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ベーキングパウダーの代用品4選!重曹を使ったお菓子の作り方も!

ベーキングパウダーの代用品4選!重曹を使ったお菓子の作り方も!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年10月 1日

パンやお菓子を作るのに使うことが多い「ベーキングパウダー」。しかし、使いたいときに限って家になかったという経験はないだろうか。そのような時には、重曹・ベーキングパウダー・卵白といった代用品を使うのがおすすめだ。今回は、そんなベーキングパウダーの代用品を用途ごとに解説。また、ベーキングパウダーの代用品を使ったお菓子の作り方も紹介する。

  

1. ベーキングパウダーとは?

ベーキングパウダー(膨らし粉)とは、主に洋菓子やパンの生地を膨らませるための膨張剤のこと。主成分は炭酸水素ナトリウム(重曹)・酸性剤・分散剤(遮断剤)などであり、加熱したり水分を加えたりすることで反応して生地が膨らむ特徴を持つ。19世紀中盤~後半にアメリカで販売されて、現在では洋菓子やパンをはじめ、和菓子・中華饅頭・天ぷら粉などさまざまな料理に使われている。

2. ベーキングパウダーの代用品4選

もし家にベーキングパウダーがないなら、重曹・ベーキングパウダー・卵・ホットケーキミックスなどで代用することも可能だ。それぞれの食材で作れる料理・お菓子や、代用するときのポイントなどを確認しよう。

代用品1.重曹

ベーキングパウダーの代用品として最も役立つのが「重曹(ベーキングソーダ)」である。ベーキングパウダーの主成分でもある重曹は、多くの料理・お菓子に代用できる。ただし、自然に美味しく仕上がるように調整されたベーキングパウダーとは異なり、重曹は黄色っぽく仕上がる、苦味が加わるなどの欠点もある。そのため、どら焼きや饅頭といった和菓子に使うほうが適している。

【重曹で代用するときのポイント】

  • 粉に対して1~1.5%程度の重曹を使う
  • 焼き上がりがやや黄色っぽくなる
  • 苦味があり和菓子などに向いている

【重曹で代用するときの注意点】

市販の重曹には大きく「掃除用」と「食用」があり、料理に使うときには必ず「食用の重曹」を使おう。食用の重曹は安全基準を満たしており、体内に入れても健康上問題はない。一方で、掃除用の重曹には汚れを落とすための成分・添加物が入っていることもあり、誤って口に含んでしまうと体調に異変が起きることもある。そのため、料理に使う際は必ず「食用の重曹」を使うようにしよう。

代用品2.ドライイースト

ドライイーストをベーキングパウダーの代用品として使うことも可能だ。しかし、ドライイーストは生地を膨らませる力が強いという特徴に加え、酵母菌の力で生地を膨らませるため「砂糖を使う必要がある」「寝かせる必要がある」といった特徴がある。そのため、食パンをはじめ、マフィンやドーナツ、ワッフルといった「甘み」と「膨らみ」が美味しい料理・お菓子を作るのに適している。

【ドライイーストで代用するときのポイント】

  • 食パンなら粉に対して0.5~0.7%程度を使う
  • 菓子パンなら粉に対して1~2%程度を使う
  • 1時間程度の発酵が必要になる(2次発酵を行う場合もある)

代用品3.卵白(メレンゲ)

卵白を泡立てて作ったメレンゲも代用品として使える。しかし、重曹やドライイーストなどに比べると膨らませる力は弱いが、高温で焼くと空気を含んだ気泡が膨らみやすいのがポイントになる。そのため、ふっくらと仕上げる料理・お菓子よりも、クッキーやパウンドケーキといった生地が詰まっている焼き菓子に向いている。

【卵白(メレンゲ)で代用するときのポイント】

  • 液体の半分程度を卵白に置き換えて使う
  • ツノが立つまで十分泡立てるようにする
  • 生地とさっくりと混ぜ合わせて高温で焼き上げる

代用品4.ホットケーキミックス

ホットケーキミックスの原料には、ベーキングパウダーが使われている。ただし、ホットケーキミックスには砂糖をはじめとする甘味料が配合されているため、塩気のある料理やお菓子には向かない。反対に、菓子パン・ドーナツ・マフィン・パウンドケーキなどは、ふっくらとした仕上がりになり美味しい。なお、ホットケーキミックスで代用するときは砂糖の使いすぎに注意しよう。

【卵白(メレンゲ)で代用するときのポイント】

  • 小麦粉(薄力粉)の分量に置き換えて使う
  • 砂糖の使用量(使いすぎ)に注意する

3. 重曹で代用するお菓子を作ろう

ベーキングパウダーの主な代用品には、重曹(ベーキングソーダ)・ドライイースト・卵白・ホットケーキミックスなどがある。このうち定番は「重曹」であり、ベーキングパウダーと同じような料理やお菓子を作れる。ここでは重曹を使ったお菓子の作り方をいくつか紹介しておこう。

お菓子1.スコーン

  • オーブンを200℃に予熱しておく
  • ボウルに薄力粉・砂糖・重曹・塩を入れて混ぜる
  • (2)に食用油を加えて馴染むまで混ぜる
  • (3)にお酢入りの牛乳を加えて馴染むまで混ぜる
  • 3~4回程度揉み込むようにして生地を仕上げる
  • 生地を1.5~2cm程度の厚みにしてから型で抜く
  • オーブンペーパーを敷いた天板に生地を並べる
  • オーブンで15~20分程度焼けばスコーンの完成
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お菓子2.ワッフル

  • ボウルに薄力粉・砂糖・重曹・塩を入れて混ぜる
  • 別のボウルに卵と牛乳を入れてよく混ぜておく
  • (1)に(2)の卵液を少しずつ加えて混ぜ合わせる
  • (3)に溶かしたバターを加えて混ぜ合わせる
  • ワッフルメーカーでこんがりと焼いたら完成
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お菓子3.マーラーカオ

  • ボウルに薄力粉と重曹を混ぜ合わせておく
  • 別のボウルに三温糖と卵を入れてよく混ぜる
  • (2)のボウルに牛乳とエバミルクを入れて混ぜる
  • (3)のボウルに(1)の粉と醤油を入れて混ぜる
  • (4)のボウルに溶かしたバターを加えて混ぜる
  • カップ容器に混ぜ合わせた生地を適量入れる
  • 温めておいた蒸し器で10分ほど蒸せば完成
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4. ベーキングパウダーの代用にならない食材

ベーキングパウダーの代用品として、マヨネーズやコーンスターチなどを思い浮かべることがあるかもしれない。しかし、これらの食品にはいずれも生地を膨らませる働きはない。そのため、ベーキングパウダーの代用品として使っても、ふっくらとした料理・お菓子にはならないので注意しよう。

ベーキングパウダーの代用にならない食材・食品

  • マヨネーズ
  • 片栗粉
  • 小麦粉
  • コーンスターチ
  • 炭酸水 など

結論

パンやお菓子を作るときに使うことが多い「ベーキングパウダー」。そんなベーキングパウダーが家にないときは、重曹(ベーキングソーダ)、ドライイースト、卵白(メレンゲ)、ホットケーキミックスなどで代用可能だ。ただし、それぞれ特徴が異なり、ベーキングパウダーと同じように使えないこともある。そのため、それぞれの特徴を活かしてパンやお菓子を作るようにしよう。
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  • 公開日:

    2019年7月26日

  • 更新日:

    2021年10月 1日

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