目次
1. 作り置きは冷蔵保存と冷凍保存の組み合わせもおすすめ

料理の作り置きは流行りだともいえ、書籍などでも、作り置きのレシピが多数紹介されている。ただ、作り置きといえば冷蔵保存する前提のものが多いが、冷凍保存も効果的だ。長く保存できるうえ、保存の仕方や料理を選べば解凍も簡単だ。たとえば冷蔵保存と冷凍保存の両方を作れば、冷蔵した料理を直近に、冷凍した料理を長期的に食べるなど柔軟に対応でき、楽しめる期間を広げられる。冷凍保存する前提なら、より多くの量をまとめて作れるというメリットもある。したがって、料理の作り置きをする際、保存手段として冷凍を選択肢に入れる意義は十分にある。
2. 作り置きをより美味しく食べるための、冷凍保存のコツ

作り置きを冷凍保存する場合、美味しさを長く保つために気を付けたいポイントがある。どれも難しくないので、確実におさえておこう。
小分けにして冷凍する
ほぐしやすい料理などは一度にまとめて冷凍したくなるかもしれないが、面倒でも小分けにしてから冷凍しよう。というのも、まとめて冷凍したものをほぐすとなると、そのとき使わない部分もある程度解凍する、あるいは外気に触れさせることになるはずだ。解凍と再冷凍を繰り返すと雑菌が繁殖する原因になるおそれがあるほか、味の劣化が進みやすい。そのため、一度に使う量だけをすぐに取り出せる状態にしておくのがよい。ラップやフリーザーバッグなどを使えば、簡単に小分けにできるはずだ。
空気に触れさせない
冷凍している食品が空気に触れると、酸化や霜により味が劣化しやすい。先述の解凍、再解凍や外気に触れさせることは、この理由からも避けたい。フリーザーバッグなどの空気をしっかり抜ける容器を使って冷凍すれば、苦労せずに対応できるはずだ。
いずれの対応も、慣れてしまえば簡単だ。適切な冷凍の仕方を習慣にしてしまいたい。
3. 冷凍保存に向く作り置き料理とは?

冷凍保存する前提で料理の作り置きをするなら、食材や調理法に多少こだわりたい。ほとんどの料理を冷凍保存できるものの、処理のしやすさや美味しさの保持などの要素がある。ここでは、冷凍保存におすすめの作り置き料理を見ていきたい。
大量に作れる料理
冷凍保存をするのであれば、長い期間をかけて食べることが前提となるだろう。そう考えると、ある程度の量が欲しい。したがって、多くの量を簡単に作れる料理ならうってつけだ。たとえば唐揚げや、食感のしっかりした野菜を使った肉野菜炒めが挙げられる。
自然解凍しやすい料理
冷凍した料理は、種類によっては解凍方法にコツが必要だ。基本的には冷蔵庫や流水などでゆっくり解凍すればよいのだが、手間と時間がかかりがちだ。そこで、水分の少ない料理や食材の小さい料理など、解凍しやすい料理を作り置きすると楽に食べられる。冷凍する場合は、意図的に食材を小さめに切るのもありかもしれない。
作り置きを冷凍保存するなら、なるべく手間を減らすように心がけるのがおすすめだ。ほかにも工夫の余地はあるだろう。ぜひ各自で試していただきたい。
4. 忙しければ、下味を付けて冷凍保存するだけでも楽になる

作り置きは、完成した料理だけとは限らない。たとえば、食材に下味を付けた状態で保存するだけでも、使う際の手間を減らせる。代表的なものとして、肉をタレに漬け込んだ状態で冷凍保存するという方法がある。解凍する際にひと手間が必要ではあるものの、料理全体の味付けは大幅に楽になるはずだ。最低限加熱するだけでも、美味しく食べられる。この場合、肉を薄めに切っておけば、加熱が短時間で済むので便利だ。魚などを使う場合も同様で、小分けにするとよいという基本は変わらない。
結論
料理の作り置きを冷凍保存すると、長期間楽に食べられるなどメリットが大きい。美味しく冷凍保存するためには、冷凍の仕方や料理の選び方などコツがある。しかしいずれも難しくないので、無理なく実践できるだろう。食材に下味を付けて冷凍するだけでも手間を減らせるので、忙しいときにこそぜひ料理をまとめて作ってみてはいかがだろうか。
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