1. 下味冷凍とは?豚肉の下味冷凍はめちゃくちゃ便利!
下味冷凍は、生肉や生魚などに調味料で下味を付けて冷凍保存する方法。下処理や味付けを済ませた状態で冷凍してあるため、使う際には焼く、煮る、炒めるなど簡単な調理で済む。野菜などを入れずに冷凍することにより、あとからさまざまな食材を加えてアレンジすることも可能だ。
下味冷凍のメリット
味付けが済んでいる状態で冷凍保存する下味冷凍には、時短で調理ができることのほかにもさまざまなメリットがある。冷凍するため2週間~1ヶ月ほど保存がきくこと、味がしみ込み美味しくなること、調味料に漬け込むことで空気に触れにくくなるため品質を保持しやすいことなどが挙げられる。
豚肉はとくにおすすめ
肉のなかでも安価で使い勝手のよい豚肉は、とくに下味冷凍に向いた食材といえるだろう。味付けのバリエーションも豊富でほかの食材とも合わせやすいため、ぜひ下味冷凍して常備しておきたい。特売日を狙って豚肉を購入し、まとめて下味冷凍する人も多いようだ。
解凍の仕方
下味冷凍したものは、使う前日に冷凍庫に移しておくか、使用直前に電子レンジで解凍してから使う。しかし完全に解凍させる必要はなく、保存袋から取り出せる状態であれば凍ったまま調理してよい。生肉は傷みやすいため常温解凍は避け、解凍したら早めに調理しよう。
2. 万能選手!豚肉を甘辛味で下味冷凍
豚肉を下味冷凍するなら、まずは基本の甘辛味がおすすめだ。キャベツや青菜、にんじんなどと肉野菜炒めにしたり、しょうが焼きにしたりとさまざまな使い方ができる。
下味冷凍のやり方
豚肉はロースやバラ、こま肉など好みの薄切り肉を使う。大きすぎるものは食べやすいサイズに切っておこう。しょうゆ、みりん、酒を同量ずつと豚の薄切り肉を保存袋に入れて、袋の外から手でよくもみながら調味料を肉になじませる。豚肉が平らになるようにのばしながら袋の空気を抜き、密閉して下味冷凍する。金属トレーなどにのせて凍らせるとよい。
3. 夏でもさっぱり食べやすい!豚肉を塩レモンだれで下味冷凍
基本の豚肉の下味冷凍の仕方をマスターしたら、ほかの味付けにも挑戦してみよう。夏場など食欲が落ちる時期でも食べやすい、さっぱりとした塩レモン風味がおすすめだ。下味冷凍しておいた豚肉を炒めて、たっぷりのレタスとともにいただこう。肉野菜炒めにするならもやしやアスパラガス、ズッキーニ、きのこなどが合う。
下味冷凍のやり方
レモン果汁、塩こしょう、ごま油、酒、にんにくのすりおろしと豚肉(薄切り肉か焼き肉用厚切り肉)を保存袋に入れ、もみ込み平らにして密閉、冷凍する。レモン果汁は市販のものを使用してもよいが、レモンを絞って作るのもおすすめ。レモンの輪切りも保存袋に入れて一緒に冷凍しよう。
4. 焼くだけでメイン完成!豚肉ロースなら味噌だれで下味冷凍
ガッツリ豚肉が食べたい!というときにおすすめなのが、豚ロースの厚切りを味噌だれに漬け込んだ下味冷凍。半解凍してじっくり蒸し焼きにするだけで、メインのおかずが完成だ。
下味冷凍のやり方
豚肉はとんかつ用の厚切りロースを使おう。脂身部分の筋を切ってから冷凍しておくと焼いたときに反り返らずキレイに仕上がる。調味料は味噌、しょうゆ、砂糖、酒。好みでしょうがやにんにくのすりおろしを加えても美味しい。すべての材料を保存袋に入れ、豚肉に調味料が絡むようもみ込む。厚切りのため肉が重ならないよう平らにして、空気を抜き密閉、下味冷凍しよう。
5. 冷凍なのにお肉がやわらか~豚肉を塩麴で下味冷凍
下味冷凍するなら、ぜひ使ってほしいのが塩麹だ。豚肉に塩麹をもみ込んで下味冷凍することにより、豚肉が柔らかくなり旨みも凝縮する。厚切り肉でも薄切り肉でも下味冷凍後はそのまま焼くだけでジューシーに仕上がるため試してみよう。
下味冷凍のやり方
豚肉と塩麹を保存袋に入れてもみ込み、平らにして空気を抜き密閉し冷凍する。
結論
豚肉は定番の甘辛味のほか、塩レモンや味噌などで下味を付けておいても使いやすい。下味冷凍しておけば1ヶ月は保存できるため常備しておくと役立つ。袋から取り出せる程度に解凍すれば凍ったままでも使えるため、日々の食事作りがかなり時短でできるはずだ。アレンジもしやすい豚肉の下味冷凍をぜひ活用しよう。
この記事もCheck!