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カサゴの美味しい食べ方は?定番から内臓や卵の活用法を紹介

カサゴの美味しい食べ方は?定番から内臓や卵の活用法を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2021年5月18日

カサゴは根魚という海底の岩場にいる魚である。市場にはあまり出回らないため、新鮮なカサゴが手に入ったものの、食べ方がよくわからないという人も多いだろう。この記事ではカサゴの大きさごとのおすすめの食べ方や、意外と美味しい肝や卵の使い方を紹介していくので、是非調理の参考にしてほしい。

  

1. カサゴの下処理と美味しい食べ方

カサゴは市場にあまり出回らない高級根魚である。
カサゴの下処理は通常の魚同様、鱗を丁寧に取り除き、頭を落とす。内臓を取り出し、血合いを洗浄すれば下処理は終了だ。ただ、料理や食べ方によっては頭を落とさずに鱗とエラ、内臓を取り除くだけでもいい。下処理時に注意したいのが、腹びれや背びれ、尻びれについているトゲだ。かなり強靭なトゲで刺さるとケガをするおそれがあるため、調理の際にはハサミでカットするのがおすすめだ。汁物にする場合は生臭さを取り除くために湯引きするといいだろう。
カサゴの食べ方の定番といえば、刺身や唐揚げだろう。新鮮なカサゴは身が引き締まっているため、歯ごたえのある食感が楽しめる。刺身で残った頭や骨部分などは汁物の出汁用に使える。小さいカサゴであれば出汁兼具材としてそのまま汁に入れてもいいだろう。また、大きめのカサゴの場合はこってり味の煮付けという食べ方もできる。洋風の食べ方をしたい場合は豆乳鍋はどうだろう。豆乳鍋の場合は、締めに出汁のきいたリゾットとして堪能できるため、寒い季節にピッタリの料理だ。

2. 小さいカサゴのおすすめの食べ方は唐揚げ

食べる身が少ない小さいカサゴの食べ方としておすすめなのが唐揚げだ。一匹そのままカラッと揚げることでヒレや小骨まで美味しく食べられる。大きいカサゴは骨が太く、油で揚げても骨まで火が通りにくいため唐揚げには向いていない。その点、小さいカサゴは火が通りやすいため、小さいカサゴでしかできない食べ方だ。
基本的な唐揚げのやり方は下処理をしたカサゴに片栗粉をまぶし、180℃に温めた油でカラッと揚げる。身つきのいいカサゴの場合、背側から骨にそって切り込みを入れておくと、火が通りやすくなるだろう。食べ方はシンプルにそのまま食べるか、塩コショウをまぶすのが定番である。塩コショウ以外の味付けとしては市販の唐揚げ粉を活用するのもおすすめだ。また、甘辛味が特徴のスイートチリソースや甘酢あんなども淡白な白身と相性がいい。

3. カサゴの内臓や卵の食べ方

カサゴは内臓や卵も食べられる魚だ。身の部分とは違い、市販のカサゴでは内臓や卵を取り除かれていることが多く、食べ方が分からない人も多いため、内臓や卵の食べ方、調理方法を紹介しよう。

肝は旨みが凝縮された絶品部位

内臓といっても食せるのは肝の部分だ。肝は油や旨みが詰まっているため捨てるのがもったいない部分である。肝といえば、あん肝やカワハギの肝などが代表的だがカサゴのような根魚やマダイ、ヒラメなどは肝を調理できる。カサゴの下処理をする段階で肝を丁寧に取り除き、潰さない程度に洗ったあと酒や醤油に浸けて臭みを取り除く。小さい肝の場合は、酒で洗い、サッと湯通しすれば十分だ。下処理した肝を裏ごしし醤油と混ぜれば、刺身に合う肝醤油ができる。ポン酢と混ぜ合わせて、肝和えにするとサッパリした風味を味わえる。また、煮付けとして一緒に入れるだけで、よりコクや旨みが引き立つだろう。

卵は白やピンク色が美味しいサイン

カサゴは卵胎生の卵を産む魚だ。捌いた際に緑色をしている場合はふ化し、稚魚状態になっている。卵を食べるなら白色もしくはピンク色をしている卵がおすすめだ。簡単な食べ方としては、身と一緒に煮付ける方法だろう。身と違う食感が楽しめるため、箸休めの食材としてピッタリだ。

結論

大きめの場合は刺身や煮付け、小さい場合は唐揚げや汁物とカサゴは大きさによって食べ方を変えたほうがいい魚だ。新鮮なカサゴが手に入った際には、サイズによって調理法を変えながら肝や卵までトコトン味わってほしい。
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  • 公開日:

    2021年1月26日

  • 更新日:

    2021年5月18日

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