1. きな粉牛乳とは?

きな粉牛乳(きな粉ミルク)とは、牛乳ときな粉を合わせた飲み物のこと。牛乳にきな粉を混ぜるだけで作れるお手軽ドリンクの一種で、その上、牛乳と大豆(きな粉)由来のたんぱく質などを摂れることから「健康によい」と注目を集めている。また、アイスでもホットでも美味しく飲むことができたり、ハチミツやシナモンなどを加えてアレンジを楽しめたりするのも魅力といえる。
2. きな粉牛乳の栄養面の特徴と魅力

きな粉牛乳の主な食材は、牛乳ときな粉の2つ。牛乳は準完全栄養食品ともいわれており、たんぱく質やカルシウムをはじめさまざまな栄養素を含んでいる。しかし、牛乳は鉄や食物繊維などが少ないのが欠点といえる。一方、大豆由来のきな粉はたんぱく質を多く含んでいるほか、牛乳に少ない鉄や食物繊維なども豊富に含んでいる。そのため、この2つは栄養バランスが優れた関係にある(※1)。
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3. きな粉牛乳の基本の作り方【アイス・ホット】

きな粉牛乳は、牛乳ときな粉さえあれば家でも簡単に作ることができる。また、きな粉牛乳はアイスとホットの両方で楽しむことが可能だ。ここでは、それぞれの基本的な作り方を紹介する。
【アイス】きな粉牛乳の作り方・手順
1.コップにきな粉と少量の牛乳を入れて混ぜる
2.ペースト状になったら牛乳を足して混ぜたら完成
2.ペースト状になったら牛乳を足して混ぜたら完成
【ホット】きな粉牛乳の作り方・手順
1.鍋にきな粉と牛乳を加えて温めながら混ぜる
2.沸騰する前に火を止めてカップに注げば完成
2.沸騰する前に火を止めてカップに注げば完成
4. きな粉牛乳のアレンジアイデア

きな粉牛乳はそのまま飲んでも美味しいが、甘みを加えたほうが「飲みやすい」と感じる人は多いようだ。例えば、作ったきな粉牛乳にガムシロップ、ハチミツ、砂糖・黒糖(ホットの場合)を入れるのもよい。また、甘い香りをつけるためにシナモンをプラスするのもおすすめとなっている。
その1.ハチミツ
きな粉牛乳に甘みをプラスしたいなら「ハチミツ」を使うのがおすすめだ。ハチミツの甘い香りと優しい甘みを楽しむことができるほか、ハチミツのコクなども楽しめるようになる。なお、ドリンク1杯(200ml)あたりの目安量は小さじ1~大さじ1程度となっている。(※乳幼児には絶対にハチミツを与えないよう注意する。)
その2.シナモン
きな粉牛乳をエキゾチックな味わいにしたいなら「シナモン」をプラスするのもよい。シナモン特有の甘い香りが楽しめるようになり、ワンランク上のきな粉牛乳を楽しめるようになる。シナモンはトッピングとしてドリンクに振りかけてもいいが、事前にきな粉とよく混ぜておくのもおすすめ。こうすることでダマになりにくく、美味しいシナモンテイストのきな粉牛乳を楽しむことができる。
5. きな粉牛乳のよくある質問

ここまで、きな粉牛乳について解説してきた。しかし、まだきな粉牛乳について気になることや知りたいことなどがあるだろう。そこで最後に、きな粉牛乳に関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.きな粉牛乳のカロリーはどれくらい?
きな粉牛乳のカロリーは使う具材や飲む量によって異なるが、一般的なきな粉牛乳(牛乳200ml、きな粉大さじ1)の場合のカロリーは160kcal程度となっている。なお、プレーン味のきな粉牛乳は比較的低カロリーだが、ハチミツや砂糖を加えるとカロリーが高くなってしまうため注意しよう。また、カロリーが気になるなら普通牛乳を低脂肪牛乳・無脂肪牛乳などに変えるのもおすすめだ。
Q2.きな粉はカルシウムの吸収を阻害する?
穀物や豆類に含まれるフィチン酸や野菜に含まれるシュウ酸などは、カルシウムの吸収を阻害するといわれている。しかし、日本乳業協会によれば(※2)、「牛乳に入れるきな粉の量くらいであればそれほど気にする必要はない」としている。そのため、牛乳にきな粉を入れることに関して、そこまで気にする必要はなさそうだ。
結論
きな粉牛乳は、たんぱく質やカルシウム、鉄分、食物繊維などをバランスよく含んでいるのが魅力となっている。また、アイスでもホットでも楽しめるため、時期を問わず美味しく飲むことが可能だ。手軽に作ることができるため、朝起きたときや夜寝る前などに飲むのもよいだろう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:日本乳業協会「きな粉と牛乳を混ぜるとカルシウムの吸収が阻害されるのですか?」
https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_071_265/
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