら食べるアレンジや、麺とスープを別にして、麺に生卵を絡めながら食べるアレンジも掲載されている。
ちょい足しアレンジ その2
もうひとつ欠かせないのが色み。CMなどではネギが使われているが、ここはほうれん草やインゲン、パクチー、セロリの葉っぱなど、さまざまな野菜にアレンジすることができそうだ。季節の青みを用意するのもおすすめ。
ちょい足しアレンジ その3
コンビニの惣菜をトッピングに活用するちょい足しアレンジも話題を集めた。金平ごぼうやザーサイと鶏肉の和え物、ポテトサラダをのせるようなツワモノもいるらしい。栄養バランスが取れるところも嬉しい。
3. チキンラーメンのちょい足しアレンジの基本
ちょい足し基本アレンジ その1
まろやかに仕上げたい人におすすめの組み合わせは、チーズと卵黄を加えて食べるその名もなんちゃってカルボナーラ風。よりリッチに仕上げたい人は、牛乳でチキンラーメンを茹でるといった方法も。たっぷりの胡椒が食欲をそそる。粉チーズ以外にもとろけるチーズを大胆にのせるアレンジも。
ちょい足し基本アレンジ その2
ラー油とごま油をたっぷりと加えると大人仕様の味わいに。香ばしいチキンラーメンの香りと刺激的な辛さがぴったりとマッチする。この場合はあえて卵なしがおすすめ。その分、ネギやパクチーなど香味野菜をどっさりのせて食べるといい。
ちょい足し基本アレンジ その3
ちょい足し、とはいえないが、つけ麺風に食べるアレンジは、一度試してほしいところ。鍋でチキンラーメンを茹でて、スープと麺に分けて盛り付けるだけと作り方は非常に簡単だ。スープに、酢やキムチ、ねりゴマ、食べるラー油などを加えて味変させるのもおすすめ。同じチキンラーメンなのに、つけ麺にするとまた違った美味しさを味わうことができる。
結論
チキンラーメンは、インスタントラーメンの元祖。その美味しさはお墨付きだが、ちょい足しアレンジのテクニックを使うとさらに美味しく、チキンラーメンライフを楽しむことができる。自分らしいアレンジをどんどん探してみよう。
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