1. たっぷりフルーツ入り牛乳寒天の作り方

じつは生のフルーツを入れると、牛乳寒天の特性から柔らかくなってしまう。そこでおすすめしたいのが缶詰だ。缶詰はすでに熱処理されているため、寒天が固まらない成分が少なくなっている。ここではフルーツミックスの缶詰を使った、牛乳寒天レシピをまとめよう。
フルーツミックス入り牛乳寒天の作り方
最初に缶詰は水気をきり、フルーツミックスはそのままとっておく。用意した鍋に粉寒天、砂糖、そして水を入れてよく混ぜ、牛乳を加えていく。そこまでできたら火からおろし粗熱をとろう。容器に移したらフルーツミックスを入れて、冷蔵庫で冷やしていく。固まったら出して好みのサイズにカットしたら完成だ。
シロップも使う牛乳寒天の作り方
フルーツミックスの缶詰を使うとき、シロップを使いたい人もいるだろう。その場合は牛乳だけで作る際と同じ量になるように、シロップと牛乳を合わせた全体量を考えたい。シロップを鍋に入れて煮て、寒天を溶かした残りの分量の牛乳を入れて作っていく。最後にフルーツを入れて冷やす工程は変わらない。
2. 牛乳寒天を使ったフルーツポンチの作り方

生のフルーツを入れると牛乳寒天が固まりにくいことはのちに説明しよう。ここでおすすめしたいのは、牛乳寒天にフルーツを入れない作り方だ。フルーツミックスの缶詰と牛乳寒天を使うフルーツポンチの作り方を紹介していこう。
牛乳寒天フルーツポンチの作り方
牛乳寒天の作り方は同じ。最初に水と粉寒天を鍋で溶かしたら砂糖を入れ、牛乳を加えたら容器に移して冷蔵庫で冷やす。その間にフルーツポンチのシロップを作っておこう。まずは用意したミックスフルーツの缶詰を実とシロップに分けておき、シロップのほうを鍋に入れる。砂糖とブランデーを一緒に入れ火にかけ、溶けるまで混ぜよう。完成した牛乳寒天は一口サイズにカット。作り終えたシロップに牛乳寒天と、フルーツを入れてできあがりである。好みの甘さなどを考え、フルーツミックスの缶詰のシロップの量を変えたい。
3. 牛乳寒天にフルーツを入れても成功するコツとは?

牛乳寒天に美味しいフルーツを合わせようと作ったら固まらない、そんな悩みを抱えてはいないだろうか。そこでどんなフルーツが牛乳寒天を固まりにくくしてしまうのかを紹介していこう。
酸の強いフルーツは固まらない
みかんやグレープフルーツ、レモンなどのフルーツは寒天を固まりにくくする。その理由は酸である。酸が多めに含まれているフルーツに寒天の繊維は勝てないのだ。ちなみにゼラチンを使った場合は酵素の強いフルーツ、たとえばパイナップルやキウイを加えると固まりにくくなる。これはゼラチンのタンパク質を分解する酵素が入っているからである。このように凝固剤を固まりにくくするフルーツがあることを覚えておきたい。
タイミングを見計らおう!
牛乳寒天で酸の多いフルーツを使う際には、入れるタイミングを考えたい。先に寒天の液を作り、そのあとで必ず火を止めてから入れよう。酸っぱさがあるフルーツと一緒に寒天を煮ると固まらないからだ。
これらをふまえて作るのが、牛乳寒天を美味しくする成功の秘訣だといえよう。
結論
ここでは牛乳寒天がフルーツ入りだとなぜ固まりにくいのかをふまえながら、どうしたらフルーツミックスを使って、上手な牛乳寒天が作れるのかなどを説明してきた。牛乳寒天にフルーツが入るとキレイで食欲をそそるため、フルーツミックスなどの缶詰がおすすめである。子どもも大好きなフルーツポンチを作り、休日のデザートとして食卓に並べてみてはいかだろうか。
この記事もcheck!