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生クリームに入れる砂糖を解説!量やタイミングはどうしたらいい?

生クリームに入れる砂糖を解説!量やタイミングはどうしたらいい?

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年4月28日

スイーツ作りで登場することが多い「ホイップクリーム」。そんなホイップクリームには砂糖を使うことが多いが、どれくらい砂糖を入れればいいのか、いつ砂糖を入れたらいいのかなどを知らない人もいるだろう。そこで今回は、生クリームに入れる砂糖の量やタイミングなどを解説する。その都度レシピを確認しなくても、美味しいホイップクリームを泡立てられるようになろう。

  

1. 生クリームの基本的な泡立て方

生クリームと砂糖
まずは、生クリームの基本的な泡立て方を確認しておこう。必要なものは、生クリーム(よく冷やしておく)、砂糖、氷水、大小2つのボウル(小さい方はステンレス製以外がおすすめ)、泡立て器となっている。これを用意したら、以下のやり方・手順を参考に生クリームを泡立ててみよう。

生クリームの泡立て方・手順

1.大きめのボウルに氷水を入れる
2.小さなボウルに生クリームと砂糖を入れる
3.(2)の底を(1)で冷やしながら泡立てる
4.(2)のボウルを手前に傾けながら泡立てる
5.お好みの固さになったらホイップクリームの完成

【生クリームを泡立てるときのポイント】

・最初は素早く切るように混ぜる
・コシが出てきたら空気を送り込むように混ぜる

2. 生クリームに砂糖を入れるメリット

生クリームと砂糖
生クリームは、砂糖を入れなくても泡立てることが可能だ。しかし、生クリームを入れることで甘みやコクをプラスできたり、キメを細かくできたりするなどのメリットがある。そんな生クリームに砂糖を入れるメリットを確認しておこう。

その1.甘みやコクをプラスできる

生クリームに砂糖を入れることで、甘いホイップクリームを作れる。砂糖なしでホイップクリームを作る場合、牛乳由来の優しい甘みや風味を楽しめる。しかし、それをスイーツに使う場合は物足りなさを感じてしまうだろう。生クリームに砂糖を加えることで、そのスイーツらしい甘みを作りだすことができるのだ。

その2.細かいキメを作ることができる

砂糖には、生クリームに含まれている水分を保持する働きもある。そのため、生クリームに砂糖を加えることでキメが細かく、安定したホイップクリームを作ることができる。このように砂糖は、時間がたっても美味しいホイップクリームを楽しめることにも役立っている。

3. 砂糖の量と入れるタイミング

生クリームと砂糖
美味しいホイップクリームを作りたいなら、砂糖の量や入れるタイミングなどを意識するのが重要になる。以下で、それぞれのポイントについて確認しておこう。

生クリームに入れる砂糖の量

生クリームに入れる砂糖の量は、生クリームに対して6〜10%程度にするのがよい。甘さを控えめにしたい場合は6%、適度な甘さにしたい場合は8%、甘みを強くしたい場合は10%にしてみよう。具体的にいうと、生クリーム200mlに対して6%が12g(大さじ1)、8%が16g(大さじ1+小さじ1)、10%が20g(大さじ1+小さじ2)である。()内は、グラニュー糖を使用した場合の目安量。

生クリームに砂糖を入れるタイミング

生クリームに砂糖を入れるタイミングは、最初の段階がおすすめ。最初に入れるとことで、砂糖を均等に混ぜられたり、泡立てすぎを防げたりする。また、香り付けのためのバニラエッセンスやリキュールなども、基本的には最初の段階で入れておくのがよい。なお、もし入れ忘れてしまったら、できる限り早めに砂糖を加えて、泡立てないようにゆっくりと混ぜるようにするとよい。

4. 生クリームに関するよくある質問

生クリームと砂糖
ここまで、生クリームについて詳しく解説してきた。しかしまだ「生クリームはなぜ泡立つのか」や「砂糖なしのホイップクリームは何に使えばいいのか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、生クリームに関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.生クリームはどうして泡立つのか?

生クリームが泡立つ理由は、衝撃を与えることで生クリームに含まれる脂肪球がつながるからだ。脂肪の細かい粒子である脂肪球は、脂肪球膜と呼ばれる膜によって覆われている。しかし、泡立てるとその脂肪球膜が壊れて、粒子の中から脂肪が出てくる。そして、脂肪同士がどんどんくっつき、安定した泡になっていく。これが、生クリームがホイップクリームになる仕組みとなっている(※1)。

Q2.砂糖なしのホイップクリームの使い道は?

生クリームは。砂糖なしでも泡立てることが可能だ。砂糖なしのホイップクリームは、例えば、甘みの強いケーキなどに添えたり、スープに浮かべたりして使うのがおすすめ。また、塩味のクラッカーなどに乗せて食べても美味しい。主に料理用として使ってみるとよいだろう。

結論

生クリームに加える砂糖の量は、生クリームに対して6〜10%程度にするとよい。また、砂糖を入れるタイミングは最初の段階がおすすめとなっている。ホイップクリームはいろいろなスイーツや料理に使えるので、ぜひ美味しく食べられる砂糖の比率や泡立て方をマスターしておこう。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2020年11月30日

  • 更新日:

    2022年4月28日

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