アーモンドフロランタンを詳しく知ろう！作り方やアレンジ、人気商品

何気なく食べているアーモンドフロランタンだが、詳しいことを知らない人もいるだろう。ここでは基礎的な知識を紹介していく。

アーモンドフロランタンはクッキー生地をキャラメルでコーティングし、アーモンドをまぶしたお菓子だ。フランスのお菓子であり、フランスの街を意味する「フィレンツェ」が語源だという。フィレンツェの語源が「フロレンティア」であるとされているが、フロレンティアは花の女神の街を意味している。この2つの言葉が組み合わさって「フロランタン」という言葉ができた。

アーモンドフロランタンは、フランス菓子として知られているが、もともとはイタリアで発祥した。アーモンドが南イタリアでよく獲れたため、お菓子に用いられたという。イタリアの豪商の娘だったカトリーヌ・ドメィシスがフランスに嫁ぐ際に連れて行った、イタリア人の菓子職人によりフランスに広められたという説が有力である。

アーモンドフロランタンは1個、223kcalほど。糖質の量も20.4gほどと、お菓子1個にしてはやや高めである。美味しいからといって何個も食べるのは避けたい。

ゲストが来たときにも、食卓に出すとお茶の時間がカフェ風になるアーモンドフロランタン。自宅で手作りができるのなら、ぜひ覚えてみたい。ここでは初心者でも作りやすい、アーモンドフロランタンの作り方を紹介していこう。

室温で戻しておいたバター、グラニュー糖をボウルに入れ混ぜていく。溶き卵を入れ、そこに薄力粉をふるいながら入れていこう。よく混ぜたら生地を手でまとめていく。そのままラップで包み冷蔵庫で生地を冷やす。生地を取り出す前にオーブンは予熱で温めておき、冷蔵庫から取り出した生地を広げていく。

大きな正方形状にしたら、フォークで均等に生地に穴を作っていこう。穴は深く開けないのがコツ。オーブンで生地を焼いている間に、鍋に生クリーム、バター、グラニュー糖、はちみつを入れて煮たてよう。そこにアーモンドスライスを入れていき、水分を飛ばす。焼きあがった生地に塗っていき、オーブンで焼く。粗熱を取って一口サイズにカットしたら、アーモンドフロランタンの完成である。

アーモンドフロランタンは、いろいろな作り方がある。同じように見えて食感がそれぞれ違うため、どんな作り方をしたいかで決まる。ここではそれぞれのアーモンドフロランタンの作り方を紹介していこう。

そのままでも食感が美味しいアーモンドフロランタンだが、パイシートを使うとよりサクサク感を出すことができる。オーブンの天板にクッキングシート、その上に冷凍パイシートを置こう。フォークでいくつか浅めに穴を開け、予熱済みのオーブンでしばらく焼く。一度取り出し、膨らんだパイシートを上から押さえて平たくする。バター、グラニュー糖、生クリーム、ハチミツを鍋に入れて火を付ける。アーモンドスライスを入れ、ハケでパイシートの上に塗る。もう一度オーブンで焼いたら、アーモンドフロランタンのできあがり。

サクサクではなく、しっとりしたケーキ風のアーモンドフロランタンを楽しみたい人向けのレシピ。室温で戻したバター、塩、砂糖をボウルで混ぜ、卵を入れよう。薄力粉とアーモンドパウダー、ベーキングパウダーをふるい入れて混ぜる。生地をケーキ型に入れて、均等な厚さに広げていく。オーブンで焼き、アーモンドスライスを入れたキャラメルソースを満遍なく塗っていく。再度オーブンで焼き、適度なサイズにカットしたらできあがりだ。

アーモンドフロランタンが食べたいが、自分で作るのは難易度が高いという人は市販のものもおすすめ。ではどこで、どんなアーモンドフロランタンが販売されているのだろうか。ここでおすすめを紹介していこう。

サクッという食感と、しっとりした舌ざわりを両方楽しめるアーモンドフロランタン。フランス産の小麦粉を使い、焼き菓子にぴったりな素材をチョイスしているのが特徴だ。有機ココナッツシュガーで後味さっぱり。そしてアカシア純粋蜂蜜でクセがない甘さも嬉しい。

東京のアーモンドフロランタンが人気の専門店。プレーンのほかにオランジェや黒糖キャラメル、アールグレイなどのバリエーションも楽しめるのが嬉しい。

南部せんべいを砕き、アーモンドフロランタンに混ぜ込んだという新しいお菓子。一つずつ個包装にされているため、ギフトとしても人気がある。

ここではアーモンドフロランタンがどんなものなのかを説明し、基本的な作り方やアレンジレシピ、人気のある市販品まで紹介してきた。アーモンドフロランタンはサクッとした食感が美味しくクセになる。しかしカロリーもやや高めなので、食べすぎには注意したい。