1. チーズキンパとは

キンパは、韓国の海苔巻きのこと。韓国ではキンパプと呼ばれるのが一般的だ。海苔にごま油と塩で味付けしたごはんとナムルなどを巻いたもので、見た目は日本の太巻きに似ている。韓国では家庭料理としてはもちろん、ファストフードとしても屋台でよく販売されている。弁当にすることもあるという。
日本で定番化したキンパ
この10年ほどでキンパは日本でも非常にポピュラーな存在となった。キンパは酢飯にする必要がなく、手軽に作ることができるところも利点。野菜をたっぷりと入れるのが一般的なので、栄養バランスもよく子どもでも食べやすい。韓国ではほうれん草や人参、ゼンマイのナムル、牛肉炒め、たくあん、かにかま、卵焼きなどを入れるのが一般的だそう。ただ、家庭料理という側面もあるので具材のバリエーションは幅広く、自由度が高い。この辺りも日本の家庭になじんだゆえんかもしれない。
チーズキンパ
韓国料理の人気は、この数年右肩上がり。チーズタッカルビ、チーズハットグ、韓国風フライドチキンの流行は記憶にも新しい。チーズキンパもそのひとつといえるだろう。とろけるチーズが映えることもあり、新大久保などでも大人気。家庭に浸透しつつあるのは、具材がシンプルで作りやすいところが大きいだろう。思い立ったらすぐに作ることができる。
2. チーズキンパの作り方

材料は5つだけ
チーズキンパに必要な材料は、ごはん、ごま油、キムチ、チーズ、海苔だ。5つの材料で作ることができるので、料理初心者や子どもにもおすすめだ。
作り方
- 温かいごはんに刻んだキムチとごま油を混ぜる
- 巻き簾の上にラップを敷き、海苔を置く
- 手前2/3に1のごはんを薄く広げる
- ごはんの上にとろけるチーズかさけるチーズをのせて巻く
- しっかりと巻いたら、ラップごと電子レンジで30秒ほど加熱して完成。
ごま油を塗って、ごまをふってもいい。
上手に作るコツ
温かいごはんを使うと海苔と密着してくれるので、巻きやすい。上手に巻けない場合は、ラップの端をキャンディーのようにキュッと絞るといい。カットする時、包丁にごはんがくっついてしまいがちなので、包丁にクッキングペーパーを巻きつけて、濡らしたものを使うのがおすすめ。スパッと美しい断面に仕上げてくれる。
3. チーズキンパのアレンジ

チーズとキムチとごはんはテッパンの組み合わせなので、アレンジも自由自在。家にあるものをどんどん組み合わせて、オリジナルキンパ作りに挑戦するのがおすすめだ。
あっさり系のおすすめ
ナムル類との相性はいわずもがな。大葉やネギなどの香味野菜も美味しい。たくあんや野沢菜漬けなどの漬物を組み合わせて、キムチとのW発酵食品を楽しむのもあり。同様に納豆も旨い。
ガッツリ系のおすすめ
ツナ缶やカニカマ、ちくわなどは鉄板の美味しさ。肉の場合は、しっかりと火を通し、味をつけたものがいい。巻物になったとき、食べやすいよう細切れ肉などを炒めたものがおすすめだ。ニンニク、コチュジャン、酒、砂糖、醤油で味を付ける。時間がない場合は、焼肉のたれを使うと簡単。
4. チーズキンパのおすすめ献立

+スープで満足度アップ
チーズキンパに合わせるなら、おすすめはスープなどの汁物。ワカメスープや卵スープはもちろん、少し手の込んだものを作るなら、手羽先を使った参鶏湯風のスープがおすすめ。ニンニク、生姜、ネギ、あればクコの実を加えて煮込むだけ。味付けは塩胡椒でシンプルに。手羽先は骨に沿って切り込みを入れると味が出やすい。
+副菜でバランスアップ
生野菜のサラダなどをプラスするとバランスがよくなるだけでなく、食感の違いが生まれ、食べる楽しみも増える。レタスと白髪葱の韓国風サラダなどを選ぶといいだろう。
結論
チーズキンパは、キンパのなかでも具材が少なく、簡単に作ることができる。とろけるチーズは子どもにも大人気。まろやかさが加わるので辛いものが苦手な人にもおすすめだ。冷蔵庫によくある材料ですぐに作れるので、ぜひ、家でもトライしてみてほしい。
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