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食品ロスの大幅な削減に期待大!『食のアップサイクル』って一体何?

食品ロスの大幅な削減に期待大!『食のアップサイクル』って一体何?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年1月17日

このところ、とくに注目されている食に関するアップサイクル。食品廃棄物に新たな可能性を見出し、世界規模で深刻化している食品ロスの大幅な削減に貢献できるとし、大きな期待が寄せられている。食のアップサイクルについてこれから詳しくお伝えしよう。

  

1. そもそもアップサイクルって何?

アップサイクルとは、古くなったものや不要なものを、それらの形状や特徴を生かしたうえで、まったく新しくて魅力的で価値のあるものに生まれ変わらせること。
廃棄物を再生利用するリサイクルやリユースとは、似て非なるもので、元のモノよりも高い価値がつく点や、サステナブル(持続可能で環境によいというニュアンスで使用される言葉)な点が、注目されている。
アップサイクルへの取り組みは、ファッションや生活雑貨などの業界で、盛んに行われている。たとえば、自動車のシートベルトや自転車のチューブを、実用的かつデザイン性に富んだバッグにアップサイクルしているスイスの企業などは、世界的に有名なようだ。
そしていま、食品業界でも、アップサイクルの取り組みが、米国を中心に、世界規模で広まりつつあるようだ。

2. 食のアップサイクルとは

食のアップサイクルも、概念は、通常のアップサイクルと同じで、これまで不要とされて人間の食用にされずに廃棄されていたものを、そのモノの形状や特徴を生かしながら、まったく新しい食品の原材料として生まれ変わらせるということになる。
また、食のアップサイクルでは、現在、世界的に深刻な問題となっている食品廃棄物の削減に貢献することが求められている。すなわち、アップサイクルされた原料は、すべて使われ、その原料を使用した食品は、確実に人々によって消費される必要があるということだ。
国連食糧農業機関(FAO)によると、食品の廃棄や食品ロスによる、世界経済の損失額は年間およそ101兆円(9400億ドル)を超えるとされている。また、食品の廃棄などから大量に発生する温室効果ガスも問題となっている。
食のアップサイクルの取り組みが、盛んに行われるようになればなるほど、食品廃棄および温室効果ガスの大幅な削減が期待できる。

3. 注目のアップサイクル食品

実は、アップサイクル食品として、米国で注目されている食材がある。それは、ズバリ、おから。
日本人にとってなじみのある食材でもあるおからは、豆乳の搾りかすで、豆腐を作る際に副産物として、大量に生じる。ごく一部は、食用として安値で販売されているが、その大半は、廃棄物として処理されているようだ。
搾りかすとはいえ、おからは、食物繊維が豊富で、各種栄養素が凝縮されているため、豆乳よりも栄養豊富だ。そんな、廃棄物とはいいがたいおからに、米国のとある企業が着目し、アップサイクル食品として大々的に売り出すことになった。おからのことは、そのまま英語表記で、OKARAとし、「豆乳のサステナブルな兄弟」という、いかにもキャッチーな表現で紹介している。
そんなキャッチーでサステナブルなOKARAは、高タンパク質でグルテンフリーな「おからパウダー」へとアップサイクルされ、小麦粉の代用品として多くの支持を獲得している。同パウダーを使ったチョコチップクッキーなども販売され、評判も上々のようだ。

結論

食に関するアップサイクルについてお伝えした。昔から、日本には、食べ物を粗末にしてはいけないという精神が根づいている。「始末」などといわれ、食材をすべて余すところなく美味しく調理して使い切る方法が実践されていたようだ。いまこそ、あらためて再びそのような精神と向き合うべきなのかもしれない。
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  • 更新日:

    2021年1月17日

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