目次
1. フライパンでもできる!もも肉のジューシー蒸し鶏

フライパンだけでも、もも肉を使った蒸し鶏を仕上げられる。まずは手軽なフライパンでの調理を試してみよう。
下ごしらえ
もも肉には筋がいくつかあり、そのまま加熱すると縮まってしまう。形が崩れるほか、食感が固いので、あらかじめ筋を切っておこう。また、もも肉の端に付いている余分な脂身を切り離しておきたい。ほかに、もも肉の厚みに偏りがあると、火が中まで均一に通りにくい。たとえば極端に厚い箇所があれば、包丁を入れて開いておこう。
下ごしらえが終わったら、もも肉に塩こしょうなどで下味を付けよう。必須ではないが、加熱前に味付けをすればもも肉にしみ込みやすい。
下ごしらえが終わったら、もも肉に塩こしょうなどで下味を付けよう。必須ではないが、加熱前に味付けをすればもも肉にしみ込みやすい。
フライパンで蒸し焼きにする
下ごしらえをしたもも肉をフライパンに入れ、水や酒をかけてふたをし、加熱する。好みによっては先に軽く焼くのもよい。水が沸騰したら弱火にし、じっくり火を通していこう。必要な時間は鶏肉の温度などにもよるが、不安なら10分程度は加熱しよう。
水は少量でOK!
なお、フライパンに加える水は少量でよい。たとえば100ml程度あればよいだろう。水が多過ぎると、どちらかといえば茹でる格好になり、水っぽくなってしまう。また、食感も固くなりやすい。あくまで少量の水や酒で蒸すことで、ジューシーな食感に仕上げやすいのだ。野菜を一緒に調理する場合は野菜の水分も出るため、なおさら水は少なめで済む。
2. 6分茹でたら放置するだけ!しっとりもも肉の蒸し鶏

蒸し鶏を鍋で作るのも定番だ。もも肉を茹でて作るが、調理のポイントは余熱を利用することで、茹で時間自体は6分程度で済んでしまう。
茹でて、さらに余熱で火を通す
もも肉の下ごしらえが終わったら、鍋にたっぷりの水や香味野菜と一緒に入れ、火にかける。沸騰したらそのまま6分ほど茹でたら、火を止める。あとはそのまま置き、余熱でじっくり火を通していけばよい。湯が冷めるまで時間をしっかりかけ、中まで火を通していこう。うまく作れれば、火が通りつつも柔らかい食感を楽しめる。
中まで火が通っているか要注意!
茹で時間が6分程度と書いたが、もも肉に火が通りにくい状態になっている場合もありうる。たとえば、冷蔵庫からもも肉をすぐに出して使う場合は、必要な加熱時間が長くなる。余熱による加熱でも中まで火が入らない可能性があるのだ。火が通りきらないと食中毒のリスクがあるため、注意したい。たとえば、もも肉を鍋に入れる前に常温に戻す、もも肉が厚い場合は茹でる途中で裏返すなどすればよい。
いずれにせよ、中まで火が通っているかどうかを忘れずに切って確認しよう。
いずれにせよ、中まで火が通っているかどうかを忘れずに切って確認しよう。
3. 柔らかく仕上げるなら!圧力鍋でもも肉の蒸し鶏を作ろう

圧力鍋を使えば、もも肉を使った蒸し鶏を短時間で調理できる。家に圧力鍋がある人は、ぜひ試してみよう。
圧力鍋なら火を通しやすい!
圧力鍋は高圧で加熱が行える。そのため、食材に火が通りやすく、柔らかく仕上がる。蒸し鶏も例外ではなく、火の通りが速いうえに、ほぼ確実に柔らかい食感を楽しめる。火の通り方が心配な人も、圧力鍋を使えば安心だ。
作り方は通常の鍋を使う場合とほぼ同じ
作り方は通常の鍋を使う場合と同様で、下ごしらえしたもも肉を水や酒と一緒に加熱すればよい。圧力鍋のふたを閉めて加圧すれば、すぐに火を通せる。通常の鍋と同じ時間だけ茹でれば十分だろう。ただし、すぐに触ると高温のため危ない。しばらく置き、冷めるまで待とう。結果として余熱でさらに火を通すことになるので、食感がより柔らかくなると期待できる。
4. カロリー制限中でも食べたい!もも肉の蒸し鶏の食べ方

もも肉を使った蒸し鶏は美味しいのだが、実はカロリーに要注意だ。もも肉のカロリーは100gあたりおよそ253kcalあるため、あっさりだからと食べ過ぎるとカロリー過多になる。何らかの形でカロリーオフできれば望ましい。方法をいくつか見ていこう。
皮を外す
もも肉の皮は高カロリーだ。皮を外せば、100gあたりのカロリーは約138kcalまで落ちる。ヘルシーに食べたいなら、皮を外して調理するのがおすすめだ。とはいえ、皮はジューシーな食感に結びつく部位でもある。付けたまま食べるか外すかを選ぼう。
代わりにむね肉を使う
むね肉のカロリーは、もも肉に比べて低い。100gあたりを皮付きで比較すると約9kcal、皮なしでは約17kcalの差がある。小さな差ではあるが、もも肉の代わりにむね肉を使えばカロリーオフを狙える。むね肉はもも肉に比べて固くなりやすいが、先述の工夫をすれば柔らかく仕上げられるはずだ。
野菜を多く使う
蒸し鶏は肉だけで調理するとは限らない。ほかの野菜も付け合わせれば、ビタミンや食物繊維を補いつつカロリーオフも狙える。蒸し野菜はとくに美味しいので、ぜひたくさん使ってかさ増しをしたい。
結論
もも肉を使った蒸し鶏は、フライパンや鍋、圧力鍋といったさまざまな調理器具で作れる。それぞれ気を付けるべきポイントがあるものの、作り慣れれば決して手間ではないはずだ。柔らかい食感に仕上げ、好みの味付けで食べていただきたい。カロリーには気を付けつつ、蒸し鶏を楽しんでいただければ幸いだ。
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