1. 「茶そば」とは?

そば粉とつなぎ以外を混ぜ込んだそばを変わりそばという。茶そばも変わりそばの1つで、抹茶を練り込んで作られている。茶そばの材料は抹茶・そば粉・小麦粉・食塩のみ。ちなみにそば粉と聞くと灰のような暗い色を思い浮かべるかもしれないが、そばの実の中心部だけを使ったそば粉は更科粉と呼ばれ、小麦粉のように白い。そのため抹茶の緑がキレイに映える。色鮮やかな変わりそばを作るときは、更科粉を使うのがおすすめだ。
茶そばを味わえる場所は、主にお茶どころの京都府や茶葉の生産量が最も多い静岡県、そして瓦そばが有名な山口県などだ。そのほかの地域にも茶そばを提供する店が存在する。また茶そばはネットスーパーでも販売されており、家で気軽に楽しめるのも魅力のひとつといえるだろう。
2. 茶そばの栄養やカロリーは?

次に茶そばに含まれる栄養素やカロリーを解説しよう。
茶そばに含まれる栄養素
そばは健康食材といわれており、茶そばはさらにお茶も含まれていてるので栄養たっぷりだ。具体的に茶そばに使用される抹茶に含まれる栄養素を紹介しよう。もともと抹茶の歴史は中国に始まり、健康によいといわれ古くから親しまれてきた。
含まれる栄養素の特徴をピックアップして解説すると、カテキンはお茶の渋みの元で、ポリフェノールの一種だ。カフェインはお茶の苦みに関与するといわれる成分で、抹茶のほかにコーヒーや紅茶に含まれている。とくに抹茶はお湯で抽出して飲む一般的なお茶と異なり、茶葉を粉末状にして飲むので、葉に含まれる栄養素をしっかりと摂取できる利点がある。
茶そばのカロリー
イトメン株式会社が販売する乾麺の茶そばのカロリーは1袋(250g)あたり352kcalだ。これを100gあたりで計算すると約141kcalになる。また日本製粉株式会社が販売する乾麺の茶そばのカロリーは100gあたり340kcalだ。では一般的なそばと比べてみるとカロリーは高いのだろうか、それとも低いのだろうか。乾麺のそばのカロリーを調べてみると100gあたり344kcalだ。メーカーによっては茶そばのほうがカロリーが低いものもあれば、一般的なそばと同じくらいのものもあるようだ。
3. 茶そばといったら!定番の瓦そばの作り方

茶そばといえば先述した山口県の瓦そばが有名だ。ここでは茶そばを使用した瓦そばの作り方を解説する。ただし本場のように瓦を使用することは難しいので、フライパンを使って簡単に作る方法を紹介しよう。
まず茶そばを、たっぷりの熱湯で袋に記載されている表示時間通りに茹でる。茹で上がったら水洗いして水気を切り、ごま油を引いて熱したフライパンで、茶そばを焼き色がつくまで焼いて器に盛り付けておく。使用したフライパンを洗って水気をとり、サラダ油を入れて熱し、牛肉を加え色が変わるまで炒める。焼き色が付いたら、しょうゆ・砂糖・みりん・塩を加え、再び水分がなくなるまで炒める。
次にボウルに卵を割りほぐし塩を加えて混ぜ、フライパンにサラダ油を入れて熱し、薄焼き卵を作り丸めて細切りにする。最後に茶そばの上に牛肉・薄焼き卵・細切りにしたねぎ・薄切りにしたレモンを盛り付ければ茶そばの完成だ。あとは好みで刻み海苔やもみじおろしをトッピングし、めんつゆにつけて味わう。
4. ぶっかけやサラダにも!茶そばのアレンジを紹介

最後に茶そばをアレンジして食べる方法を2つ紹介しよう。
ぶっかけ茶そば
茶そばをアレンジして食べる方法のひとつが、ぶっかけ茶そばだ。香りと彩りのよい茶そばに、納豆や卵黄などをトッピングし、めんつゆをまわしかけ、絡ませながら食べる。 めんつゆと納豆のふくよかな旨みが、茶そばと絶妙に絡み、奥深い味わいが広がるはずだ。
茶そばサラダ
もうひとつのアレンジ方法が、茶そばサラダだ。トマト・きゅうり・パプリカのような角切りにした彩り豊かな野菜と、緑色が鮮やかな茶そばを組み合わせると食卓のテーブルが華やかになるだろう。野菜の食感を楽しめるうえ、茶そばの旨みと酸味が効いためんつゆとのバランスがよく、美味しく味わえるはずだ。好みの野菜を入れると、よりアレンジが広がるだろう。
結論
茶そばの特徴や含まれる栄養素、カロリー、作り方、アレンジして食べる方法を紹介した。先述したように一般的なそばと比較すると、茶そばのほうがカロリー低めなものもあれば、同じくらいのものもある。カロリーオフして食べたい人はカロリーの低い茶そばを選んで食べるのがおすすめだ。
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