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イタリアでのオーダー方法や食べる順番、コーヒーの飲み方を紹介!

イタリアでのオーダー方法や食べる順番、コーヒーの飲み方を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年3月29日

イタリアといえば、言わずと知れた美食の国。今回の記事では食にこだわるイタリアならではの、飲食にまつわるルールやマナーについて、いくつか紹介する。不慣れだと面倒な点もあるかもしれないが、本場を訪れる際に覚えておくと「あの日本人はわかっている」とイメージアップに繋がるはずだ。

  

1. オーダー方法や食べる順番

イタリアの料理メニューは、アンティパスト(=前菜)・プリモピアット(=1番目の皿)・セコンドピアット(=2番目の皿)・ドルチェ(=デザート)で構成されるのが基本だ。これらをオーダーする際、日本の居酒屋のように沢山の単品を一気に注文したり、順番を変えたりすることは、あまり歓迎されない。どうしても駄目だという訳ではないが、それぞれの料理は食べる順番を踏まえて考えられたものなので、できれば順番を崩さない方が良い。

注文する品数は、なるべく同席者同士で合わせることが望ましい。同じタイミングでお客に料理をサーブしたい店側としては、同席者同士でオーダー数がバラバラだと困ってしまうからだ。もしもオーダー数が変則的になる場合は、それぞれの料理を出して欲しいタイミングや料理をシェアする旨を、店側に細かく指示しよう。アンティパストは特にボリューミーな物もあるし、シェアすること自体は悪い事ではないが、必ず取り皿をもらうこと。1つの皿を何人かでつついたり皿を持ち上げて交換するのは、マナーが悪い。
  • Anti pasto(※Anti Pasti)...サラダ・コロッケ・カルパッチョ・ブルスケッタ・ハムやサラミの盛り合わせ等
  • Primo(※Primi) piatto...パスタ・スープ・リゾット等
  • Second(※Secondi) piatto...肉や魚のメインディッシュ。
  • Dolce...甘いデザート。食後酒やコーヒーと一緒にオーダーする。
  • 他にもコントルノ(=Contorno:付け合わせ(メインに含まれている場合も有り))・フォルマッジオ(=Formaggio:チーズ)などをお好みで。
  • ...()内は複数形。

2. コーヒーの飲み方

イタリアで飲まれているコーヒーは、エスプレッソが基本だ。イタリアではコーヒーをカッフェと呼び、カッフェ=エスプレッソだと思って良い。皆それぞれにお気に入りのバール(=Bar:日本でいうカフェ・喫茶)があり、1日に何度も立ち寄ってエスプレッソを楽しむこともあると言う。もちろん他のカプチーノやカフェラテを飲むこともある。ただし飲む時間は午前11時くらいまでなのだ。一般的なイタリア人にとってミルク入りのコーヒーはエネルギーを確保するために朝に飲む物であり、夜飲むと消化器官に負担がかかるとの理由でも避けられがちなのだ。中には昼過ぎてミルク入りをオーダーするイタリア人もいるが、やはり少数派だ。

イタリアで飲まれているコーヒーの種類

覚えておくと便利な一例を紹介する。
  • エスプレッソ(Espresso)...濃くて深い味わいが特徴。苦味が苦手な人は、イタリア人のように砂糖をたっぷり入れると飲みやすくなる。
  • カッフェ マッキアート(Caffe macchiato)...エスプレッソに泡立てたミルクを少しだけ加えている。
  • カプチーノ(Cappucchino)...エスプレッソにカッフェ・マッキアートより多い割合の泡立てたミルクを加えている。
  • カッフェ ラッテ(Caffe Latte)...エスプレッソにカプチーノと同じ位の割合のミルクを入れる。ミルクは泡立てない。
  • ラッテ マッキアート(Latte macchiato)...泡立てたミルクをメインに、エスプレッソが少しだけ。
  • カッフェ ルンゴ/カッフェ アメリカーノ(Caffe Lungo/Caffe Americano)...日本で飲むようなコーヒー。倍量の湯で抽出したり、エスプレッソを湯で割ったもの。
  • カッフェ コレット(Caffe Corretto)...エスプレッソにアルコールをプラス。食後酒としても飲まれる。

3. 食べ物・食べ方にも勘違い!

  • 魚介のパスタにチーズ...本場では、ボンゴレやペスカトーレなど魚介類を使ったパスタはチーズをかけないのが普通だ。隠し味程度に使う事はあれど、ボロネーゼにたっぷりかけるような食べ方はしない。これは魚介類が持つ潮の香りとチーズの香りがお互いの良さを打ち消し合ってしまうからだ。パスタ以外の魚介料理にもチーズを合わせることは原則的にない。
  • 魚介&肉、茸&チーズの組み合わせ...魚介とチーズを合わせないのと同じ理由で、魚介と肉を一緒に食べる事や、茸とチーズを組み合わせることを嫌うこともある。
  • パスタの食べ方...スープパスタなど例外はあるが、イタリアでパスタを食べる時にスプーンを使うのは、フォークの使い方に慣れていない小さな子供だけである。また、パスタを途中で噛み切ったり、ソースが絡まっていないタイプのパスタを最初に混ぜて食べる事もマナー違反だ。ソースが混ざっていない場合は、パスタの上に広げる程度にする。日本の蕎麦やラーメンのように音を立てて食べるのも恥ずかしい。パスタを2~3本づつ巻き取り口に入るサイズに調節すると、上手に食べやすくなる。この時、フォークを反時計回りに回すと不幸になるというジンクスもあるので注意しよう。ショートパスタはフォークで刺して食べても良い。
  • ピザの食べ方
    フォーマルなレストランで出てくる事はないので、あまり神経質になる必要はないかもしれないが、手で食べる事はない。手で食べるのはアメリカのスタイルで、イタリアではナイフとフォークを使って食べる。切り分けたピザを自分の皿に取り、中央だった部分から端に向かって、一口大に切りながら食べて行く。

結論

日本人には予想も付かないコーヒーの飲み方や料理のオーダー方法など、イタリアでの飲食にはさまざまなルールがあることが理解できただろうか。日本ではそこまで気にしなくてもよいが、本場を訪れる際にはぜひ覚えておくとよいだろう。
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  • 更新日:

    2020年3月29日

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