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パスタの茹で汁を吹きこぼさない裏ワザ!知っておくと便利!

パスタの茹で汁を吹きこぼさない裏ワザ!知っておくと便利!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年4月13日

パスタを茹でているときに、うっかり茹で汁を吹きこぼしてしまうという経験は、誰にでもあるのではないだろうか?実は、ちょっとした裏ワザを試すことで、吹きこぼさずに、パスタを茹でることができる。今回は、パスタの茹で汁を吹きこぼさない裏ワザを紹介しよう。

  

1. パスタを茹でる際に吹きこぼれしやすいのはなぜ?

鍋に水を入れて火にかけると、沸騰して泡が出てくるのは、対流によるものだ。対流とは、加熱によって温められた水が、上へ上へと向かい、鍋の表面に達すると今度は鍋のふちから、再び鍋の底に向かって流れる現象のことだ。鍋の表面に達する際に、泡が生じる。
パスタを茹でる際に吹きこぼれしやすいのは、この対流の際に生じる泡立ちが激しくなるためと考えられている。
パスタの茹で汁の中に、洗剤の主要成分である界面活性剤と似たような働きをする成分が含まれている。油汚れを落とす際に、パスタの茹で汁を、洗剤の代わりに使用できるのもそのためのようだ。界面活性剤は、泡立ちやすいという性質をもっているが、パスタに含まれる成分も泡立ちやすいという性質をもっている。その性質により、水だけを沸騰させたときよりも、泡立ちが激しくなるため、その分、吹きこぼれやすくなる。
また、パスタには、デンプンが多く含まれていることも、吹きこぼれやすいことに、関係しているようだ。パスタを茹でる際に、茹で汁にデンプンが溶け出して、そのデンプンの粘り気がちょうどフタのようになり、対流現象で表面に達するときに生じる泡の行き場を塞いでしまう。行き場を失った泡がどんどん増えていくことで、表面が上に押し上げられ、やがて吹きこぼれてしまうというわけだ。

2. パスタを茹で汁を吹きこぼさないための基本的な方法

パスタを茹でる際に、沸騰して泡が出てきたら、そのタイミングで火を弱めれば、吹きこぼれる可能性は低い。とても簡単だが、沸騰して泡が出てくるまで、鍋を見張っておく必要がある。その間、ほかの作業ができない。気にかけながら、ほかの作業をすることはできるが、ほかの作業に集中するあまり、タイミングを見落として、吹きこぼしてしまうということも起こり得るだろう。
同様に、差し水をするという方法もあるが、これも原理は火力を弱めると同じで、沸騰して泡が出てくるタイミングを見計らう必要がある。
これから紹介する裏ワザを試せば、鍋をほったらかしにしても、吹きこぼしを防ぐことが極めて高い確率で可能になる。

3. パスタの茹で汁を吹きこぼさないための裏ワザとは

木べらや菜箸をのせる

鍋に木べらや菜箸を渡しかけるようにのせておくだけと、とても簡単な方法だ。湯の表面に生じる泡が、木べらや菜箸によって、そこで壊れるためだ。どんなに激しく泡立っても、木べらや菜箸に当たって壊れるため、吹きこぼれることはない。ただし、木べらや菜箸が焦げるリスクがあるのでその点は気をつけよう。

油を入れておく

パスタを茹でる際に、水と一緒に大さじ1程度の油を入れておくと、界面活性剤と同じ働きをする成分が水と油の乳化剤として働くため、泡立ちを抑えることができる。

スプーンを入れる

パスタを茹でる際に水と一緒にスプーンを鍋の中央に入れておくだけ。スプーンにより対流という流れに変化がおきるため、吹きこぼれにくくなるようだ。そのほか、吹きこぼれを防止する専用グッズも、製造されているようだ。

結論

パスタの茹で汁を吹きこぼさない裏ワザを紹介した。なお、この裏ワザは、そばやうどん、ラーメンなどのほかの麺類を茹でる際にも使える。どの裏ワザもとても簡単なので、今後、パスタやほかの麺類を茹でる際に、ぜひ試してみてほしい。
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  • 公開日:

    2021年4月 3日

  • 更新日:

    2021年4月13日

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