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あんぱんはトッピングのごまやケシで中身がわかるって本当?

あんぱんはトッピングのごまやケシで中身がわかるって本当?

投稿者:ライター 滝沢悠(たきざわゆう)

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年12月12日

あんぱんは、食べるとどこかほっとする味わいが人気。正真正銘、日本で生まれた菓子パン1号だ。そんなあんぱん、実はごまやケシなどのトッピングで中身のあんの種類がわかるらしい。今回はあんぱんの誕生秘話を紐解きつつ、トッピングのごまやケシについて調べていこう。

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1. あんぱんの歴史

元祖あんぱん

あんぱんが生まれたのは、いまから150年ほど前。文明開化の頃である。当時日本で初めてのパン屋を営んでいた木村安兵衛と英三郎が、より美味しいパンを求め、開発をしたとされている。これが、現在の銀座木村屋総本店である。当時の日本には、まだイーストがなく、ホップを使って作るものが一般的で、そのパンはどうしても硬くなりがちであった。そこで安兵衛親子は日本人の口に合うように酒種酵母を開発。酒種酵母とは、日本人の主食として愛されてきた米と水、麹で作られる発酵種のことで、日本酒を作るときにも使われてきたものである。イーストと違い大量生産ができないため、あんぱんを生み出した銀座木村屋総本店では、酒種酵母を代々、受け継いできた。

天皇とあんぱん

あんぱんは誕生から1年を待たずに、大きな話題を集めた。その人気ぶりから、天皇に献上しては?という話が持ち上がったという。そこで安兵衛親子は、桜の名所として知られる奈良の吉野山から取り寄せた八重桜をひと花、ひと花摘んで、塩漬けにしたものを埋め込み焼き上げた特別なあんぱんを作った。時の明治天皇に献上されると大変喜ばれたとされている。以来、銀座木村屋総本店では、桜あんぱんは定番として愛される存在に。いまでも購入が可能だ。オンラインで注文することもできる。

あんぱんの次はジャムパン

安兵衛親子は、あんぱんの成功を糧に次なる人気商品を開発すべく、研究を重ねた。この後、3代目に時代は移り変わり、ここで生まれたのがジャムパンである。アイデアの根底にあるのは、欧米の軍人たちが食べていたビスケットだったというから驚きである。

2. あんぱんとごまとケシ

あんぱんには、ごまやケシがのっているものが多い。これにはさまざまな説があるが、そのひとつとして挙げられているのが、中身を区別するためというものである。あんぱんが誕生した明治時代は、いまとは違い、多くのことが手作業で行われていた。パンの中身に入っているものがわからなくなることもしばしばあったのかもしれない。そこでケシをトッピングしたものがこしあん、ごまをトッピングしたものをつぶあん、白ごまをトッピングしたものを白あんと区別するようになったようだ。

注意が必要

ケシがこしあん、黒ごまがつぶあん、白ごまが白あん。これが基本ではあるものの店によっては違いがある場合もある。また何もトッピングされていないあんぱんが販売されることももちろんある。中身を間違えたくない!という人は、きちんと確認するといいだろう。栗あんぱんにもケシがあしらわれているものが多い。

見た目と香り

ごまやケシがトッピングされている理由は、見分けるため以外にも香りがいい、見た目が美しいなどの理由もあるかもしれない。

3. あんぱんの種類

あんの違い

あんぱんにはいくつかの種類が存在する。ごまやケシがあしらわれるひとつの要因となったように、まずあんに違いがある。つぶあん、こしあん、白あん、うぐいすあん、栗あんなど、そのバリエーションは幅広い。元祖あんぱんが食べられる銀座木村屋総本店では、数多くのあんぱんを食べることができる。ピスタチオ、みつ姫安納芋、チーズクリームなど、変わり種も!昨今のあんぱんには、クリームと小豆の2層あんが用いられている場合も多い。

生地の違い

あんぱんは生地によっても美味しさに違いがある。元祖あんぱんを生み出した銀座木村屋総本店では、酒種を使っているので、生地がしっとりと優しい味わい。ふんわりとした柔らかい生地、卵の入ったジューシーなブリオッシュ生地、食べごたえのあるフランスパンのような生地、もっちりとした生地など、バリエーションは無限大。この生地とあんこのバランスにその店独自のオリジナリティーが出る。

結論

あんぱんは、日本生まれの菓子パン。トッピングに使われているごまやケシは、中身を区別するため、そして香りや見た目をよくするために使用されているようだ。一概にすべてがとはいえないものの、多くは、ケシがこしあん、黒ごまがつぶあん、白ごまが白あんである。今後、パン屋を訪れることがあれば、じっと観察してみてほしい。
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