フロランタンの作り方を紹介！時短が叶う、子供と作って楽しい作り方とは。

「今日は生地から本格的なフロランタンを作るぞ！」と思ったときに限って、小さな子どもが手伝うと言い出して聞かない。そんなときは潔く切り替えて、子どもと一緒に作れるレシピに変更しよう。残念な気持ちもあるかもしれないが、子どもの気持ちを尊重する方をより大事にしたい。子どもと作るとなると、フロランタンの生地を簡単に作れた方がよいだろう。思いつくのは、市販の冷凍パイシートを使う作り方方と、ホットケーキミックスを使う作り方だ。
パイシートを使う作り方だとフロランタンの台が甘過ぎず、軽い感じに仕上がる。必要な分量だけを作ることができるので、食べ過ぎることもないだろう。ホットケーキミックスを使うフロランタンの作り方の利点は、クッキー生地を一から作るのに比べて失敗がないことだろう。お菓子作り初心者でも、安心して取り組める。難しい土台作りは手抜きして、子どもと一緒にトッピングを中心に楽しもう。
お菓子作りは、すべての工程を自分でやれば好みの味が実現できるのはもちろんだが、慣れないうちは上手に簡略化しながら、一つずつ習得していくのが確実だろう。簡単な部分から子どもと一緒に始めれば、子どもの自信にもつながっていく。

フロランタンの作り方において、土台作りと同じくらい難しいのは、アーモンドのキャラメリゼかもしれない。スライスアーモンドと、砂糖やバターなどほかの材料を鍋にかけて煮詰めていくのだが、慣れないうちは煮詰め具合の見きわめに苦労する。煮詰め過ぎれば焦げつくし、煮詰め方が足りないと、まとまらない。
最適に煮詰めることができたとしても、次の難関が待ち構えている。キャラメリゼしたアーモンドを土台にのせる際には、アーモンドも土台も熱いうちに行わなければならないことである。タイミングが遅れると、クッキー生地とキャラメリゼしたアーモンドが、うまく一体化しない。ねちゃねちゃしたアーモンドが生地になじまないと、見た目も悪く、非常に食べにくいものになってしまう。これは初心者にとっては、大きな関門だ。気をつけなければならない。
付け加えると、焼き上がったフロランタンを切り分けるときも、完全に冷めてしまってからでは遅い。粗熱が取れ次第すぐに切り分けないと、スライスアーモンドもキャラメル部分もすべてがボロボロに崩れてきて、切り口が醜くなってしまう。これも、フロランタンの作り方で難しい点だ。

フロランタンのトッピングと言えばスライスアーモンドが定番だが、他のナッツを使っても美味しいし、ドライフルーツも加えれば彩りが美しく、別の美味しさも生まれるものだ。何種類かのドライフルーツがミックスされたものを買えば手軽だが、商品によってフルーツの配合・大きさ・甘さ加減などはさまざまである。専門店には常時、数十種類の品揃えを誇るショップもあるので、自分好みのものを組み合わせてフロランタンを作るのも面白いだろう。
インターネットでドライフルーツやナッツを選ぶのは、子どもにもぜひ体験させてやりたい。注文したものが届くのにどのくらいの日数がかかるのか、選んだものを実際に食べてみて想像と違う点はあったのか、画像では同じように見えた商品の値段の違いはどの点にあるのか、など。子どもにとっては、さまざまなことを学ぶ機会にもなるだろう。
ドライフルーツを常備しておけば、パン作りにも役立つし、ヨーグルトのトッピングにしたり、料理のちょっとしたアクセントにしたりと応用できる。ナッツだけのフロランタンの作り方に飽きたら、ぜひドライフルーツ入りフロランタンの作り方も試してほしい。

フロランタンを子どもと一緒に作るなら、冷凍パイシートやホットケーキミックスを使った時短の作り方がおすすめ。キャラメリゼしたアーモンドを生地にのせるのは、熱いうちに手早く行おう。ドライフルーツも使えばさらに彩りよく、手伝ってくれる子どもにも楽しい体験となることだろう。