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ボスカイオーラとは?キノコとツナで作るイタリア料理を詳しく解説!

ボスカイオーラとは?キノコとツナで作るイタリア料理を詳しく解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年6月28日

イタリアンのメニューで見かけることがある「ボスカイオーラ」。これはキノコやツナなどを使ったピザやパスタなどのイタリア料理のことである。一般的に数種類のキノコを使って作るため、キノコのうま味と豊かな香りが楽しめるのが特徴となっている。今回はそんなボスカイオーラについて詳しく説明する。作り方やアレンジ方法を覚えて、イタリアンのバリエーションを増やしてみよう。

  

1. ボスカイオーラとは?

ボスカイオーラ(Boscaiola)とは、キノコ類とツナを使ったイタリア料理のことである。キノコにはさまざまな種類があるが、一般的にはシイタケ・しめじ・マッシュルーム・えのき・エリンギ・マイタケなどから数種類使われることが多い。また、パスタやピザにも使われるが、通常はトマトソース系のパスタであることが多くなっている。チーズがなくても濃厚なパスタを楽しむことができる。

ボスカイオーラの歴史

イタリアでは古くからボスカイオーラのようなキノコ料理が作られていたため、ボスカイオーラの正確な発祥地はわかっていない。そのため、起源については諸説あり、イタリアのトスカーナ州とエミリア・ロマーニャ州の間にある山地などが候補としてあるようだ。また、アメリカからトマトが輸入される前までは、トマトベースではないホワイト系のボスカイオーラが主流だったという。

ボスカイオーラの意味

ボスカイオーラ(Boscaiola)は、イタリア語で直訳すると「木こり」という意味がある。また、ボスコ(bosco)には「森/森林」という意味があり、森でとれたキノコをたくさん使っていることからこの料理名が「ボスカイオーラ」となっているそうだ。また、ボスカイオーラにはツナが使われることが多いが、これは缶詰に入ったツナが切り株の年輪に似ていることが関係しているという。

2. ボスカイオーラの特徴や魅力を紹介

ボスカイオーラにはキノコがたっぷりと使われているため、キノコのうま味や香りを楽しむことができる。また、キノコ類はビタミン類や食物繊維などを多く含んでおり(※1)、栄養面でも優れているのが特徴である。そんなボスカイオーラの特徴や魅力について詳しく確認しておこう。

その1.キノコのうま味を楽しめる

ボスカイオーラの魅力の1つが、キノコをたっぷりと使っているため豊かな香りと濃厚なうま味を楽しめるということ。また、キノコのほかにオイル感の強いツナや、酸味とうま味がいっぱいのトマトなども使うため、美味しさが詰まった一品となっている。トマトソース系のパスタにはチーズを使うことが多いが、ボスカイオーラには十分なうま味やコクがあるためチーズを使わなくても美味しい。

その2.ビタミンや食物繊維が摂れる

ボスカイオーラにはキノコ類が多く使われているが、キノコ類はたんぱく質・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などの栄養素を多く含んでいる(※1)。特にビタミン類に関しては、ビタミンDが豊富となっている。また、栄養価が高い一方で水分量が多いため、低カロリーであることも特徴となっている。そのため、具沢山にしてもヘルシーな料理を楽しむことができる。

3. ボスカイオーラの基本的な作り方

ボスカイオーラは、食材を揃えれば自宅で作ることも可能である。必要な食材はスパゲッティ、玉ねぎ、お好みのキノコ類(シイタケ・しめじ・マイタケなど)、ツナ缶、トマト缶、塩コショウ、オリーブオイルなどだ。これらの食材を用意したら以下の手順でボスカイオーラを作ってみよう。

ボスカイオーラの下ごしらえ

  • キノコ類は小房に分けておく
  • 玉ねぎは薄くスライスしておく
  • ツナ缶は油をきっておく

ボスカイオーラの作り方・手順

  • オリーブオイルを引いたフライパンで玉ねぎを炒める
  • (1)にキノコを加えて、塩コショウを振っておく
  • (2)にツナ缶とトマト缶を加えて3~4分程度煮詰める
  • 別の鍋にお湯を沸かしておき、スパゲッティを茹でておく
  • 茹で上がったスパゲッティを(3)に加えてよく絡める
  • お皿に盛り付けてからパセリなどを散らせば完成

4. ボスカイオーラのアレンジ方法

ボスカイオーラは、具材を変えるだけでも違った味わいを楽しめる。また、トマトソース系のパスタであることが多いが、オイルベースやホワイトソース系などにしても美味しい。さらにピザなどのトッピングにするのもおすすめだ。そんなボスカイオーラの美味しいアレンジ方法も確認しよう。

アレンジ1.ポルチーニ茸のボスカイオーラ

ボスカイオーラに使用するキノコは基本的にお好みでよいが、本格的な味わいに仕上げたいならポルチーニ茸を使うのがおすすめだ。ポルチーニは松茸やトリュフと同じ世界三大キノコの一つであり、豊かな香りと濃厚なうま味が特徴となっている。生のポルチーニ茸のほうが美味しいが入手は難しいため、ネット通販などで入手しやすい乾燥ポルチーニ茸を使ってボスカイオーラを作ってみよう。

アレンジ2.ホワイトソースのボスカイオーラ

ボスカイオーラはオイル系やホワイトソースなど、トマトソース以外でも作ることが可能だ。作り方の基本は同じで具材を炒めてから、ホワイトソースなどを加えればOKである。ホワイトソースにすることで、マイルド感のあるボスカイオーラを楽しめる。また、ソースに合わせてパスタをフェットチーネやショートパスタなどに変えてみるのもおすすめとなっている。

アレンジ3.ボスカイオーラピザ

ボスカイオーラはパスタで提供されることが多いが、ピザのトッピングなどに使うのもおすすめ。ボスカイオーラを乗せるだけでも美味しいが、ボスカイオーラピザを作るときはベーコンやソーセージのような肉類もトッピングするとより美味しくなる。キノコ類がたくさん使われているため、ボリューム満点のピザを楽しめるだろう。

結論

「木こり」という意味があるボスカイオーラは、森の幸であるキノコをタップリと使ったイタリア料理のことである。そんなボスカイオーラはキノコ類・ツナ・トマトなどの食材を用意すれば自宅で作ることも可能となっている。アレンジの幅も広いのでキノコを変えたり、ベースとなるソースを変えたりして美味しいボスカイオーラを作ってみよう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2020年9月28日

  • 更新日:

    2021年6月28日

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