1. ハートオブパームとは

ハートオブパームとは、ヤシの新芽の芯の部分で、ヤシの葉や葉柄がまだ外に出ず、かたく巻き付いたままの状態のこと。ポルトガル語で、パルミット、フランス語でクール・ド・パルミエ、スペイン語ではコラソン・ド・パルマと呼ばれている。
ヤシの新芽である、ハートオブパームは、そのまま成長すれば、ヤシの葉となり、やがてココナッツと呼ばれる実をつけるが、そうなる前にあえて若木の状態で、伐採し、ハートと呼ばれる木の上部を切り取って採取される。採取後は、外皮も内皮も取り除かれ、およそ直径3~4cm程度の芯の部分だけが食用として使用される。
主な生産国は、ブラジル、エクアドル、フィリピンなど。ハートオブパームは、缶詰にされ、海外に輸出されている。ハートオブパームの缶詰は、アメリカやフランスをはじめ、世界各国で人気食材となっているようだ。アメリカでは、ハートオブパームを使ったサラダは、ミリオネアサラダと呼ばれ珍重されているようだ。
2. ハートオブパームの魅力

ハートオブパームの魅力は、やはりその美味しさにあるだろう。そしてその美味しさが、人気の理由のひとつにもなる。
ハートオブパームは、生食が最高に美味とされている。食感は、ホワイトアスパラガスあるいはタケノコに似ていて、シャキシャキとした歯ごたえがある。そんな食感に加え、あくがなく、ほどよい甘みとナッツのような香ばしさがくせになるようだ。
ハートオブパームは、新芽であるから、成長に必要な栄養素を豊富に含んでいる。とくにたんぱく質と食物繊維、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富だ。
ハートオブパームは、生食が最高に美味とされている。食感は、ホワイトアスパラガスあるいはタケノコに似ていて、シャキシャキとした歯ごたえがある。そんな食感に加え、あくがなく、ほどよい甘みとナッツのような香ばしさがくせになるようだ。
ハートオブパームは、新芽であるから、成長に必要な栄養素を豊富に含んでいる。とくにたんぱく質と食物繊維、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富だ。
3. ハートオブパームの人気の理由

ハートオブパームが人気の理由は、美味しさのほかにもある。それは、やはりハートオブパームが、大変、贅沢な方法で収穫される極めて希少な食材であるからという点になるだろう。
やはり人は貴重で価値のあるものに、惹きつけられたり、飛びついてしまったりするものだ。
ハートオブパームは、数年かかってようやく若木となった状態で伐採し、1本の木からほんのわずかしか採ることができない。しかも食べられる部分は、さらに限られていて、前述のように、直径3~4cm程度の芯の部分だけ。食材としては、とても貴重で価値のあるものといえるだろう。
ヤシ科の植物は、その種類が非常に多いが、食材として代表的なのは、やはりココナッツになるだろう。ココナッツは、ココナッツミルク、コプラ(石鹸などの原料)、ジュース材など、幅広い原料として使用されている大変に商品価値のあるものだ。ハートオブパームは、そのココナッツよりも商品価値があり、高値で取引されることもあるようだ。
ココナッツが実をつけるのにおよそ7年かかるといわれているが、ハートオブパームを収穫するために、成長を待たずに伐採されてしまうのであるから、ハートオブパームの商品価値がいかほどなものかは、容易に伺い知ることができるのではないだろうか。
結論
ハートオブパームがいったいどんなものかについてや、ハートオブパームの魅力や人気の理由についてお伝えした。日本では、缶詰になったものが、一部のスーパーなどで入手できるようだ。通販でも入手できるので、興味のある方は、実際にその美味しさを確かめてみてはいかがだろう。
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