きな粉飴はおやつに最適？自作ストックして上手に間食しよう！

飴と聞くと硬くて口の中でコロコロと溶けるまでなめるイメージだ。しかしきな粉飴は硬すぎず、口の中に入れるとサクサクとした食感が特徴。きなこ飴はいろいろな地方の駄菓子屋で1つ30円などで販売されており、小さいころ食べたことがある人もいるかもしれない。実はきなこ飴はもともと愛知県犬山地方や岐阜県飛騨高山地方の名産であり、「げんこつきなこ」として知られている。形は棒状のものから楕円状に形どられたものなどさまざま。飛騨地方のげんこつ飴は、きな粉と水飴を混ぜて練り込んだお菓子のことをいう。最近ではカロリーが気になるときの間食用にきな粉飴を選ぶ人もいるといい、ヘルシーさが話題となっている。

きな粉飴を最初に作ったのは犬山城主であるとされている。1618年頃、成瀬隼人正正成がどうやって陣中食で栄養を摂ろうかと試行錯誤したのがきっかけだという。そのためきな粉飴がこの地方の名産としていまでも土産店に並んでいるのだ。当時から陣中食にするほど、栄養価が高いとされていることがわかるだろう。

きな粉飴の作り方を知っていると、自宅でも簡単に作ることができる。きな粉飴は駄菓子屋で購入するものだと思っている人もいるかもしれないが、実は簡単に作れるのだ。まずは定番のきな粉飴のレシピをまとめていこう。

まず用意するのものは水飴ときな粉だ。電子レンジで水飴を白い泡が出るくらい温めて、きな粉を混ぜて練ろう。練っているうちに水飴が冷えて固まり、棒状にしやすくなる。ある程度こねたら一つにまとめ、4等分に切っていく。棒状にしていくときはまな板にころころと転がすようにしていくのがコツ。さらに切り口にもきな粉を忘れずにまぶそう。

水飴を使うのが一般的だが、それ以外のものを代用するものよいだろう。おすすめはハチミツやラカント、オリゴ糖、黒蜜など。基本的には水飴の代わりにするので、ドロッとした糖分のあるものがよい。きな粉とはどれも相性がよいので、自宅にあるものや好みで選ぶのが好ましいだろう。その際に作り方は同じで、どれも電子レンジで一度温めると作りやすい。

きな粉飴を作るのはできるだけ簡単なのがよいだろう。忙しい人におすすめの方法が、密閉できる保存用のビニール袋を使った作り方である。水飴ときな粉を袋に入れてもみ込み、終わったら団子状に丸めていくだけ。キッチンを汚さず、しかも洗い物もでないのが嬉しい。

健康志向の人にもおすすめのスイーツがきな粉飴である。少し手間をかけるとよりヘルシーになるので紹介していこう。

きな粉飴を作る際に、きな粉を半分の分量にして残りをプロテインにしてみよう。はちみつやオリゴ糖などの液体糖分とそれらを混ぜ、飴にして食べるのがおすすめ。運動後などに食べるのもよく、子どものおやつにも最適だ。ただしもちろん食べ過ぎはNGである。

きな粉そのものには味がそこまでない。砂糖や塩を入れることで味が出るのだ。カロリーが気になる人は砂糖が含まれていないきな粉を使うか、きな粉を手作りして砂糖を控え目にするのがよいだろう。水飴やハチミツだけの糖分にして食べたい。

こちらではきな粉飴がどんなもので、どのように作るのがおすすめかなどを裏ワザも一緒に紹介してきた。きな粉飴は水飴をほかのものに代用したり、きな粉の分量を変えるなどをしてヘルシーに食べたいおやつだ。間食としても考えながら取り入れたいものの1つである。たまに食べると童心に戻れるかもしれない。