1. おせちの煮しめとは?
煮しめとは、根菜・イモ類・こんにゃく・油揚げ・肉類・練り物などを煮た料理のこと。具材に煮汁が染み込むようじっくりと調理することから「煮しめ」という名前が付いた。ケの日(普通の日)に食べることもあるが、お正月などのハレの日に食べることが多い。特に三が日の間は火を使った料理をしないのが基本であるため、日持ちがよい煮しめがおせち料理の定番料理となっている。
2. 煮しめの意味と使われている具材の意味
おせち料理に加えられることが多い煮しめには、一つの鍋でさまざまな具材を煮ることから「家族が仲よく結ばれるように」といった意味が込められている。また、煮しめに使われている具材は縁起がよいものばかりで、それぞれ以下のような意味が込められているという。
煮しめに使われている具材の意味
・里芋:子孫繁栄などの意味が込められている
・ごぼう:延命長寿などの意味が込められている
・レンコン:将来の見通しのよさなどの意味が込められている
・コンニャク:良縁成就などの意味が込められている
・クワイ:めでたい、立身出世などの意味が込められている
・ごぼう:延命長寿などの意味が込められている
・レンコン:将来の見通しのよさなどの意味が込められている
・コンニャク:良縁成就などの意味が込められている
・クワイ:めでたい、立身出世などの意味が込められている
3. おせちの煮しめの基本的な作り方
おせち料理の煮しめは、本来は一品ずつ煮るのが正しい作り方だが、現在はひとつの鍋でまとめて作ることが多い。また、地域や家庭によって具材や作り方は異なるが、一般的には里芋・ごぼう・レンコン・シイタケ・人参・コンニャクなどを煮込んで作る。以下の手順を参考に作ってみよう。
煮しめの下ごしらえ・やり方
・里芋:皮を剥いてから、下茹でしてヌメリを取っておく
・ごぼう:皮をこそげ取ってから、適当な大きさに乱切りにする
・レンコン:厚さ 1cmの花形に切ってから、水にされしておく
・干しシイタケ:水で戻ししてから、六角形に飾り切りしておく
・人参:厚さ1.5cmに切ってから、梅の形の型を使ってくり抜く
・コンニャク;手綱型にねじってから、下茹でしておく
・ごぼう:皮をこそげ取ってから、適当な大きさに乱切りにする
・レンコン:厚さ 1cmの花形に切ってから、水にされしておく
・干しシイタケ:水で戻ししてから、六角形に飾り切りしておく
・人参:厚さ1.5cmに切ってから、梅の形の型を使ってくり抜く
・コンニャク;手綱型にねじってから、下茹でしておく
煮しめの作り方・手順
1.だし・酒・醤油・砂糖・みりんを混ぜ合わせておく
2.小鍋に煮汁・材料を入れたら弱火で30分程度煮込む
※適宜、アクを取り除くようにする
3.具材に煮汁がしっかりと染み込んだら出来上がり
2.小鍋に煮汁・材料を入れたら弱火で30分程度煮込む
※適宜、アクを取り除くようにする
3.具材に煮汁がしっかりと染み込んだら出来上がり
4. 残ったおせちの煮しめのリメイクアイデア
煮しめはおせち料理に欠かせない煮物料理ではあるが、その一方で余りやすい料理の一つにもなっている。そんな余ってしまった煮しめは、炊き込みご飯やグラタンなどにして美味しくリメイクしよう。
その1.煮しめの炊き込みご飯
具だくさんの煮しめを使って「炊き込みご飯」を作ってみよう。作り方は簡単で、具材を細かく刻んでから煮汁、白米と一緒に炊くだけとなっている。煮しめにしっかりと味が付いているため、白米と一緒に炊飯器で炊くだけで美味しい炊き込みご飯を楽しむことができる。
その2.煮しめのグラタン
煮しめの具材を使って「グラタン」を作るのもおすすめだ。グラタン用の耐熱皿に煮しめの具材を並べてから、牛乳と味噌を合わせたソースを乗せる。さらにミックスチーズをトッピングしてからオーブン(またはトースター)で焼けば完成だ。寒い冬の時期によく合うグラタンを楽しめる。
結論
煮しめは、具材に煮汁が染み込むようじっくりと煮た料理のことである。日持ちしやすいことや縁起のよさからおせち料理の定番メニューとなっており、残ってしまってもリメイク料理として楽しむことができる。作るのに少し手間はかかるが、お正月を楽しむために煮しめを作ってみるのもよいだろう。
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