このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
昔ながらの駄菓子【きびだんご】の発祥は北海道!その由来とは?

昔ながらの駄菓子【きびだんご】の発祥は北海道!その由来とは?

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年4月12日

昔ながらの駄菓子「きびだんご」を知っているだろうか。きびだんごといえば岡山県発祥の、丸い団子のようなお菓子を思い浮かべる人も多いだろう。しかし、じつは駄菓子のきびだんごの発祥は岡山県ではない。今回は駄菓子のきびだんごの発祥の地や名前の由来、カロリーなどを詳しく紹介しよう。岡山県のきびだんごとの違いも紹介しているので、ぜひチェックしてみてほしい。

  

1. 駄菓子のきびだんごは北海道が発祥?どんなお菓子?

きびだんごは岡山県発祥のイメージがあるが、じつは駄菓子のきびだんごは北海道発祥の銘菓。岡山県でよく見る丸い形の団子とは全く違い、北海道銘菓のきびだんごは四角い板状をしているのが特徴。餅粉や砂糖、水飴などを練り合わせて作られている。加熱しながら練り合わせていくことで透明感と粘りが生まれ、できあがった餅をベースにいろいろな味のきびだんごが作られる。くるみやがごめ昆布などを入れて作られたものが多いが、いろいろな味わいが楽しめるのも北海道のきびだんごの特徴といえるだろう。優しい甘みと食べごたえのある硬さがクセになり、ついつい手が伸びてしまう美味しさ。商品によって味や食感が違うのも、面白いポイントだろう。ちなみに、岡山県のきびだんごは小さめの団子にたっぷりのきなこをまぶしたもの。原材料も見た目も大きく異なるが、同じ名前の食べ物として知られているのだ。北海道のきびだんごは硬く、岡山県のきびだんごは柔らかいので食感も全く違う。

2. 駄菓子のきびだんごは起備団合?由来とは

北海道で作られている駄菓子のきびだんごは、漢字で書くと「起備団合」となる。起備団合という名前には、「事が起きる前に備え、団結して助け合う」の意味がある。これは北海道を開拓した際に屯田兵の携帯食として食べられていたことと、大正12(1923)年に起きた関東大震災からの復興への願いが込められている。砂糖を多く使用し、加熱して作られる北海道のきびだんごは硬くて持ち運びがしやすく、日持ちもするため携帯食としてとても便利だったのだ。また、腹持ちのよさから非常食としても重宝されていた。きびだんごといえば黍(きび)を使って作られた「黍団子」を思い浮かべるが、北海道のきびだんごとは全く違うもの。黍団子は桃太郎が腰巾着に入れていた団子として知られている。

3. 駄菓子のきびだんごのカロリー

駄菓子のきびだんごは砂糖や餅粉を多く使用して作られているため、カロリーが気になる人も多いだろう。北海道のきびだんごの中でも有名な天狗堂宝船「きびだんご」のカロリーは、100gあたり363kcal。油などを使用していないため、カロリーはそれほど高くはない。1本は23g程度なので、約83kcalという計算になる。23gと聞くと量が少なく感じてしまうが、硬くて食べごたえがあるので1本でも十分満足できる。
原材料は砂糖や餅粉がメインなので、栄養成分は糖質がほとんど。100gあたりの糖質は87.9gで、1本あたりの糖質は20.2gほど。カロリーはそれほど高くはないが、糖質が高いので食べ過ぎには注意したい。ちなみに、タンパク質や脂質はほとんど含まれていない。同じ天狗堂宝船の「元祖一口きびだんご」は、1袋200gあたり665kcal。100gあたりのカロリーは約333kcalなので、駄菓子のきびだんごとそれほど変わらない。たんぱく質や脂質はほとんど含まれておらず、糖質は100gあたり79.4gと多め。

結論

きびだんごは丸い団子をイメージする人が多いが、北海道の駄菓子のきびだんごは、平たいシート状のお菓子とは驚きだった。北海道銘菓のきびだんごは食べたことがない人も多いかもしれないが、とても美味しいのでぜひ一度は食べてみてほしい。スーパーや駄菓子屋などにも置いてあるので、探してみてはいかがだろうか。
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2021年4月12日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧