【ムーンミルク】が人気の理由とは？簡単な作り方も紹介！

ムーンミルクとは、ハーブやスパイスを混ぜたホットミルクのこと。ミルクの代わりに温めた豆乳やアーモンドミルクが使われる場合もあるようだ。

ムーンミルクは、アーユルヴェーダの考えに基づいて誕生した飲み物でもある。ちなみに、アーユルヴェーダは5000年以上もの歴史をもつ、世界最古のインドおよびスリランカの伝統的な予防医学のこと。そのアーユルヴェーダには、ターメリックラテと呼ばれる黄色の飲み物があり、寝る前やリラックスしたいときに飲むとよいといわれている。ムーンミルクは、このターメリックミルクが元になっているようだ。

ムーンミルクは、2年ほど前から、海外セレブをはじめ健康に人一倍関心の強い人たちの間で、人気に火がつき、やがてSNSでも大きな話題を呼ぶことになった。その人気はとどまることを知らず、いまや、インスタグラムのムーンミルクに関する投稿数が、1.3万件以上にものぼり、ピンタレストでも、ムーンミルクに関する投稿数が、激増しているようだ。

なぜにムーンミルクがこれほどまでに注目されることになっているのか、その人気の理由について迫ってみよう。

ムーンミルクの人気の理由は、飲むとよく眠れる、という点にあるようだ。なんといっても質のよい睡眠は、元気の源で、美容や健康の基本といえる。人は、ぐっすり眠ることで、明日への鋭気を養うことができるのだ。

ムーンミルクには、質のよい睡眠をサポートする成分が豊富に含まれている。まずは、ベースとなるミルクには、トリプトファンが含まれている。トリプトファンは、必須アミノ酸の一種で、質のよい睡眠に欠かせないメラトニンの材料となる。また、ムーンミルクに使用されるハーブやスパイスには、ストレスを和らげ、リラックスして眠りにつきやすくする働きが望める。

さらに温かい飲み物には、寝付きをよくする働きがあるようだ。温かいもの飲むと、身体が温まり血流がよくなるため、体内の熱が放出される。その結果、深部体温が下がり、そのタイミングで眠気が起きやすくなる。

ぐっすり眠れるという快感は、何ものにも代え難いため、そのような快感を与えてくれるムーンミルクが人気なのは、十分にうなずける。とくに、コロナ禍のいま、ぐっすり眠れないということに悩む人が増えているようなので、ムーンミルクに注目する人が増え、人気がさらに上昇しているようだ。

温めた牛乳にハーブやスパイスを加えるだけと、ムーンミルクの作り方そのものは、とても簡単だ。簡単だが、効果を得るためには、アーユルヴェーダの考えに基づいて作ることがポイントになる。SNSなどでも、さまざまなスパイスやハーブを使ったムーンミルクの作り方が紹介されている。今回は、アーユルヴェーダにおいて、万能スパイスといわれるターメリックを使った作り方を紹介しよう。

ターメリックパウダー　大さじ1/4
シナモンパウダー　大さじ1/4
生姜　ひとかけ
はちみつ　大さじ1/2
牛乳　1カップ

鍋に、上記の材料をすべて加えて、火にかけ、よく混ぜ合わせながら沸騰しない程度に温める。温まったら、カップに注げばできあがり。冷めないうちに召し上がれ。

海外で話題沸騰中のムーンミルクについてお伝えした。いったいどんな飲み物か？人気の理由などについておわかりいただけただろうか？ぐっすり眠れないことでお悩みの場合、これを機にぜひ一度ムーンミルクを試してみてはいかがだろう。