1. フランス料理?フォンドボーとは

フォンドボーという言葉は、あまり聞き慣れない人が多いことであろう。フォンドボーがいったいどんなものなのか、詳しく解説していく。
フォンドボーとは
フォンドボーとは、仔牛の肉や骨を焼いて、さらに煮込んでからとった出汁のことである。
フォンドボーとはフランス料理?
フォンドボーはフランス料理で、もちろんフランス語が使われている。「フォン」は出汁を意味していて、「ボー」は仔牛を意味している。
日本でいう和風出汁のように、フォンドボーはフランス料理の中では必ずといっていいほど用いられる出汁である。
日本でいう和風出汁のように、フォンドボーはフランス料理の中では必ずといっていいほど用いられる出汁である。
フォンドボーは市販販売あり
フォンドボーは、市販で数多く販売されている。冷凍タイプ、缶詰タイプ、フレークタイプ、液状タイプなど、種類はさまざまである。フォンドボーの取っ掛かりとして、試しに市販のものを使ってみるのもよいだろう。
少し手間はかかるが家で手作りすることも可能なので、次に「本格的なフォンドボーの作り方」を紹介していく。ぜひ、多くの人に参考にしてもらいたい。
少し手間はかかるが家で手作りすることも可能なので、次に「本格的なフォンドボーの作り方」を紹介していく。ぜひ、多くの人に参考にしてもらいたい。
2. 本格的なフォンドボーの作り方とは?

フォンドボーは、市販のものを購入する人が多いことであろう。では、実際に自宅で作ろうと思ったら、どのように作るのか?詳しくレシピを紹介していく。
フォンドボー作りは時間がかかる
フォンドボー作りには、丸2日かかる。そのため、時間に余裕がある時に取り組むことをおすすめしたい。
フォンドボー作りに使う材料を紹介
メインになる材料は、フォンドボーの「ボー」に当てはまる「仔牛筋or骨」である。基本的には仔牛筋を使用するが、入手しにくいので手に入らなかった場合は仔牛骨を使い作ることにする。
ほかに野菜類は、たまねぎ、にんじん、セロリ、にんにく、ホールトマト缶などを使い、さらにローリエ、タイム、黒コショウなどを使いながら作っていく。
次に、実際の作り方を紹介していく。
ほかに野菜類は、たまねぎ、にんじん、セロリ、にんにく、ホールトマト缶などを使い、さらにローリエ、タイム、黒コショウなどを使いながら作っていく。
次に、実際の作り方を紹介していく。
フォンドボーの作り方を紹介
最初に、仔牛筋or骨をオーブンで30分程度焼く。上下を引っくり返したりオーブンと肉の状況を見ながら鉄板内で場所を移動させながら、全体的に焦げ目がつくようにこんがりと焼く。
焼きあがった仔牛筋or骨を大きめの鍋に移動させて、水を加えて火にかける。そこに、ホールトマト缶を潰してから加える。
野菜類(たまねぎ、にんじん、セロリ、にんにく)を、大きめの乱切りにして、フライパンを使って炒める。その後、仔牛筋or骨を煮ている鍋に炒めた野菜類を加える。
沸騰してきたら、香辛料(ローリエ、タイム、黒コショウ)を入れて、アクを取り除きながら2日間煮続ける。
2日後、2~3回漉したらついにフォンドボーが完成する。
焼きあがった仔牛筋or骨を大きめの鍋に移動させて、水を加えて火にかける。そこに、ホールトマト缶を潰してから加える。
野菜類(たまねぎ、にんじん、セロリ、にんにく)を、大きめの乱切りにして、フライパンを使って炒める。その後、仔牛筋or骨を煮ている鍋に炒めた野菜類を加える。
沸騰してきたら、香辛料(ローリエ、タイム、黒コショウ)を入れて、アクを取り除きながら2日間煮続ける。
2日後、2~3回漉したらついにフォンドボーが完成する。
小分けにして冷凍保存がおすすめ
できあがったフォンドボーは1回に使う量ごとに分けて、冷凍保存しておくと便利である。
3. フォンドボーの使い方とは?代用できるものはある?

フォンドボーを作ったり購入したら、ぜひ美味しい料理に活用してもらいたい。これから、おすすめの使い方を紹介していく。
ハンバーグのソースに使用
煮込みハンバーグを作る時におすすめしたい。フライパンでハンバーグを焼いたら、そこにフォンドボーを加えて煮込む。コクがたっぷりの煮込みハンバーグが完成する。
ビーフストロガノフに使用
牛肉とたまねぎやマッシュルームなどを炒めたあとに、フォンドボーとほかの調味料を加えて煮込む。ごはんとよく合うビーフストロガノフが完成する。
トルティーヤとの相性バツグン
トルティーヤはオーブントースターで軽く焼き、フォンドボーは温めておく。トルティーヤをフォンドボーにつけて食べると美味しいのでおすすめである。
パスタに活用
フライパンにオリーブオイルをひいて、一口大に切った具材を炒める。そこに、フォンドボーとトマト缶を入れて塩コショウで味を調える。茹であがったパスタを加えて、絡めたら完成。フォンドボーによって簡単に味が決まるので、使い勝手がよい。
フォンドボーの代用品を紹介
さらにフォンドボーがない場合の代用品についても合わせて紹介していこう。
コンソメ
コンソメはフォンドボーよりも味が少し濃いので、ほかに加える調味料の量を調整するように気をつける。
デミグラスソース
デミグラスソースはフォンドボーをベースに作られているので、代用品に最適である。ただ、デミグラスソースは濃縮されて作られているので、フォンドボーより濃くなっている。代用する場合は、フォンドボーより使用量を減らす必要がある。
結論
フォンドボーについて知ってもらえたであろうか?いままでは少し遠い存在であったかもしれないフォンドボーも、コンソメやデミグラスソースに近いと考えると、急に親近感がわくのではないだろうか。コクがありとても美味しいので、ぜひこれを機に毎日のメニューに活用してみてもらいたい。
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