1. 本家本元のケンタッキーのオリジナルチキンのレシピは門外不出
ケンタッキーのメインメニューであるオリジナルチキン。創業者であるカーネルサンダースが、9年もの歳月をかけてようやく完成させることができた味付けは、70年以上経った現在も、変わらずに守り続けられている。
誰にも真似のできないあの美味しさの決め手となるのは、11種類のハーブとスパイスからなる秘伝のスパイスミックス。この秘伝のスパイスのレシピ通りに調理すれば、自宅でもケンタッキーのオリジナルチキンのあの味を完璧に再現することが可能になる。
しかし、残念ながら、本家本元であるケンタッキーのオリジナルチキンの「秘伝のスパイス」のレシピは、いまだに門外不出で、公開されていない。いまも、秘伝のスパイスのレシピが外部に絶対に漏れないように、徹底的に管理されている。秘伝のスパイスのレシピの内容を知る人は、世界中でたった3人しかいないという噂がまことしやかに流れているくらいだ。
秘伝のレシピは手に入らないが、かなり高い精度で、秘伝のレシピを再現したレシピは、数多く存在する。それらのレシピを参考にしながら、さらに作り方のコツをおさえて調理すれば、自宅でもケンタッキーのオリジナルチキンに限りなく近いものを再現することが可能になる。
そのような点を踏まえつつ、ケンタッキーのオリジナルチキンを自宅で再現する方法についてこれからお伝えしよう。
2. ケンタッキーのオリジナルチキンを自宅で再現する方法 その1
ケンタッキーのオリジナルチキンを自宅で再現するためには、味を再現するだけでなく、あの、ふっくらジューシーで柔らかな仕上がりも再現する必要がある。
あの仕上がりを再現するためには、鶏肉の下ごしらえが必要だ。なお、使用する鶏肉は、可能であれば、本家本元のケンタッキーで使用されているような国産ハーブ鶏を用意しよう。部位は手羽元がおすすめ。
下ごしらえの方法は、鍋を使う、圧力鍋を使う、牛乳に漬け込むなど、いくつか方法があるが、どれも鶏肉を柔らかくするという点で共通している。今回は、その中から、最も簡単にできる、鍋で茹でるという方法を紹介しよう。
鍋で茹でる方法
鍋を火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れる。そのままの状態を10分程度キープした後、火を止めて、ふたをし、そのままの状態で冷ます。
本家のケンタッキーのオリジナルチキンは、専用の圧力釜を使用し、圧力をかけながら、時間をかけて揚げることで、ふっくらジューシーなチキンに仕上げているようだ。専用の圧力釜の代わりに、鶏肉をあらかじめ茹でてから、その状態で揚げることで、オリジナルチキンの仕上がりに近づけることが可能になる。
3. ケンタッキーのオリジナルチキンを自宅で再現する方法 その2
鶏肉の下ごしらえが終わったら、いよいよ味付けになる。本家の秘伝のスパイスを再現したレシピは、数多く考案されている。多くのレシピは、数多くの各種スパイスやハーブを使い、相当に凝ったレシピになっている。今回は、その中から比較的シンプルなものを紹介しよう。手順は以下の通りになる。
卵液を作る
ボウルに、卵と牛乳を入れ、よく混ぜ合わせて卵液を作る。分量は、手羽元5本に対して、卵1個、牛乳50mlが一応の目安となっている。
衣を作る
小麦粉、市販のハーブソルト(マジックソルトなど)、塩、ブラックペッパー、ガーリックパウダー、砂糖をよく混ぜ合わせる。それぞれの分量は、手羽元5本に対して、小麦粉大さじ4、ハーブソルト大さじ1、砂糖小さじ1/2、塩小さじ1/4、ガーリックパウダー小さじ1/2、ブラックペッパー少々が、一応の目安となっている。
上記を終えたら、下ごしらえした鶏肉に衣をつけ、卵液につける。再度鶏肉に衣をつけていく。あとは、180℃の油で、きつね色になるまで揚げればできあがり。油は、たっぷり使うのがポイントだ。
結論
ケンタッキーのオリジナルチキンのあの味を自宅で再現する方法を紹介した。とはいえ、秘伝のスパイスのレシピがわからない以上、本物のケンタッキーフライドチキンと全く同じというわけにはいかないかもしれない。しかし、本物と遜色ないレベルの美味しさに仕上げることは十分に可能だ。ぜひ一度お試しあれ!
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