1. 紅こがねの特徴はその甘さ!

紅こがねについて早速見ていこう。
紅こがねの旬は?
紅こがねを含む茨城県で生産されているさつま芋の収穫や出荷は9月頃から始まるが、旬は12~2月頃である。ただしJAなめがたしおさいでは、貯蔵性を高める技術であるキュアリング処理と低温低湿での貯蔵を行っているため年間を通して美味しいさつまいもが出荷されている。
紅こがねの甘さの特徴は?
さつまいもといえば甘みが特徴であるが、後味がすっきりした紅はるかやバランスの取れた甘さの紅まさりなど、さつま芋によって甘みもさまざまだ。紅こがねの場合は、口の中でふわっと広がりまるでスイーツを思わせるような甘さの特徴である。また紅こがねは長期間熟成させることで、さらに甘く濃厚な味わいになる。9ヶ月間低温低湿で貯蔵したものは、熟成紅こがねとして出荷されている。
2. 紅こがねの美味しい食べ方

それでは紅こがねの美味しい食べ方を紹介していこう。
焼き芋
まずは何といっても焼き芋だろう。芋の旨みをダイレクトに味わうことができる。とくに長期熟成させた熟成紅こがねの場合は、甘みも増し口当たりもしっとりとしているのだ。さらに、冷めても美味しく味わうことができるのもポイントである。
天ぷら
紅こがねの品種は紅あずまであるため、繊維質が少ないのが特徴。幅広い料理に使用しやすいのが特徴で、天ぷらにするのもおすすめだ。油で揚げることにより、甘さに香ばしさがプラスされた逸品が完成する。
3. 紅こがねの糖質やカロリー

甘みが特徴の紅こがねだが、気になるのは糖質やカロリーではないだろうか。減量向きの食材かどうかも見ていこう。
紅こがねの糖質やカロリー
一般的なさつまいものカロリーは100gあたり約134kcalといわれている。焼きいもにした場合は100gあたり約163kcalになる。水分量が減るため、同量で比較するとカロリーが増加するようだ。もともとさつまいもには糖質も多く含まれているが、スイートポテトや大学芋などの調理方法によっては砂糖を加えることもあり、さらに糖質がアップする。
紅こがねは減量向き?
さつまいもには腸内環境を整える食物繊維(※1)や、整腸作用があるとされるヤラピン(※2)と呼ばれる成分が含まれている。またヤラピンは皮の近くに含まれていることが多いため、皮ごと食べられるとより効果的だろう。さらにカロリーが気になる減量中には、焼き芋やスイーツなどにするよりも、蒸したほうがカロリーを抑えられる。ただもともと糖質も多いため、食べ過ぎには十分注意が必要である。
4. 紅こがねを通販しよう

紅こがねが食べたいけれど、近くのスーパーに売っていないという場合は、通販を利用してみるのがおすすめだ。紅こがねや熟成紅こがねを自宅まで届けてもらえる。株式会社綜合青果が運営している「野菜・果物vfn-market」では、紅こがねのほかに茨城県産のさつまいもの取り扱いもしている。用意されているのは焼き芋や天ぷらに適したサイズで、調理もしやすい。そのほかにもYahoo!ショッピングやAmazonのショッピングサイト内でも取り扱いがあるようだ。ただし、時期によっては入荷していないこともあるようなので、こまめにチェックしてもらいたい。
5. 紅こがねは焼酎の原料にも

紅こがねは食べても美味しいが、焼酎にしても風味豊かでまろやかな味わいになる。行方市商工会やJAなめがたや生産者などが協力して商品開発に携わって作られており、紅こがね以外にも地元産の米麹が使われているのが特徴だ。水にもこだわった本格派の焼酎は、行方市のふるさと納税の返礼品としても利用されている。こうして焼酎にすれば、紅こがねの違った楽しみ方ができる。
結論
今回は紅こがねについて紹介してきた。さつまいものブランドで甘さが特徴の紅こがねは、焼き芋にしても焼酎にしてもその味わいを存分に堪能できる。通販サイトで気軽に手に入れられるため、ぜひ一度紅こがねを味わってもらいたい。
(参考文献)
※1 厚生労働省「食物繊維の必要性と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
※2 農林水産省「さつまいもの切り口から出る白い液体はどんな効果があるのですか。」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1809/03.html
※1 厚生労働省「食物繊維の必要性と健康」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
※2 農林水産省「さつまいもの切り口から出る白い液体はどんな効果があるのですか。」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1809/03.html
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