目次
1. 三杯酢とは?

三杯酢(さんばいず)とは、酢・醤油・みりんを混ぜた合わせ調味料のこと。基本的には1:1:1の割合で混ぜ合わせるが、お好みで割合を変えることも可能である。また、アレンジが可能で、和風だしや果汁(柚子・カボスなど)、煮切り酒(アルコール分を飛ばしたお酒)などを加えたものも美味しい。主な使い道は酢の物や南蛮漬け、炒め物、ところてんのタレなどとなっている。
2. 三杯酢の基本的な作り方

三杯酢の作り方はさまざまあるが、オーソドックスな作り方は酢・醤油・砂糖(みりん)を同じ分量で混ぜ合わせるというものだ。以下に、三杯酢の基本的な作り方・手順をまとめておく。
三杯酢の作り方・手順
1.耐熱容器にみりんを入れて電子レンジで加熱する
2.(1)に酢と醤油を加えて混ぜ合わせたら完成
2.(1)に酢と醤油を加えて混ぜ合わせたら完成
【三杯酢を上手に作るポイント】
・みりんを使う場合は電子レンジでアルコール分を飛ばす
・砂糖を使う場合はみりんの1/3程度の量に減らす
・醤油は薄口醤油のほうがきれいな色味に仕上がる
・酸味を和らげたいなら、だし汁を加えるのがおすすめ
・砂糖を使う場合はみりんの1/3程度の量に減らす
・醤油は薄口醤油のほうがきれいな色味に仕上がる
・酸味を和らげたいなら、だし汁を加えるのがおすすめ
3. 三杯酢を使った酢の物を紹介

三杯酢は酢の物、南蛮漬け、炒め物などさまざまな料理に使うことができる。このうちここでは基本となる三杯酢を使った「きゅうりの酢の物」と「もずく酢」の2品を紹介する。
その1.きゅうりの酢の物
きゅうりの酢の物に三杯酢を使うのもおすすめだ。作り方は簡単で、薄切りにしたきゅうりに塩を振り、よく揉みこんで水分を抜く。それからボウルに水気を切ったきゅうりと三杯酢を入れて混ぜ合わせたら完成だ。水で戻したわかめやタコなどを加えても美味しく食べることができる。
その2.もずく酢
もずく酢(もずくの酢の物)にも三杯酢がよく合う。作り方は簡単で、ボウルにもずく(水で戻したもの)と三杯酢を入れて混ぜ合わせるだけでよい。これだけでさっぱりとした味わいのもずく酢が完成する。また、もずくときゅうりを合わせても美味しく食べることができる。
4. 市販のおすすめ三杯酢2選

三杯酢は作ることも可能だが、調味料メーカーから販売されているものを使うのも一つの方法だ。市販の三杯酢には、黒酢ベースのものやだしを加えたものなどさまざまな種類がある。ここでは、そんな市販の三杯酢の中から、特に人気の商品を2種類紹介する。
おすすめ1.ヒガシマル醤油「三杯酢」
ヒガシマル醤油の「三杯酢」は、醸造酢に玄米黒酢を加えたお酢をベースにしている三杯酢。お酢の自然な色味を活かすために薄口醤油を使い、鰹節なども使ってコクとうま味のバランスを整えた商品である。1瓶あたり200ml入っており、賞味期限は12か月となっている。
おすすめ2.内堀醸造「三杯酢」
内堀醸造の「三杯酢」は、純米酢をベースにしている三杯酢である。また、鰹節から取れた一番だしを加えて、自然な風味に仕上げていることが特徴である。そのほかの調味料は醤油や砂糖などとなっている。サイズには150ml入りと360ml入りの2種類がある。
5. 三杯酢に関するよくある質問

ここまで三杯酢について解説してきた。しかし中には「三杯酢の由来とは何か」「二杯酢や甘酢との違いは何か」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、三杯酢のよくある質問に回答する。
Q1.三杯酢の名前の由来とは?
三杯酢は、字面だけ見ると「酢を三杯使う」ようにも思える。しかし、前述のとおり三杯酢は、酢・醤油・みりんを使った合わせ調味料である。名前の由来はもともと盃(さかずき)で酢・醤油・みりんを一杯ずつすくっていたからといわれており、そこから三杯酢と呼ばれるようになったそうだ。
Q2.二杯酢や甘酢との違いとは?
三杯酢と似ている合わせ調味料に二杯酢や甘酢がある。二杯酢とは酢・醤油を1:1で混ぜ合わせた調味料であり、三杯酢と異なり甘みがないのが特徴である。また、甘酢とは酢・砂糖・塩を合わせて作る調味料であり、三杯酢よりは甘みが強いのが特徴といえる。ちなみに、ポン酢(ポン酢醤油)とは酢に柑橘類の果汁や醤油を加えた調味料である。
結論
三杯酢とは、酢・醤油・みりんを混ぜた合わせ調味料のことである。それぞれを盃で1杯ずつすくって混ぜ合わせたことに由来する調味料であり、酢の物、南蛮漬け、炒め物などに使われている。調味料さえあれば家でも作れるし、市販品を常備しておくという方法もある。ぜひ三杯酢を上手に使って美味しい料理を作ってみよう。
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