1. ウエハースの作り方とは?

ウエハースは、英語ではwafer(ウエイファー)という。語源はwaffle(ワッフル)と同様に、蜂の巣を意味するwafelというドイツ語である。語源が意味するように、蜂の巣に似た格子状の凹凸があることも、ウエハースの大きな特徴である。
ウエハースの材料
ウエハースにはバターが使用されていない。小麦粉や砂糖、卵、コーンスターチ、ベーキングパウダーなどが原材料だ。ゴーフルと同様の材料だが、ウエハースの場合はさらに水や牛乳を加えてゆるめの生地にする。バターなどの油脂を使わないゆるめの生地に気泡を多く含ませることで、軽い食感に仕上げるのだ。
ウエハースの作り方
蜂の巣のような模様をつける専用の焼き型に生地を流し入れてプレスし、焼き上げるのが基本のウエハースの作り方だ。焼けたウエハース2枚でバニラクリームなどを挟んで仕上げる。
ウエハースは一般家庭では作れない?
たとえばクッキーなどは家庭でもよく作られているが、ウエハースの場合、作り方を知りたくても家庭用レシピすらほとんど公開されていない。そもそも、専用の焼き型を入手することが難しいのだ。道具を入手しづらいことに加え、ウエハース特有の軽い食感に焼き上げることも簡単ではない。そのため、ウエハース自体は市販品を購入して食べるのが一般的なのだ。
2. ウエハースを使ったお菓子の作り方

ウエハースを手作りすることは難しいため、市販のウエハースを使ってお菓子作りを楽しもう。気軽に作れるチョコサンドやチョコバーから、タルトやチーズケーキ、ティラミスといった本格的なものまで、ウエハースを使ったお菓子の作り方を紹介する。
ウエハースチョコサンドとチョコバーの作り方
刻んだ板チョコを湯せんで溶かし、砕いたナッツやドライフルーツなどを混ぜ込みボリュームを出す。ウエハースに塗るようにのせて、別のウエハースで挟めばチョコサンドの完成だ。
ウエハースを使うタルトとチーズケーキの作り方
ウエハースを厚手のビニール袋や保存袋に入れ、めん棒などで細かく砕く。卵を加えてもみ込むようになじませたら、冷蔵庫で寝かせる。タルト型に生地を敷き詰め、オーブンで焼く。焼けたタルト生地にカスタードクリームを流し入れ、好みのフルーツを盛り付ければフルーツタルトの完成だ。
また、クリームチーズ、砂糖、生クリーム、レモン汁、ゼラチンを混ぜ合わせた生地を流し入れて冷やし固めれば、レアチーズケーキになる。
ティラミスの作り方
ウエハースをふやかして使えば、ケーキのような食感を楽しめる。ティラミスは、コーヒー液に浸したウエハースの上に、マスカルポーネと生クリーム、砂糖などを混ぜ合わせたチーズクリームをのせ、ココアパウダーをかければ完成だ。
3. ウエハースで作る!お菓子の家の作り方

子どもと一緒に挑戦すると楽しいのが、お菓子の家だ。童話「ヘンゼルとグレーテル」にも出てくるお菓子の家は、欧米ではクリスマスに作る慣習がある。市販のキットも販売されているが、ウエハースを使えば意外と簡単に作れる。
土台の作り方
ウエハースを並べて敷き詰め、溶かしたチョコペンか粉砂糖を水で溶いたアイシングで接着する。ウエハースを大量に使いたい場合は、積み重ねて立体にしてもよい。その場合、三角屋根をかぶせることを想定して、上部が細くなるよう段々に積もう。
壁の作り方
ウエハースを並べて、溶かしたチョコペンかアイシングで接着する。同じものを4つ作る。三角屋根にできるよう、2つの壁には、並べたウエハースを三角形にカットしたものを接着しよう。
屋根の作り方
土台に壁を接着したら、屋根を作る。ウエハースを並べて接着したものを2つ作り、壁に接着しよう。屋根は、板チョコやビスケットなどほかのお菓子で作るのもおすすめだ。
デコレーション
家の形が完成したら、アイシングやチョコペンで、キャンディーやチョコチップなどを接着しながら装飾していく。ビスケットや板チョコを窓やドアに見立てたり、直接模様を描いたりしてデコレーションを楽しもう。
結論
ウエハース自体の作り方は一般家庭で実践しにくいため、市販のものを購入してお菓子作りの材料として使うのがおすすめだ。ウエハースはそのままの形状を生かす、砕く、ふやかすなど、さまざまな使い方ができる。素朴な味と軽い食感を生かしたお菓子作りを楽しんでほしい。
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