1. そばじゃなくても合う!鴨南蛮うどん
そばよりもうどんのほうが好きという人も多いだろう。もちっとした歯ごたえが特徴的なうどんに鴨の旨みがしみ出たつゆが絡むことで濃厚な味わいのうどんを楽しむことができる。ここでは基本の作り方を紹介する。
鴨南蛮うどんに必要な材料は?
鴨南蛮うどんでは合鴨のロース肉を使う。鴨肉はスーパーで売られていることもあり、手に入れることは難しくないだろう。また、鴨南蛮には長ねぎも欠かせない。鴨南蛮うどんを作るときには合鴨ロース肉と長ねぎ、うどんは必ず用意しておこう。うどんつゆだが市販のめんつゆを使ってもよい。手作りする場合も酒やみりん、醤油など家にある一般調味料で作ることができる。
鴨南蛮うどんの作り方
鴨肉をかたまりのまま入れてしまうと食べづらくなってしまう。そのため食べやすい大きさに切っておこう。5mm幅くらいの厚さに切っておくのがおすすめだ。長ねぎは存在感を出すために4cmくらいの長さに切ろう。材料の準備ができたらめんつゆ(水で割っておく)を沸かし、鴨肉と長ねぎをサッと煮る。ちなみに、長ねぎをフライパンなどで焼いて焦げ目をつけておくと香ばしさが加わりまた違った味わいを楽しめる。別鍋にお湯を沸かし、うどんも茹でておく。器に湯切りしたうどんを入れたらめんつゆをかけ、鴨肉と長ねぎをトッピングする。食べるときに七味をかけると辛みがアクセントになる。
2. 鴨南蛮うどんのカロリーはどのくらい?
鴨肉はヘルシーなイメージをもたれがちだが、鴨南蛮うどんにするとどのくらいのカロリーになるのだろうか。ここでは鴨南蛮うどんのカロリーについて解説する。
鴨肉は本当にヘルシー?
合鴨のロース肉は100g当たり333kcal(※)だ。皮つきの鶏もも肉100g当たりのカロリーが204kcal(※)であることと比較すると必ずしも低カロリーだとはいえない。鴨肉が鶏肉よりもカロリーが高いのは脂質が多く含まれていることが関係している。鴨南蛮うどんで鴨肉をどのくらい使うかによってカロリーは変わってくるが、鴨肉の存在感を出したいなら50gは使いたい。そうすると鴨肉だけで166kcalとなる。
鴨南蛮うどんの総カロリーは?
鴨肉のカロリーにうどんと長ねぎ、めんつゆのカロリーを加えたのが鴨南蛮うどんの総カロリーとなる。しかし、うどんのつゆは飲まないことも多いのでここでは鴨肉とうどん、長ねぎの総カロリーを鴨南蛮うどんのカロリーとして考える。うどんは材料の種類や配合によってカロリーが異なってくるのだが、生うどん100g当たり270kcalと考える。同じ重量でも乾麺や冷凍うどんではカロリーが異なってくる。正確なカロリーを知りたい場合は袋に記載されている栄養成分表示を確認しよう。長ねぎは100g当たり34kcalだ。うどん100g、鴨肉50g、長ねぎ50gを使って鴨南蛮うどんを作ったと仮定すると総カロリーは454kcalとなる。
3. 鴨が手に入らない時は!鶏肉で鴨南蛮風うどん
鴨肉がどうしても手に入らない、鴨肉よりも低カロリーな鶏肉を代用したいという場合は鶏肉で鴨南蛮風うどんを作ってみよう。当然ながら鴨肉と鶏肉では味わいが変わってしまうのだが、鶏肉ならではの味わいを楽しむことができる。
鶏肉はどの部位を使うべき?
スーパーに行くと鶏肉のさまざまな部位が売られている。料理によく使われる部位といえばむね肉ともも肉だろう。むね肉ともも肉のどちらを使うかは好みにもよるのだが、鴨南蛮風うどんを作るのならばもも肉がおすすめだ。むね肉は茹でるとパサついてしまうが、もも肉は茹でてもしっとりとしているため食べやすい。売られているもも肉は皮つきであることが多いが、気になるようであれば取り除いても構わない。
鴨南蛮風うどんの作り方
鴨肉は5mm幅の厚さに切ったが、鶏肉は一口大の大きさに切って使う。ゴロゴロっとした鶏肉が入ることでボリューム感が出て食べごたえも出てくる。長ねぎは4cmの長さに切っておく。鶏肉を使う場合は2通りの作り方ができる。1つ目は鴨肉を使ったときと同じようにめんつゆで鶏肉と長ねぎを煮る方法だ。鴨肉のように薄く切っていないため鶏肉の中心まで火が通るようにしっかりと煮る必要がある。2つ目は鶏肉と長ねぎを焼いてからめんつゆで煮る方法だ。鶏肉の表面をカリッと焼くことで香ばしさを楽しむことができる。うどんは別鍋で茹でておき、器に盛り付けておく。そこにめんつゆを注ぎ、鶏肉と長ねぎをトッピングすれば鴨南蛮風うどんの完成だ。
結論
鴨南蛮うどんは鴨肉と長ねぎ、うどんがあれば簡単に作ることができる。鴨肉は5mm幅くらいの厚さに切ってめんつゆでサッと煮れば、旨みをつゆにしみ出させつつ鴨肉の味わいもしっかりと楽しめる。ヘルシーなイメージのある鴨肉だが、鴨南蛮うどんは454kcalと1食分に近いカロリーがある。鴨肉がどうしても手に入らないときやカロリーが気になる場合は鶏肉を代用して鴨南蛮風うどんを楽しもう。
(参考文献)
※ 文部科学省「日本食品標準成分表2015(七訂)」
※ 文部科学省「日本食品標準成分表2015(七訂)」
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