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アフォガードとは?バニラアイス&エスプレッソの冷たいデザートを紹介!

アフォガードとは?バニラアイス&エスプレッソの冷たいデザートを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年9月28日

バニラアイスに少量のエスプレッソをかけて作る「アフォガード」。イタリア発祥の冷たいデザートであり、バニラアイス(ジェラート)の甘みとエスプレッソの苦味がマッチした上品な味わいが特徴となっている。また、ドリンクはエスプレッソが定番だが、抹茶・ほうじ茶・リキュールなどとの相性もバツグンにいい。今回はそんな冷たくて美味しい「アフォガード」について詳しく解説する。

  

1. アフォガードとは?

アフォガード(Affogato)とは、バニラアイス(バニラジェラート)にドリンクをかけて作るイタリア発祥のフローズンデザートである。ドリンクの種類は自由であるためお店によって異なるが、日本ではエスプレッソを使う「エスプレッソアフォガード(コーヒーアフォガード)」が有名だ。熱々のエスプレッソをかけることで、甘みと苦味のコントラストと、食感のグラデーションを楽しめる。

アフォガードの名前の由来

アフォガード(Affogato)はイタリア語が語源の言葉であり、もともとの意味は「溺れる」であるという。なぜ料理名に「溺れる(Affogato)」が使われているのかは諸説あるが、一説によると「バニラアイスがおぼれて居るように見えるから」といわれている。なお余談となるが、日本では「アフォガード」と呼ばれているが、イタリア語の発音でいえば「アフォガート」と呼ぶほうが正しい。

アフォガードの誕生と歴史

現在のところ、アフォガードの正確な起源は明らかになっていない。しかし、エスプレッソマシンが誕生したのが1901年で、一般的にエスプレッソが飲まれるようになったのは1950年以降のこと。また、アメリカの辞書に「アフォガード(affogato)」という単語が登録されたのが1992年であることを考慮すると、「アフォガードは比較的最近誕生したデザート」と考えられている。

2. アフォガードの特徴や魅力を紹介!

アフォガードはバニラアイスにエスプレッソをかけるため、甘みと苦味、食感の変化などを楽しみながら食べられる。また、通常はエスプレッソをかけることが多いが、抹茶・ほうじ茶・甘酒・リキュールなどをかけて楽しむことも可能だ。そんなアフォガードの特徴や魅力などを紹介しておこう。

その1.味わいや食感が特徴的で美味しい!

最も定番のアフォガードである「コーヒーアフォガード」では、バニラアイスの甘みとエスプレッソの苦味がマッチした上品な味わいが楽しめる。また、熱々のエスプレッソをかけるため、少しずつ溶けるアイスを楽しむことができる。この一度で複数の味わい・食感を楽しめるのが、アフォガードの一番の魅力。ぜひ食べるときは、ゆっくりとその味わいや食感の変化も楽しむようにしよう。

その2.いろいろなドリンクで楽しめる!

日本ではアフォガードといえば「コーヒーアフォガード」が定番だ。しかし、本場イタリアでは、アフォガードはバニラアイスにドリンクをかけたドルチェの総称とされており、エスプレッソのほかに紅茶やリキュールなどもかけるという。このようにアフォガードのアレンジ性が高いことも魅力の一つである。なお、使うドリンクによって「○○アフォガード」と料理名が変化する。

その3.甘いのに比較的低カロリー!

アフォガードのカロリーは使う材料や食べる量によって異なるが、一般的なコーヒーアフォガード(1人前/バニラアイス100g分)のカロリーは180kcal程度。これはショートケーキ(314kcal)やドーナツ(379kcal)の100gあたりのカロリーと比較してもだいぶ低い数値である(※1)。アフォガードのカロリーや栄養素の詳細については、以下のページで確認してみよう。
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3. アフォガードの基本的な作り方

アフォガードにはエスプレッソを使うことが多いが、家にエスプレッソマシンがなくてもインスタントコーヒーで代用することが可能だ。バニラアイスとインスタントコーヒーを用意したら、さっそく以下の手順でアフォガードを作ってみよう。

アフォガードの作り方・手順

  • 器にバニラアイスを盛り付ける
  • インスタントコーヒーにお湯を加える
    ※お湯の量でコーヒーの苦味を調整する
  • 熱いうちにコーヒーをバニラアイスにかければ完成

4. アフォガードのアレンジアイデア5選

コーヒーアフォガードは、バニラアイスの下にシリアルを敷き詰めたり、エスプレッソの上からさらにココアパウダーやメープルシロップなどをかけたりしても美味しい。また、コーヒーの代わりに抹茶・ほうじ茶・甘酒などのドリンクを使うのもおすすめ。そんなアレンジアイデアを確認しよう。

アレンジ1.抹茶アフォガード

和風のアフォガードを楽しみたいなら、抹茶ソースを使うのがおすすめ。市販の抹茶パウダーと砂糖を合わせてからホットミルクで濃い目に溶かす。それから器に盛り付けたバニラアイスに抹茶ソースをかければ完成だ。より濃厚な味わいにしたいなら生クリームやホワイトチョコを混ぜるとよい。

アレンジ2.ほうじ茶アフォガード

ほうじ茶を使った和風アフォガードも美味しい。手順は基本的に抹茶アフォガードと同じで、市販のほうじ茶パウダーと砂糖を合わせてからお湯で溶かす。その後、器に盛ったバニラアイスにほうじ茶ソースを掛ければ完成だ。煎茶よりも苦みが少なく、すっきりとした味わいを楽しむことができる。

アレンジ3.チーズアフォガード

バニラアイスにトロトロチーズをかけて、リッチに仕上げるのもよい。チーズソースは、温めた牛乳にお好みのチーズ(マスカルポーネチーズやクリームチーズなど)を溶かせば作れる。それを熱々のうちにバニラアイスにかければ完成だ。チーズ好きにはたまらない美味しさの一品だ。

アレンジ4.甘酒アフォガード

ちょっぴり大人の味わいを楽しみたいなら甘酒をかけるのもおすすめ。あらかじめ温めておいた甘酒を、バニラアイスにかければ完成だ。また、アレンジとして甘酒をシャーベットにしておき、そこにホット豆乳などのドリンクをかけるのも美味しい。

アレンジ5.リキュールアフォガード

バニラアイスとアルコール類の相性はよくて、特にリキュール(カルーア)をかけるのは本場イタリアでも定番である。作り方はまず「コーヒーアフォガード」の要領で、バニラアイスにエスプレッソをかける。それからカルーアをかければ完成だ。ほろ苦くて上品な味わいを楽しむことができる。

5. スタバのアフォガード商品を紹介!

アフォガードはイタリアンレストランなどで食べられるが、人気カフェチェーンのスターバックスコーヒーでもバニラアイスとエスプレッソを合わせた「クラシックアフォガード(一部店舗限定)」を提供している。また、人気商品の「エスプレッソアフォガード フラペチーノ」も販売中である。

商品1.クラシックアフォガート

「クラシックアフォガード」は、スターバックスリザーブロースタリーでしか食べられない限定メニュー。コーヒーに合うように作られた特製バニラアイスとその場で焙煎した豊かな香りが特徴のエスプレッソを合わせたアフォガードで、濃厚で奥行きのある味わいを楽しむことができるという。

商品2.エスプレッソ アフォガート フラペチーノ

「エスプレッソ アフォガート フラペチーノ」は、通常のスターバックスコーヒーで食べられる人気のフラペチーノ商品。力強い香りが楽しめる「リストレット」という方法で抽出されたエスプレッソと、クリームのハーモニーが楽しめるドリンクである。サイズはShort、Tall、Grande、Ventiの4種類となっている。

結論

アフォガードとは、バニラアイスにホットドリンクをかけて作るイタリア発祥のデザートの一種である。リッチなデザートではあるが、必要な食材は基本的にバニラアイスとインスタントコーヒーだけなので家でも簡単に作ることが可能だ。また、コーヒーが飲めない場合はほかのホットドリンクでも楽しめる。ぜひ興味があれば独特な味わい・食感・贅沢感を楽しめるアフォガードを作ってみよう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2021年3月18日

  • 更新日:

    2021年9月28日

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